びんビール、リターナブルびん、それとも樽。
びんビールと聞くと、どうも「お酌」をイメージしてしまいます。「おねえさん、大びん一本ね!」みたいな。家で飲む用はだいたいアルミ缶ですよね。
でも、アメリカではこう。
バドやミラーなどのうすーいビールはアルミ缶なんですけど、私の好きなMicrobreweryと呼ばれる、少量生産のブルワリーのビールは、ほとんど100%、「12オンスビール(350ml缶ぐらい)瓶6本パック、という形態。
味にこだわるメーカーが瓶を使っているということでわかるように、瓶のほうがビールの味に影響を与えないようです。
ですが、家はほぼ毎日2本消費するので、リサイクルに出そうと思ってためていると、すぐこのような状態になってしまうのです。瓶は一応キャッシュバックがあり、州によって値段が違いますが、カリフォルニアは1ポンド5セント。前回リサイクルしたときは約10ドルになりましたが、その時で多分400本以上あったと思われます。リサイクル係の父さんは「あんなに持っていってたったこれだけ~」とぶつぶつ言ってました。
ここまで量的に圧迫感があると、ビールを買っているのか、容器を貯めるために買っているのかわからなくなります。アルミのようにつぶして場所をセーブすることもできないし。ビールは飲みたいのだけど、容器は全然欲しくない~と心から思います。資源の無駄だし、リサイクルするにも場所をとるし、運ぶのにもガソリン使うし、なにしろ重いし(自分でやってないけどね)。
ところで、リサイクルのことを言い出しますと、「じゃあもっとも環境にやさしい液体の入れ物は何なのだ?」という議論に行き着きます。瓶?アルミ缶?スチール缶?ペットボトル?なんて。ちゃんと評価するには、LCA(ライフサイクルアセスメント)という有効な方法があります。おもしろいテーマなので、機会があったら書いてみたいと。
今日はとりあえず、「リターナブル瓶」のことだけちょこっと。「リターナブル瓶」なんてもっともらしく言ってますけど、要は瓶を洗って何回も使う、ということです。一般的に、飲み物の容れ物の中では最も環境負荷が低い、と言われます。まあ、難しく考えなくても、リサイクル(再生プロセスが必要)に比べてリユース(一度使用した製品の状態を整えるだけ)のほうがいろんな意味で負荷は低そうですよね。
昔は牛乳配達でもビール瓶でもよくやってたと思うんですけど、今は衛生面がうるさいから難しいのかな、という気もします。殺菌して、消費者がから文句が来ないぐらいきれーいに洗うとなるとコストもかかるし、洗剤による水質汚染、という部分で環境負荷もゼロではありませんしね。また、洗い方の不備で万が一食中毒でも出てしまったら、「リターナブル瓶」の存在そのものが危なくなる可能性もあります。
う~ん、リターナブル瓶、すごく好ましいことなんですけど、普及させるのはなかなか難しそう。であれば、リターンせんと消費者が自分で瓶を洗って管理して再利用できるほうがいいんじゃないかな。自分で洗ったのなら、洗い方のクオリティも自己責任だし、重い思いしてリサイクルセンターまで持って行かなくていいし。
ビールについて言えば、お店にKeg(樽)を置いて欲しいです。それで、栓のできる大瓶(願わくば口が広くて洗いやすい瓶)を家に常備しておいて、それを持ってビールを買いに行く。栓の仕方を工夫しないと、気が抜けそう、という不安はありますが。でもこれが普及すれば、400本の瓶をリサイクルセンターに持って行く必要は全くなくなるわけです。Whole Foodsなんかは油やハチミツまで量り売りですから、ビールでもやってやれないことは・・・・・・。気が抜けるかなあ、やっぱり。
それがだめならしょうがない、樽で買いますか。それとも家で醸造しますか。
そこまでして飲みたい、ビールなのでした。
でも、アメリカではこう。
バドやミラーなどのうすーいビールはアルミ缶なんですけど、私の好きなMicrobreweryと呼ばれる、少量生産のブルワリーのビールは、ほとんど100%、「12オンスビール(350ml缶ぐらい)瓶6本パック、という形態。
味にこだわるメーカーが瓶を使っているということでわかるように、瓶のほうがビールの味に影響を与えないようです。
ですが、家はほぼ毎日2本消費するので、リサイクルに出そうと思ってためていると、すぐこのような状態になってしまうのです。瓶は一応キャッシュバックがあり、州によって値段が違いますが、カリフォルニアは1ポンド5セント。前回リサイクルしたときは約10ドルになりましたが、その時で多分400本以上あったと思われます。リサイクル係の父さんは「あんなに持っていってたったこれだけ~」とぶつぶつ言ってました。
ここまで量的に圧迫感があると、ビールを買っているのか、容器を貯めるために買っているのかわからなくなります。アルミのようにつぶして場所をセーブすることもできないし。ビールは飲みたいのだけど、容器は全然欲しくない~と心から思います。資源の無駄だし、リサイクルするにも場所をとるし、運ぶのにもガソリン使うし、なにしろ重いし(自分でやってないけどね)。
ところで、リサイクルのことを言い出しますと、「じゃあもっとも環境にやさしい液体の入れ物は何なのだ?」という議論に行き着きます。瓶?アルミ缶?スチール缶?ペットボトル?なんて。ちゃんと評価するには、LCA(ライフサイクルアセスメント)という有効な方法があります。おもしろいテーマなので、機会があったら書いてみたいと。
今日はとりあえず、「リターナブル瓶」のことだけちょこっと。「リターナブル瓶」なんてもっともらしく言ってますけど、要は瓶を洗って何回も使う、ということです。一般的に、飲み物の容れ物の中では最も環境負荷が低い、と言われます。まあ、難しく考えなくても、リサイクル(再生プロセスが必要)に比べてリユース(一度使用した製品の状態を整えるだけ)のほうがいろんな意味で負荷は低そうですよね。
昔は牛乳配達でもビール瓶でもよくやってたと思うんですけど、今は衛生面がうるさいから難しいのかな、という気もします。殺菌して、消費者がから文句が来ないぐらいきれーいに洗うとなるとコストもかかるし、洗剤による水質汚染、という部分で環境負荷もゼロではありませんしね。また、洗い方の不備で万が一食中毒でも出てしまったら、「リターナブル瓶」の存在そのものが危なくなる可能性もあります。
う~ん、リターナブル瓶、すごく好ましいことなんですけど、普及させるのはなかなか難しそう。であれば、リターンせんと消費者が自分で瓶を洗って管理して再利用できるほうがいいんじゃないかな。自分で洗ったのなら、洗い方のクオリティも自己責任だし、重い思いしてリサイクルセンターまで持って行かなくていいし。
ビールについて言えば、お店にKeg(樽)を置いて欲しいです。それで、栓のできる大瓶(願わくば口が広くて洗いやすい瓶)を家に常備しておいて、それを持ってビールを買いに行く。栓の仕方を工夫しないと、気が抜けそう、という不安はありますが。でもこれが普及すれば、400本の瓶をリサイクルセンターに持って行く必要は全くなくなるわけです。Whole Foodsなんかは油やハチミツまで量り売りですから、ビールでもやってやれないことは・・・・・・。気が抜けるかなあ、やっぱり。
それがだめならしょうがない、樽で買いますか。それとも家で醸造しますか。
そこまでして飲みたい、ビールなのでした。
by kinky25
| 2007-10-07 13:29
| カンキョウの話。
筆者: 環境庁勤務・一児の母。 生息地: カリフォルニア・サクラメント。 ブログについて: サイエンスとトレンドを融合した、わかりやすいエコ・温暖化・サステナビリティ。コメント歓迎です(除く営業)
by kinky25
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