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シロアリが地球を救う?

Lawrence Berkeley National Laboratoryという、世界的に有名な研究所があります。ノーベル賞受賞者を何人も輩出している科学とエンジニアリングの研究所。この研究所のディレクターでありノーベル賞受賞者である、Steven Chu博士の講演を聞きました。(こういう人の講演がタダで職場で(仕事中に)聞けるのが、今の仕事のいいところ)

彼は物理とMolecular and Cellular Biologyの専門ですが、地球温暖化に造詣が深く、件のラボで、温暖化を防止するためのテクノロジーの研究を推進しています。代替エネルギーや、エネルギー使用の効率化、そして生物を使った新しいテクノロジーが主な取り組みのようです。おもしろかったのが、シロアリの話。

b0069365_1501514.jpgシロアリの腸内には、共生生物というものがおり、これが糖質加水分解酵素というのを分泌すると、セルロースが分解されて糖になるそうです。シロアリの小さな体の中にあるこの共生生物の酵素の力、なかなか破壊的なもので、これを使えば、廃材などに含まれるセルロースを活用して、バイオ燃料を作れる可能性があるとのお話でした。

・・・・とここまで聞いて、急に実家のシロアリ被害を思い出しました。実家は古い木造で、庭にも古い木があるので、時々シロアリの餌食になって業者を呼んでました。あ~思い出しただけでもちょっとぞっとします。シロアリって、どうにも気持ちが悪いんです。特に、叩くと(ごめんなさい。群生したのが家の中に入ってきた日には、そうしないと追いつきません)甘ったるいような苦いような、いや~な臭いがして・・・・。

ふむ。するってーと、あの甘ったるい臭いは、分解された糖だったのか?しかも、シロアリって、あっという間に材木を食い破り、家を傾かせたりしてしまいます。シロアリ被害で切り倒さないといけなくなった木は、中が空洞でした。大きな木だったけどな。・・・・・なるほど、彼らなら速やかに廃材を食い破るに違いない。そしてそこからバイオ燃料のエタノールができるかも、というのは、理にかなっている気がする。

私にとってシロアリとは、見るのもいやな存在でした。でも、あの臭いとか被害の様子を違った目で観察していたら、こういう新しい可能性に気がつけたかも知れないわけですね。自然界の現象を注意深く観察したり、「なんでこうなるんだろう?」と興味を持って掘り下げることってやっぱり大事だと思いました。

なにしろ、自然は何万年も品質改善を行ってきているわけなので、人間が数百年かかって編み出したものよりもよほど洗練された精緻な性能を持っていることが多いのです。

ただこの技術、最後にシロアリから糖を取り出すところのことが気になります。叩きつぶす・・・のでしょうかね・・・・?う~ん。

写真は、近くの公園に出没するワイルド・ターキー。見えるかな?
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by kinky25 | 2008-02-28 23:36 | カンキョウの話。

米作が"モッタイナイ"って。本気でしょうか?

久々に顎が外れるようなニュースでした。

東北農政局が、「米の作りすぎは資源の無駄遣いでもったいない。転作せよ」という主旨のポスターを3万部も作って配布したそうです。もちろん米作農家から批判を受け、それでニュースになったらしい。しかし自給率が40%の国で「主食は余っているのだから、他のものをつくりなさい」というメッセージを出す農政局って一体?

b0069365_15161026.jpgいろんな意味でおかしなニュースです。

日本の農業政策にはあまり詳しくないので、ここでは論じないことにしますが、根本がおかしくないですか?日本の食糧政策には、長期ビジョンというものがないのでしょうか??

自給率40%なのに、何年先まで減反するつもりでしょう?突然よその国からお米を売ってもらえなくなったらどうするつもり?そうなってからあわてても、田んぼは急に戻ってはこないんじゃないの?そもそも余ってるって言うけど、余らせてるのは誰なんでしょう?余らせちゃってる仕組みに問題はないのですか?それを改善するのが先じゃないんでしょうか?

こんなふうにMottainaiなんて使われた日には、マータイさんもがっかりだ~。


もし詳しいことをご存知の方がいたら、真相を教えてください。
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by kinky25 | 2008-02-26 14:18 | カンキョウの話。

ビール、仕込みました。

Home brew キットを買ったのが年末。ホップなど材料も1月にそろえたのに、やろうとするとトラブルに見舞われ続け、苦節3ヶ月。

やっと初ビール、仕込みました。

やってみるもんだ~。発見がたくさんあった。

b0069365_15212918.jpg私はビール党だから甘いものはあんまり好きじゃないんだよね・・・。なんて思っていましたが。実はビールって砂糖の塊だ~。かなり大量に入れるモルトエクストラクトっていうのは水あめみたいだし、それ意外にも発酵させるために糖類をかなり入れると知った。材料を煮ている間のにおいは、思いっきり甘酒でした。相当甘ったるい香り。ビールは太るとも言うが、納得。へたなお菓子より糖分が多いかも!

製造過程で、すごくたくさん水をたくさん使う。一つの理由は徹底して殺菌をしないといけないこと。映画でときどき、刑務所で酒を密造しておなかをこわすっていうシーンを見るけど、ビールの発酵は、菌が培養される最高の土壌だそうなのです。だから、使う道具は全部きれいに洗って、殺菌して・・・・。・・・・・水と火をたくさん使います。水の使用に限って言うと、小規模生産は効率が悪いというかロスが大きいかも。でも、殺菌のためなのでケチれないというジレンマが。今後の課題です。

ところどころ間違えたり、教科書に載ってない現象が起きたりしたので、今回は練習、とは思ってますが、飲んでおなかをこわすようなシロモノができたらどうしよう・・・・というか、誰が毒見を????

PS 写真は第一段階:Grainを煮出す。写真なんか撮る余裕があったのはここまで。あとは暴れる子供と格闘しつつ、額に汗して取り組みました。思ったよりずっと時間がかかった初回でした。
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by kinky25 | 2008-02-25 15:20 | Life/レシピ&small boy!

「地球を守ろう」で地球は本当に守れるか。

温暖化防止や環境問題を語るとき、よく「地球を守ろう」「地球にやさしい」という言い方をしますが、実は個人的には、この言葉、あまりぴんと来ません。

2008年現在、事態ははるかに切羽つまってきているように思います。そろそろ、「自分の身を守ろう」「子供たちの将来の安全を守ろう」という、サバイバルあるいはリスクマネジメントのフェーズに入ってきているのではないでしょうか。

国連の環境プログラム(United Nations Environmental Programme)が出した2007年度のYear bookに、こんなページがありました。字が小さくて読むことはできないと思いますが、2007年に異常気象の影響で起こった天災の一覧です(この図は東半球のみ)。多くの国で、複数以上の事象が起こっています。たった1年分なのに、合計するとすごい数です。
b0069365_15135188.jpg
日本近辺はやはり台風ですね。私は台風の多いところで生まれ育ったのですが、私の小さいころには(一応そこまで遠い昔ではないはず!)、台風は7月と8月にしか来ないものでした。今は6月から来ることもあるし、11月になっても発生することもあります。大きな違いです。


そして、異常気象による天災がもたらした被害額。
b0069365_1516111.jpg

1990年ぐらいから、加速度的に金額が大きくなってきています。気候変動のメカニズムは、いったん加速しだしたら、雪だるま式に加速する可能性が大きいです。なので、今後の被害状況が想像できるのではと思います。

自分が天災に巻き込まれる可能性、天災による食糧飢饉、水不足、伝染病の蔓延などの被害を受ける可能性。経済の停滞や、そういった混乱から生じる争いに巻き込まれる可能性。どれをとっても、大きなリスクが我々を待っていると考えたほうが、身のためだと思われます。

人間は来るべきリスクに備えて、「保険」という制度を編み出しました。火災保険、自動車保険、学資保険、介護保険などなど。気候変動、地球温暖化も、これらと同じように目の前にあるリスクです。だとすれば同じように保険が必要です。資金でも労働力でも節約でも何でもいい、とにかくできることを投資する必要があると思います。

地球を守ること=自分の身を守ること=子供たちの未来を守ること、です。自分への保険、子供への保険だと思うようにすれば、意識や取り組み、かなり変わるのではないでしょうか。

出典:UNEP Year Book 2008
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by kinky25 | 2008-02-23 15:21 | カンキョウの話。

インターネットのカーボン・オフセット

日本ではあまり話題になっていなかったようなんですけど、先週「東京宣言」っていうのが採択されました。ソニーとWWFが音頭をとって、12のグローバル企業が署名した東京宣言(Tokyo Declaration)は、温暖化の影響を2度以内に食い止めるため、自社のカーボン・フットプリントを大幅に削減することを自主的に宣言したものだそうです。

このような、企業の自主的な取り組みは最近大きく加速しています。今回の12社には、ソニーをはじめ、電子業界からはHP、ノキアなどが参加しています。電子機器の会社であれば、製品の省電力は大きな環境取り組み分野ですよね。

b0069365_13545086.jpgいろいろ調べていると、製品の省電力の取り組みは最近本当に進んでいて、感心しきりです。なのですが、消費者としてはどうにも。1台あたりの消費電力は減っても、使っている電子機器の数が増える一方なんですよね。例えば、1台で10の電気を使う機器1台と、1台で2の電気しか使わない機器5台。消費電力は結局同じ・・・・。

さらにPCなどの場合だと、インターネットのコンテンツ一つとっても、世界中に何億というサイトがあり、それらに動画など数限りない機能がついています。それを動かすために、世界中で一体何台のサーバーが稼動していて、どれぐらいの電力を使っているんでしょう。

ところで、サーバールームって入ったことありますか。ほっとくとすごく暑くなるんです。サーバーたちが廃熱を出してるので。なので空調をきつくしないといけません。サーバーたちが電気を使う上に、空調にも電気を使わないといけないのです。データセンターやストレージセンターなどをまとめると、すごい廃熱だと思います。

ネット上には、タダのコンテンツが多いです。このエキサイトブログもタダ。

でも、このタダを動かすために、たくさんの電力が消費されているのですよね。で、今はネットにつなぎっぱなしでもせいぜい40ドル前後。これはせめてカーボン・オフセットしないといけないのではないだろうか。

もしかして、そういう試みはもうあるのかもしれませんが、強制的に徴収してもいい気がします。月額300円ぐらいまでのUpだったら、強制でも文句は出ないように思いますがどうでしょうか。さらに自主的に拠出金を増やせるしくみにするとか。いずれにせよ、インターネットはタダじゃない、ということをももう一度思い出すいい機会かもしれません。
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by kinky25 | 2008-02-21 13:25 | カンキョウの話。

Yes, we can. - アメリカが探している「変化」とは - 

大統領選は、民主党が熾烈な候補者争いをまだ続けていますが、ここに来てオバマ氏が追い風を受け始めたような感じがします。そしてそのキーワードは「Change」。

アメリカを変えよう、アメリカを変えたい、Yes, we can change.

「変化」への熱気のようなものが、人々の会話を通して、メディアを通して伝わってくるようです。ブッシュの8年間は、イラク戦争もあり、政治的には世間がずいぶん揺れた8年間には違いないと思います。でも、景気が悪くなかったこともあって、外国人の私には、アメリカの人たちがそこまで閉塞感を感じていて、変化を渇望していたというのが新鮮な驚きです。

彼らの言う「変化」の正体が何なのか(現時点ではまだかなりイメージが先行してる気がします)、注目してウォッチしてみたいと思っています。

b0069365_7331165.jpgオバマ氏のアツい演説には定評があり、マルティン・ルーサー・キング牧師の再来のようである、と評する人もいますし、グラミーでも朗読で賞を取りました。その彼が先日が行った「Yes, we can」というスピーチを、ブラック・アイド・ピーズが「リメイク」して曲にしたものが公開されています。

ちょっと政治はおいておいて。かっこいいです、このビデオ。日本の総裁選で、このような音楽クリップが生まれることは絶対ないですよね~・・・・(ていうかヒラリーでもあり得なかったか。)
悔しいけどかっこいい。ジョン・レジェンドやハービー・ハンコックも参加しています。音楽好きは絶対チェックするべし。

http://www.dipdive.com/

参加有名人リスト:Jesse Dylan, Will.i.am, Common, Scarlett Johansson, Tatyana Ali, John Legend, Herbie Hancock, Kate Walsh, Kareem Abdul Jabbar, Adam Rodriquez, Kelly Hu, Adam Rodriquez, Amber Valetta, Eric Balfour, Aisha Tyler, Nicole Scherzinger and Nick Cannon.
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by kinky25 | 2008-02-18 07:30 | アメリカ/カリフォルニア

エコ侍見参!

日本のエコをアメリカに、というか他の地域の人に紹介したい・・・という気持ちが大きくなったので、新しいブログを立ち上げました。

最近時々書いているのですが、日本は「小さい」ことに非常に優れています。省スペースとか省エネとか。そして、何につけ小技が効いています。

大それたことは、まねしてもらうのに時間がかかるしお金もかかる可能性があるので、日常生活にあふれている、簡単なちょっとした工夫 -- 比較的簡単にまねできるんじゃないか、というものを集めて載せるサイトにしたいと思っています。読みやすさ、ということもありますしね。

ゆくゆくはもっと包括的なものになればいいのですが。まずは第一歩ということで。

ブログの名前はeco-samurai(仮)(笑)。ベタですが、とりあえずあまりいい名前を思いつかなかったのと、外人はとにかくサムライが好きなので、とりいそぎ。まだ、アクセスを増やす方法などがわからないので、ネタを書き溜めている段階です。

そんなわけで、エコ侍を募集します(笑)。日常生活にあふれている小さなエコを、みんなで世界に発信しましょう。他に今思いついているのは、台所の三角コーナーや排水溝につけるメッシュのキャップ(何て名前でしょう?)など。あまりにも当たり前すぎて忘れてるだけで、いろいろあると思うんですよね。ただ、困るのが写真。こっちに製品がないので撮れないというジレンマをかかえております。
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by kinky25 | 2008-02-17 17:05 | カンキョウの話。

マイクロソフトが温室効果ガス排出トラッキング用ソフトをリリース?

マイクロソフトとクリントンファンデーション(だんなさんのほうのクリントン氏の基金で、温暖化対策も主要な取り組みの一つ)が、GHG(温室効果ガス)トラッキングのソフトウエアを開発中で、年内にもリリースされるらしい、とのことです。

このソフトは、地方自治体(市町村)向けに開発されていて、各自治体が自分のところのGHG排出量をモニターして、他と比べてどうか、どうやったら減らせるか、ということを分析できるツールだそうです。

b0069365_1430170.jpg詳細は明らかではないみたいですが、ウェブベースになっていて、そこにデータを入力して、リアルタイムで他の自治体と情報を共有したり、成功事例をまねしたりできるようになっているとのこと。

ICLEI(Local governments for sustainability)という団体が開発したシステム(ナレッジベース)をもとに、マイクロソフトが汎用化したこのツール、何がすごいって、マイクロソフトが開発して、しかも地方自治体に無料で提供されるらしいのです。タダですって!地方自治体であれば、マイクロソフトのOSはほぼどこでも使えるはず。さらに無料とくれば、参加率が超高くなるのではないかと思われます!

最初はいろいろ問題もあるのだろうし、簡単な船出とはいかないと思いますが、環境系の取り組みはえてして、たくさんの人に実施してもらわないといけないのに、参加者が集まらない、複雑すぎてデータを集められない、などの問題につきまとわれがち。ほぼ独占企業のマイクロソフトがタダで配ってくれる、ということで、問題がかなりの部分解消されると思います。なので、この動きは非常にいいことじゃないでしょうか。

世界中の自治体に参加してもらって、集まったデータをぜひ公開して役立ててほしいです。

最終的には、世界対抗・「おらが町が一番減らしたど!コンペ」を。
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by kinky25 | 2008-02-17 14:21 | カンキョウの話。

ネットスターの悲劇。

27 clubって知ってますか?

ジミ・ヘンドリックス。ジャニス・ジョプリン。ジム・モリソン(ドアーズ)。カート・コバーン(ニルヴァーナ)・・・・・。

奇しくも同じ27歳で亡くなった、天才・破滅型のアーティストたちです。なぜか彼らは、示し合わせたかのように27歳でこの世を去ってしまった、というのです。

ロックスターに限らず、天才・夭折型の芸術家は、いつの時代にも、どんな国にも現れます。ラディゲやランボー。芥川龍之介に太宰治。リバー・フェニックス、最近ではヒース・レジャー。

先日、エイミー・ワインハウスがグラミー賞をほぼ総なめにしました。エイミーといえば、その「奇行」ぶりのせいで、音楽というより、ゴシップのほうが先行してしまっている感は否めません。ドラッグがらみ、だんなさんが刑務所に入れられてどうしたこうした・・・・。

b0069365_434289.jpgグラミーを取ったことで、このゴシップ騒動がますます白熱してるみたいです。「だんなが刑務所だから、グラミーの夜は違う男性と過ごしたらしい・・・・」とか、「受賞の日、絶対ハイになっていたでしょ!しゃべりかたがおかしかった」とか、はたまた「っていうかエイミーってブスじゃない?」とか。

ほんとにくだらないことを、ラジオやネットが言いたい放題。しかも彼女の音楽に何の関係もないし!

多分、破滅型のアーティストであるエイミー・ワインハウス。そんな彼女の、破滅的な私生活を切り売りして、何をどうしようと言うのでしょう。別にドラッグを擁護するつもりも何もないんですけど、元来芸術というのは、常識の枠にはまりきらないエネルギーを、爆発させることのできる人に与えられた特権だと思うのです。それを、くだらない世間の常識にあてはめて、あーでもないこーでもない、あげくにはブスとか。どーでもいいじゃないすか。低俗。そういうことを、公の場で堂々と言える神経がわからん。

ブリトニーも、最近はもう見ていて気の毒な感じしかしませんが、エイミーも、一挙にスターダムにのし上がったことで、メディアとネットに殺されるのではないかという気がしてなりません。

「Who killed the Radio Star?」(レディオスターの悲劇)という曲が、昔ありました。(Byバグルス) Video killed the radio star.....という歌詞でしたが、今はさらに悪化し、

「Who killed the Video Star?」の時代かも。ネットと高度情報化社会が、くだらない世間の常識を盾に、アーティストたちを丸裸にし、裁き、殺してしまう時代・・・。

もはや24時間、世界中から監視されてる最近のスターたち。そういうのがなくても、夭折せざるを得ないような繊細な感性を持った芸術家たちは、今の世の中をどうやって生き抜いていくのでしょう。テクノロジーだけムダに進化した、卑しいのぞき見・野次馬根性が、彼らの芸術をあっという間に食い散らかし、寿命をさらに縮めているのでないことを祈るばかりです。

元祖「24時間追いかけられたセレブ」、ダイアナ妃の遺言は、Leave me alone....。
ほんとに、みんなほっといてあげたらいいのに。
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by kinky25 | 2008-02-16 03:44 | アメリカ/カリフォルニア

なんと我が家には$1500!景気刺激策とは。

Congressが、いわゆる「景気刺激策」を可決したそうで、5月にはお一人様$600、お子様一人につき$300が、政府から大盤振る舞いされることになりました。なんと我が家には$1500が転がり込んでくることになります。

b0069365_159521.jpgこういう形の景気刺激策は、景気が後退してきたときに、「消費者の購買力を高め、需要を増やし、それによって雇用をふやす」という、カンフル剤のような役割を期待されています。日本でもバブル後の不況のときに減税って形であったような。なんだか知らないけどお金が返ってきた・・・ということがありましたよね。

さて、景気が後退したから現金をばらまいて、「消費をあおる」というやりかた、果たしてサステイナブル(持続可能)なのでしょうか??

景気が後退した理由には、今回のアメリカの場合には、住宅バブルがはじけたということも大きいのかもしれないけど、石油の値段の高騰や、穀物の値段の高騰なんかも、多かれ少なかれ影響していると思うんです。つまり、環境問題が、景気に影響を与えている面も多少はあろうかと。

さらに、この記事によれば、アメリカでも自分のカーボン・フットプリントを減らすために、買い物の量を減らす、買うものを吟味する、という消費者が増えているとのこと。モノをつくるのには、資源が要るしエネルギーも要る。使う間に電力を使うものもある。捨てるときにはまた環境に負荷がかかる。ということを理解して、それを減らそうと努力する人が増えてきたことが、購買意欲の減退につながっているのではないか、というのです。

私も時々書いていますが、安物を買わない。長く使う。ゴミを出さない。などと心がけていると、自然と買う点数は減ります。もし、消費者が少しづつそういう流れになってきているとすれば、景気が後退したからといって現金をばらまく政府は、感覚が20年前という感じじゃないでしょうか。

じゃあ景気が減退しても何もしないのか。

私が大統領だったら(笑)、経済の構造改革にお金を使います。グリーンな産業に助成をして、雇用をたくさんつくるの。グリーンであることは(例えば有機農業)、かなりの確率で人的労力をたくさん必要とします。だから、そういう仕事をする人たちが、過酷な条件で働かなくてすむように助成をする、とか、地方自治体にグリーンなプロジェクトを企画させて、それに助成する、とか、やりかたはいくらでもあると思います。

大量生産、大量消費の経済構造は、遅かれ早かれガタが来ます。もしガタが来なければ、その前に地球にガタが来ます。

だから、経済構造改革が必要。今回のように現金をばらまいても、砂漠に水をまくようなものだと思います。もしもっと有効に、そして今本当に困っている人たちのために使われるなら、私はこの$1500、喜んで返還するんだけど。(ちょっとかっこつけすぎかな?)
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by kinky25 | 2008-02-12 15:08 | カンキョウの話。


筆者: 環境庁勤務・一児の母。 生息地: カリフォルニア・サクラメント。  ブログについて: サイエンスとトレンドを融合した、わかりやすいエコ・温暖化・サステナビリティ。コメント歓迎です(除く営業)


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