カテゴリ:カンキョウの話。( 201 )

被災地における太陽光発電の可能性

太陽光発電は「主力供給源」にはなりえない、というのが、まあ一般的な定説であろうと思われます。効率がよくない上に夜間の発電ができない、ということで、超高性能蓄電技術が低コストで実現できない限りは、まだまだ大規模普及への道は遠いであろうと。

しかし今回の震災のように、主力供給源が断たれてしまった場合、あるいは主力供給源の安定確保が難しいような場合には、その存在がクローズアップされてきます。

そして何よりも、「必要は発明の母」を地で行く、いろんな新しい試みや応用が各地で繰り広げられてきているのではないかと思うのです。遠隔からなのでどれくらい正確に情報を拾えるかわかりませんが、できるだけクリップしていこうと思います。

私は感覚的な「エコ」にはあまり賛成しません。いくら「地球にやさしい太陽発電」というようなキャッチフレーズが耳触りがよかろうと、値段が高ければ普及はしない。原発だって今回急に悪者になったけど、それまで何十年も日本人は当たり前のようにそれを受け入れて問題を直視しようとしてこなかった。それはなぜかと言えば、結局コストということになるんだろうと思います。潜在的な危険に目をつぶりさえすれば、原子力は太陽よりも風力よりもはるかに安かった。結局そういうこと。

今回のことで原子力に対する風当たりは強くなるかもしれないけれど、さりとていきなり太陽光や風力が主力供給源になることはありえません。原発には反対でも、月に5万も10万も電気代を払うのにも、みんな反対でしょう。だからこそ、自然エネルギーにはさらなる進化が期待されます。一歩でも二歩でも、代替電源としての地位を高めるために。例えば太陽光には、主力になれる安定性はないけど、小回りが利くのでいわゆるオフ・グリッドで小規模にゲリラ的な動きができるという利点があると思います。

今回の震災で、太陽光はどれだけ活躍しているか?ぜひフォローしていきたいです。

手作り太陽電池・被災地で活躍

東大発ベンチャー、追尾型の太陽光発電システムを被災地へ
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by kinky25 | 2011-06-06 13:53 | カンキョウの話。

ヘッドを取り換えられる歯ブラシ

Eco-dentという会社が作っている歯ブラシは、ヘッド部分(ブラシ部分)が取り換え可。

b0069365_14155683.jpg
これがかなり快適で気に入っています。

まず、ブラシ部分の付け替え用を1パック買っておけば、新しい歯ブラシを買い忘れ続けたために亀の子たわしのようになってしまった歯ブラシを歯ぎしりしながら使う羽目になることがありません。まあ歯ブラシを買い置きしておけばいいんですが、なぜかそれができない私。「今日こそ買おう」「今日こそ歯ブラシを!」と固く心に誓ってスーパーに足を踏み入れ、そして出てくるときにはきれいさっぱり忘れてる、あげくに家のドアを開けるときに「が~ん!(って死語?) また今夜も亀の子だ・・・・」。だいたいこれを5~10日ばかり繰り返さないと、新しい歯ブラシにありつけなかったのです。
なので、思い立ったときにつけ替えられるこいつはありがたい。さようなら亀の子歯ブラシ。

もうひとつが、ヘッドの大きさとブラシの長さ(というか密度)。アメリカの歯ブラシってやたらに大きくて毛がごわごわしてます。慣れないころはよく歯磨き粉が血だらけになってました。

でもこの会社の歯ブラシは、日本の歯ブラシと同じぐらいのサイズで、毛もおとなしめ、そんなにみつみつしてない。とても磨きやすいです。

もっと褒めようと思ってこの会社のウェブを観たら、めっちゃあやしいおじさん(ヒッピーか?デビットカッパーフィールドか?)が製品の説明をしているビデオがありました。そのあまりの色気のなさにやや食欲をなくし、早々に引き揚げてきましたのでうんちくはなし、以上終了。

製品はおすすめですがウェブはなかったことにしましょう。
TerrAdenT Replaceable Head Toothbrushesという製品名です。私はWhole Foodsで見つけました。
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by kinky25 | 2011-02-04 14:16 | カンキョウの話。

アメリカの交通部門は65%のCO2を削減できる?

テクノロジー、政策、消費者が適切な方向に向かえば、アメリカの交通部門は2050年までに65%のGHG(温室効果ガス)を削減できるであろう!

と力強く言い放ったのは、アメリカの温暖化政策分析の権威であるPew Center on Global Climate Change。彼らの最新リポート、「Reducing GHG emissions from US transportation」によると、2050年までに65%削減を達成できそうな、最もがんばった場合のシナリオは、こんな感じ。
* 渋滞時の道路の有料化! (ていうか、現在高速はほぼ全部タダです・・・)
* 土地の有効活用! (ていうか、土地が広いのをいいことに、ありえないぐらいムダに広く作っちゃってる)
* さらなる燃費規制! (ていうか、10キロ/L以下のクルマがざら。しかも「軽自動車」的なものはない)
* 連邦レベルでのGHG規制!(これが一番難しそうです)

あと、ハイブリッド車1億台、水素自動車の投入、バイオ燃料の導入なども盛り込まれている。

でも、そう言われても。・・・・う~ん、目新しいものは何もないではないか。これで精一杯がんばってるのか?・・・・ていうか普通じゃない?

とお思いの方もいらっしゃるでしょう。

そうだと思います。

b0069365_16145359.jpg今、アメリカの土地の上に日本の街を貼ったら、65%ぐらいあっという間に削減できると思います。
ガソリンは激安(もちろん、天然ガスとか石炭とか他の燃料も安い)、土地はただみたいに広い、ということで、何でもムダに大きいし、街なんかも1か所開発してうまくいかなかったら、そこを捨てて別の場所を開発する、なんて感じですから、A地点からB地点に行くのに、日本なら自転車か電車ですむようなところも、わざわざでかいピックアップトラックで高速ぶっとばして行くことになってます。
                
↑ もっと詰めていこうよ~歩いてスーパーにもコンビニにも行けないし~!

ということはどういうことか。

日本にとってはビジネスチャンスだと思うんですけどね~。

超クルマ社会のアメリカは、鉄道の整備も遅れていて、高速鉄道もやっと着手されようとしている、てな状態で、新幹線も売り込みをしているようですが、新幹線に限らず、都市開発の仕方(コンパクトな街の作り方)、小回りのきく乗り物(自転車、バイク、電動自転車とか)、インテリジェントビルディング、数え上げたらきりがないくらい、ぜひ輸出してほしいと思うソリューションが目白押しです。

こういった売り込みをやってみたいと、常日頃思っております。何とか形にしたいのですが。
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by kinky25 | 2011-01-15 16:14 | カンキョウの話。

アメリカの「景気低迷」とは何なのか

最近とんとこのブログを更新していないのには、非常に忙しかったこと以外にも理由がありました。それは、景気が悪いせいで「温暖化防止法」がすっかり悪者になってしまい、へたすると今の高い失業率は温暖化防止のせいである、とする論調まであって、がっかりさせられることが多いせいなのです。どうもモチベーションが上がりません。

そして、この高い失業率の元凶である住宅バブルの崩壊とそれに伴う景気低迷は、カリフォルニアでも深刻。失業率は10%以上、ローンが払えなくなって家を失う人が続出。食うにも困る人がいるというので、レイオフがない我々の職場でも、職員同士の食べ物の寄付のし合いが行われているというぐらいなんです。

でも、ぶっちゃけていいでしょうか。

私、完全には同情できません。これをもしアメリカ国民に聞かれたら袋叩きに会うでしょう。それでもやっぱり、いまいち理解に苦しむのです。

どうして1年や2年失業するかもしれないというリスクを考えないで、どうして貯金がないのに、そんなに無理なローンを組んだの?どうしてそんなに大きな車を買ったの?そのばかでかいテレビはどうしたの?

正直言ってそう思ってしまいます。日本には分相応という言葉があります。お金のことで言えば、自分の収入に見合ったお金の使い方をしなさい、ということだと思います。でも、数年前の住宅バブルのころは、誰もそんなことしてませんでした。猫も杓子も車も家もありえないぐらいの大きなローンを組んで、電化製品でも何でも買いこんで。

いわば完全出世払い、とでもいえるお金の使い方。

出世するあてもないのに、です。しかも現実は出世どころか、バブルの崩壊というツケまで払うことになったのだから、その結果が惨憺たるのも当たり前のような気がします。小さな声で叫ばせてください。「だから言ったじゃ~ん!そんなローン最初かっら払えっこないって!」

アメリカの経済は、一時が万事「出世払い」型に思えて仕方がない今日このごろ。来年は収入があがる、来年は経済がもっと成長する、それを勝手に見込んで今お金を使うから、すぐなくなるし、借金もあっという間に雪だるま。平均的な家庭の支出も、(家の大きさ(どうして猫も杓子もプールのある家に住めるのか?)、車のグレード(SUVや巨大トラック率が異常に高い)日本やヨーロッパに比べて格段に大きいように思われ、それが分相応でない場合、そのツケが今、無理して買った物件の「差し押さえ」となってあらわれているような気がします。

ミドルクラス以上のアメリカ人が、みんな20%小さい家にすんで、20%小さい車にのって、20%小さい冷蔵庫を使えば、反対派ががやがや言ってる現在のCO2削減なんか、あっという間に達成できるはずなんです。そして、20%小さくしたところで、それでもまだまだ日本の家や車よりでかいはず!!

そしてそれは、とりもなおさず「出世払い」のマインドを改善して、分相応な経済をつくりなおす布石にもなるのでは。

しかしこれを日本に発信しても意味がないわけで、こういうことを怒らせずにアメリカ人に伝える手立てはないものかと思います。アメリカ人は誰も自分が「分不相応な買い物をしてる」、とは思ってないはずなので・・・。
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by kinky25 | 2010-10-12 14:12 | カンキョウの話。

がんばれ日本のものづくり

久々に明るいニュースを見つけました。

京大ベンチャー企業が電気自動車生産へ

このニュースは2重3重に明るいです。

b0069365_14101996.jpgまずは、京大ベンチャー企業が、というところ。
正直なところ、アメリカで少しアカデミアの世界をかじってみて、「あ~かなわない・・・」と思わせられるのが、博士号取得者たちの営業力、コミュニケーション力の高さ。飛びぬけて頭がいいだけでなく、それをどこにどうやって売りこむか、どっからお金をもぎとってくるか、そういういわゆる「アントルプレナーシップ」に長けた人がほんとに多い。なので、アカデミアの世界に残らずに、自ら起業するような人も多く、経済を先端のニッチからぐいぐいけん引しているという気がします。停滞する日本の経済界と教育界に、ぜひ風穴を開けていただきたいです。

生産拠点が日本、というところもいいですね。

電気自動車は「パソコンのようだ」と言った人もいましたが、これは言い得て妙で、「筐体はこれ、エンジンはこれ」なんて感じで、用途に合わせてそれに見合った性能を乗せたパーツを使って組み立てていくようなイメージで差別化を図ることができるらしいのです(メカにはうといです。認識が間違ってたらすみません)。まさに「インテル入ってる」状態で、いい性能のパーツたちをうまく編集して強力なパッケージにすることで製品の付加価値を高めていく、そんな感じを想像してます。

・・・・日本のものづくりが得意とする分野のような気もします。

多分サイズも小さいし、従来のガソリン車よりはずっと小規模で、専門特化したロット生産ができるんじゃないでしょうか。そしたら余計に国内に生産拠点があるメリットがありますよね。この記事にも「ご当地EV」というくだりがありましたが、まさにそういう感じで、地域にあわせて細分化して発達する可能性を、EVは秘めているのかもしれません。

最初は大変でしょうが、軌道に乗るようにいろんな支援が必要なんじゃないかな?


写真:カリフォルニアの電気自動車(EV)といえば、テスラ・モータース。昔あった「スーパーカー」の世界のEV版。お値段もスーパーに高いが、テクノロジーもスーパーだそうです。記事には全然関係ありませんでした・・・。
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by kinky25 | 2010-03-29 14:06 | カンキョウの話。

ついにその時が。

タモリさんじゃないけど、あのエネルギーを無駄に消費しない方法が、絶対あるはずだ、と思っていました。

サポーターの躍動を電力に ヴィッセル神戸ホームに床発電を導入

「サッカーの応援で特徴的なジャンプの振動により発電を行う、サッカー観戦ならではの試み」としている。発電量はスタジアム内のパネルでも表示する。

ということだそうです。メッセのホールのような、大規模なスタンディングのコンサート会場にもつけてほしいです。1万人単位の一斉のジャンプは、絶対にかなりのエネルギー量になるはずだと思うのです。

あとは、新宿駅や池袋駅など、毎日数10万人が踏む駅の床(改札とか)もいいんじゃないでしょうか。(これはもう始まってるんでしたか)他にも、スポーツジムや、他の練習で無駄に消費されるカロリーも、ぜひ電気に変えていきたいものです。

今後につなげるために、このプロジェクトはぜひぜひ成功してほしい。

サポーターが盛り上がらないような試合をしたら、発電量でしっかりばれてしまうことになった神戸は、がんばらないといけませんね。がんばってください。
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by kinky25 | 2010-03-04 14:43 | カンキョウの話。

餌をやるんじゃありませんっ!!!

今日は久しぶりの晴れで祝日。子供を連れて公園に行きました。

よく行く割と大きな公園には、けっこう大きな池があってあひるやらがおそらく50羽ほどいます。

そういう場所でのお約束と言えば、あひる達にエサをやること。これは万国共通の刷り込みのようです。でもここはさすがアメリカ。みんなパンを少なくとも「一斤」持参。それをばかばかばかばか池に撒くのです。一人が一斤づつパンを池にまいたら、百人まいたら百斤なのです。それくらい考えようよみんな!


「つーかあひるはもうみんなおなかいっぱいなの!誰も食べてないじゃん!」

といくら心の中で叫んでも、みんな平気な顔をしてまだまだ撒き続ける・・・。

毎回すごくストレスがたまる風景です。

これがパン汚染の現場である!↓
b0069365_14385355.jpg動物を見たら餌をやるという刷り込みは、どこからきているのでしょうか。本来ペット以外の動物は、自然界の中にある食べ物だけで生きていけるようになっています。もしそれ以上に人間が餌をやってしまうと、ほんとはそんなに増えるべきではないレベルにまで個体の数が増えてしまいます。そしてその影響は、人間が対象としていると思ってる動物以外にも及びます。

こっちはあひるにだけ餌をやっているつもりでも、あんなに池にパンを入れたら、池の水は栄養過多になって、アオコなんかが大量発生して水が淀み、魚が住めなくなるかもしれない。魚にはいい迷惑です。逆に、カラスやネズミなんかもおこぼれにあずかるでしょう。今日は、池の上を害鳥といわれるシーガル(かもめ)が巡回していて、水上のパンをさらっていました。

さらに、みんな「どうせあひるにやるんだから」と、安いパンを持ってくるわけで、トランス脂肪酸だとか添加物てんこもりのパンが、水中に溶けだし、やがては環境に還っていく。

公園の動物に餌をやることには、百害あって一利もないとしか思えないのですが、それでも我々は、「動物に餌をやるのはいいことだ」と信じて疑いません。そしてその結果、もしある動物の数が増えて我々の生活をおびやかすようになったら、今度は急に「駆除しないと」と言い始める。

人間の勝手な都合で増やしておいて、今度は殺せ、です。そんな勝手な道理もないもんです。

いつか公園の管理局に電話して、日本みたいに「餌をやらないでください」という看板を立ててもらおうかとも思うのですが、なんかクレームおばさんみたいだしねえ・・・。


でもこの「餌をやる」という癖、公園ならまだしも、野生の動物に対してやってしまったら大問題です。餌をやらないことこそが大切な行為なんだ、ということを、大人が学ばないと・・・・。
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by kinky25 | 2010-02-16 14:30 | カンキョウの話。

ブラジルが温室ガス削減目標を明言

ポスト京都(京都議定書は2012年までの温室ガス(GHG)削減目標を定めていたことから、2013年以降の世界的な枠組みへの交渉は「ポスト京都」と呼ばれている)の目玉会議となるCOP15@コペンハーゲンを来月に控え、ブラジルが「2020年までにBAU比最大39%削減」という目玉をぶつけてきました。

目玉会議の直前に目玉をぶつけてくるあたり、ブラジルもなかなかの策士かもしれません。

GHG排出大国アメリカが、今まで削減義務を負うことに絶対にYESと言わなかった大きな理由が、BRICsをはじめとする発展途上国が削減義務を負わない限り不公平だから・・・・というものでした。そして、中国、インド、ブラジルなどが経済大国として頭角を現して来ればくるほど、その「不公平感」は問題となってきていました。

そのタイミングでブラジルが途上国(という表現ももはやふさわしくないと思いますが)の先陣を切って削減にコミットしたことで、COP15の交渉のかけひきも大きく変わるでしょう。中国へのプレッシャーが強くなることは間違いなく、そしてもし中国が交渉の途上で何らかのコミットをすれば、アメリカだってコミットをせざるをえない状況になる、という図式が生まれるのではないでしょうか。

ブラジルは、アマゾンという地球最大規模の熱帯雨林を有します。熱帯雨林が地球の「生産性」に与える影響は非常に大きく、アマゾンが破壊されると、単にブラジルの自然が破壊されて悲しいことだ、というレベルにとどまらず、世界の気候システムや大気循環のシステムが悪影響を受けて、いろいろな弊害が起こることが予想されます。熱帯雨林は、地球の生命線と言っても過言ではないのです。

もちろん、森林はCO2を吸収して貯蔵しますから、熱帯雨林の破壊を防ぐことで温暖化防止にもなるわけなので、開発を阻止する、破壊されてしまった森林を元通りにする、というプロジェクトは、オフセットの対象になります。つまり、GHG削減を義務付けた国で出してしまったCO2を、ブラジルの森林を増やすことで帳消しにしよう、ということです。なぜわざわざアマゾンかというと、そのほうが日本などで同量を削減するより、安くあがるからです。

ブラジルからしてみれば、GHG削減の枠組みに積極的に参加し、アマゾンの自然を復興することが、外貨を呼び寄せる手段となるこかもしれないということです。

もうひとつ、ブラジルは、さとうきび由来のバイオエタノール生産の超大国でもあります。バイオ燃料にはまだまだ問題もあり、ここでは語りきれませんので割愛しますが、要は温暖化対策・GHG削減の国際交渉の場で、ブラジルはこれから大きな大きな役割を担っていくだろうと思われます。

ブラジルの動きから目が離せなくなりそうです。
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by kinky25 | 2009-11-16 13:40 | カンキョウの話。

成長か環境か、それが問題ではない

鳩山さんが25%削減を公言したことで、国内の論争がにわかに緊張を帯びてきました

産業界は、そんなばかげた目標を立てては、経済は立ち行かない、と言う。それを達成しようとすれば、経済の停滞を招く、と。

一つ疑問があります。

それでは、温暖化対策をとらなければ、経済は停滞しないのか?(すでに停滞しているのに?)

そもそも、日本経済は今なぜ停滞しているのか?


その答えを出さずに、温暖化対策が経済を停滞させる、とは決められないと、そいういう気がしてなりません。


エコノミストでもない素人の観測ですが、現在日本の経済が停滞しているのは、今まで日本の成長を支えてきた加工貿易-資源を海外から輸入し、それに付加価値をつけてモノにし、また海外に売る-という経済モデルが、もう通用しなくなってきているから、だと思います。

そして、中国という国の経済的台頭一つをとっても、今後それがまた通用する時代が来る、とは思えません。海外の資源は、もはや今までのような値段では手に入らないだろうし、海外での競争も激化します。

加工貿易に頼ってきた日本の経済構造は、このままでは立ち行かない。だとすれば、その経済構造そのものを、もう一度考え直すことが、「温室効果ガス削減」が日本経済を停滞させる!」と決めてしまうより先に必要なことじゃないのでしょうか。そうでないと、よしんば削減の政策をぽしゃらせたとしても、経済は停滞したまま、日本という船はどこへもたどりつかない、そう思います。

経済成長を論じる前に、今ある経済構造が、果たしてこの先20年30年、100年と続けられるのか、ということをまず考えるべきです。

そうすれば、温暖化防止にも効果のあるいくつかの問題が、必ず浮き彫りにされるはずです。例えば、農業の重要性。例えば、エネルギーの安全保障としての、石油への依存からの脱却。例えば、災害や緊急時にも強い、ローカルな発電の重要性。それから、これからも海外で競争力を保ち続けられる産業の洗い直し(プリウスに代表される優れた環境技術が日本にはたくさんあるのだから、環境は投資分野となるはずです)、日本国内にある資源の見直し(林業も含め)、などなど。

今のままやってもうまくいかないのなら、変化に向けて進みだすべきだし、その変化を、温室ガス削減とシンクロするような方向へと持っていくことができるのではないか。

前にも書きましたが、農業などは、やってみたくても、いきなり農家になる勇気のない人もたくさんいるでしょう。停滞する経済の中で、どうせ達成できない売り上げのために、何の利益にもならないサービス残業をするより、勤務時間の1割を社内菜園での農作業にあてて、農産物という現物支給をもらったほうが、社員の懐には暖かいのではないでしょうか。(今日び野菜は高いですし!)

もちろんこういう変化は、GDPには反映されないものです。会社からの出荷額には影響しないはずだし。でも、社員の生活には絶対に変化があるはずです。経済が成長しなくたって、人々の暮らしの構造と質が変わる、そういう道があるはずです。


成長を叫ぶ前に、みんなで経済構造を見直して、そしてこれからの50年、100年の、日本の経済のありかたのビジョンについて、コンセンサスをつくりあげる必要があると思います。そしてその中で持続可能性(サステナビリティ)を考えることは、重要な戦略になるはずです。
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by kinky25 | 2009-09-27 14:27 | カンキョウの話。

エロをエコする。

鳩山総理が、温室ガスの25%削減を明言しましたね。もちろん産業界から大反発です。これだけやってるんだからもうできることはない、ということです。

ならば私が方法を考えましょう。

というわけじゃないのですが、常日頃非常に気になってることがあります。ブログをランキングに載せてる人なら、一度はチェックしたことがあるであろう、ページへのアクセス。私が登録してるランキングのサイトで、環境・エコ部門はトップでもアクセス数が週1000件ぐらい。これがアダルト部門になると、なんと100,000件。100倍です。エコ部門が束になってかかっても、アダルト部門の100位にも届かないかもしれないという。

ニュースのアクセスでも、トップはだいたいいつもエロネタです。

・・・・まあ、100%品行方正に生きてきたとも言い切れないので、人間のそういう欲望を否定はしません。でも、ネットが人間とエロのかかわりを180度変えてしまって、そのことでものすごく悪い影響が出ていることが、私としては最低でも2つあると思っています。一つは、望んでもいない子供たちが、エロにさらされてしまうということ。2つ目は、醜いエロが氾濫しすぎて、美しいエロのことを誰も考えなくなるということです。

個人的には、どっちもすごく大きな問題だと思っています。そのせいで事件もたくさん起きています。そして、みんなが膨大な量のエロサイトを見ることで、電気代もたくさん消費されてしまうわけです。そして温暖化は着々と進行する・・・・。

なので、ネット上のアダルトサイト、アダルトニュースに、全部税金をかける。エロ税です。例えば、大人の所有するクレジットカードでお金を払わないと中に入れないようにすれば、子供からのアクセスはだいぶ減るはず。そして、その税収を、代替エネルギーなどに投資する。

もしくは、エロサイトは特定のネットカフェからしか見れないようにして、そこでは、自分でエアロバイクを漕ぎながら発電しないと、PCが見れないとか!

いずれにしろ、「言論・表現の自由」とかのからみで現実的には絶対法律にはできないんだと思いますが、エロはそもそももっともっと不自由であるべきだと思います。私たちのころは、中学生がエロ本の類を手に入れるのはけっこう至難の業だったはずです。そのぐらいの至難さがあるのが、健全な状態じゃないのかなと思います。

電気の消費量を減らすに当たって、一つだけ順調に伸びている部門が、家庭からの消費。そして、家庭の消費の中で、ネットはどんどん大きな存在になっているはず。そしてそのネットのコンテンツを支えるために、世界中で鬼のような数のサーバーが、鬼のような量の電気を消費しながら稼動しているわけですから、これを考えない手はないと思っています。

もちろん、エロだけじゃなくて、すべてのウェブサイト(私のもののような個人のブログからも)税金を徴収してもいいと思ってます。ちゃんと温室ガス削減のために使ってもらえるなら、ぜひ払いましょう。
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by kinky25 | 2009-09-27 03:58 | カンキョウの話。


筆者: 環境庁勤務・一児の母。 生息地: カリフォルニア・サクラメント。  ブログについて: サイエンスとトレンドを融合した、わかりやすいエコ・温暖化・サステナビリティ。コメント歓迎です(除く営業)


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