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地球温暖化改め「気候システムの破綻」

電気・ガス料金 大幅値上げへ
王子製紙 中国からの調達を中止

ガソリン、穀物に続いて、今度は電気ガスに紙だそうです。

あれもこれも値段があがり始めました。

b0069365_14353184.jpg原因は、「原料の高騰」。特に興味深いのは、中国という国が豊かになるにつれ、日本に回してもらえるものが確実に減っているというところ。語弊があるかもしれませんが、今まで日本は「中国が貧しかった」おかげで、ふんだんに資源を輸入できていた部分があったということですね。

先日バイオ燃料の話で、「地球がキャパオーバー」だと書きました。あまりぴんとこなかったかもしれません。実際問題、地球にはまだ耕していない土地や使ってない土地がたくさんある。むしろ手付かずで使っている土地のほうがずっと多い。だったらまだまだ切り開いて使えばいいのじゃないか?と思うかもしれません。熱帯雨林が問題なら、それ以外の土地を使えば?今の技術ならそういうことができるのじゃないの?

では、そもそも人が熱帯雨林を切り開いたのはなぜでしょう?答えは明快です。熱帯雨林が、地球で一番生産性が高い地域だから、なのです。

エネルギー(太陽の光)が多く集まり、光合成などの活動が地球上で最も活発に行われる場所、それが熱帯雨林。地球は傾いていますから、太陽のエネルギーは均等にはふりそそぎません。だから北極は寒く、赤道直下は暑い。熱帯では大気中でも熱がダイナミックに動いて水分を動かしています。熱帯雨林には熱エネルギーと水分が集中しています。だから生産性が高いのです。地球のどこでも同じようなことができるわけではないのです。

いくらテクノロジーが・・・と言っても、この地球上の大きな熱(エネルギー)の動き(大気の循環、水の循環、炭素の循環など)を操作することはできません。人間がどうすることもできないぐらい大きいのが、地球規模での熱エネルギーの動き=気候システムなのです。

太陽からの光がある程度一定で、地球の公転や自転もほぼ規則的なので、「気候システム」にはパターンがあります。日本だったら四季があり、黒潮・親潮なんてのがあり、水は豊富であるが耕作に適した土地はそこそこである・・・・というようなお約束も、気候システムのパターンの一つです。

これを変えるには、地球に降り注ぐ熱の量を調整しないとなりません。そんなこと、ちょっとできそうにありませんよね。

それを知らず知らずにやってしまったのが「地球温暖化」なのです。温暖化は、地球に降り注ぐ熱の量は変えませんが、地球の表面に当たってはねかえり、また地球の外に逃げていくはずだった熱を、一部閉じ込めてしまう結果となりました。ご存知の通りGHG(温室効果ガス)の仕業です。

その状況を表すのに、平均気温の上昇、という方法をとるのが一番科学的なコンセンサスを得やすかったので、Global warming(地球温暖化)とかClimate Change(気候変動)と呼ばれるようになったのでしょうが、「温暖化」という言い方はどうもぴんと来ません。

問題なのは、GHGが地球にインプットとして入ってくる熱の量を狂わせてしまったために、「気候システム」が狂い始めている、ということです。想像に難くないと思いますが、気候システムは非常に緻密なシステムで、地球上の全部のコンピュータを総動員しても、それを完全にモデリングするのは無理じゃないかと言われています。

この緻密なシステムに起こったバグが温暖化です。このバグがシステム全体にどれぐらいの影響を与えるのか、わかっていないことのほうが多いのです。温度を下げればいい、というような単純なものではないのです。

そういうわけで、「地球温暖化」改め「気候システムの破綻」と呼ぶのはどうでしょうか。破綻は言いすぎだと、科学者のみなさんに怒られるかもしれません。
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by kinky25 | 2008-04-29 14:14 | カンキョウの話。

アメリカで洗濯物を干そう!

少し前の記事でlucymuniさんが質問してくださってから、私も同じ体験をしたのでいろいろ調べています - 「ほこりまみれの洗濯物をどうしよう」問題。アメリカの洗濯機には、ほこりを取るネットがついていません。乾燥機にフィルターがついていて、それでほこりを取っているようなんです。

ということは乾燥機を使わず洗濯物を干すと、洗濯物がほこりまみれのまま出来上がってくるということになります。今までなぜかあまり気がついていなかったのですが、こないだたまたまけばけばの多い洗濯物を洗ったらしく、洗いあがったものが全部ほこりまみれ。

こりゃいかん、といろいろ調べてみましたが情報が少ないこと!多分
① 天日干しをしている人が少なすぎて、洗濯機でほこりを取るニーズがない
② みんなばっくりしているから多少ほこりがついていても気にしない

からかな?わかりません。以下が現在までに集まった情報です。
① 「ほこり」はfluffかと思っていたら、lintという言葉がよく使われるようです。
② 洗濯槽内でほこりをおさえるには、「酢」(アップル・ビネガーなどが例としてあがっていました)がよい。1回につき1/2カップ程度入れるとありました。実験してみたいと思います。
③ 洗濯機につけるオプションとして、lint filterとかlint trapというものがある。lint filter, lint trap for washing machineで検索してみてください。私は形を見てもどこにどう装着するのかぴんと来ませんでした・・・・。排水のときにホースの入り口でほこりをキャッチして、排水溝がつまらないようにするためのものだと思ってるんだけど違うのかな。ここでまめにキャッチしてほこりを取り除けば、少しは違うかもしれません。

6月に日本に帰ることにしたので(といっても実家直行直帰なので、東京のみなさんには残念ながらお会いできないかと・・・・)、日本の洗濯便利グッズをたくさん持ち帰ろうと思っています。
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by kinky25 | 2008-04-28 13:09 | カンキョウの話。

バイオ燃料は悪者か?

遅かれ早かれこういう論争になると思っていましたが、予想以上に早く来たという気がします。

世界的な食糧価格の高騰に直面し、温暖化対策の切り札のひとつとして米国が主導するトウモロコシなどを原料とするバイオ燃料増産に批判の矛先が向き始めた。

b0069365_13314718.jpgバイオ燃料は、石油などと違い、カーボンニュートラルだと言われます。石油が地下深くに閉じ込められていた炭素を、CO2などの形で空気中にばんばん放出してしまうのに比べ、植物からとれる燃料は、もともと空気中にあった炭素を植物が取り込んだものをまた空気中に戻すだけなので、GHG(温室効果ガス)を増やすことにはならない、という論理。

私も、石油よりはいいかなとは思うのですが、いつかはこの壁にぶちあたると思っていました。

それは、生産工場・地球が、どう転んでも一個しかない、という壁です。

生産工場・地球は、拡大もできなければ第二工場をつくることもできない、私たちのたった一つの資産です。

そして、温暖化や生態系破壊が出している危険信号とは、「生産工場・地球はキャパオーバー!」という信号なのです。平均気温が上がったり、珊瑚が死んだりしているのは、その症状の一つ一つにすぎません。温暖化、熱帯雨林の破壊、珊瑚の死滅・・・・という症状をを一つ一つ解決しようとしたとしても、生産工場・地球がキャパオーバーである、という根本的な病気を解決しない限り、問題はなくならないと思います。そのひずみが、バイオ燃料に現れています。

生産工場・地球は一つしかないのに、人間は、その限界を無視して食糧を生産し、森林を切り開き、鉱山を掘り石油を掘り、宅地をどんどん広げ、工業製品を次から次へとつくり、道路をつくり、ビーチリゾートをつくり、ゴミの埋め立てをつくり・・・・・。あれもこれも、好きなだけいろいろなものをつくってきました。そして土地が足りなくなると、熱帯雨林を伐採したりしてさらにつき進みました。

次第に地球はキャパオーバーになり始め、あちこちに傷みが出てきました。土地の砂漠化、公害や汚染、生態系の破壊、温暖化などがその傷みです。それを解決しようと、今度はさらに土地を使ってバイオ燃料用の耕作地をつくり、CO2吸収のための植林を始めたところです。そしたら食べ物を作るための土地が足りなくなって、食糧の値段があがってしまいました。

さて、バイオ燃料は悪者でしょうか?

バイオ燃料が悪いんじゃないと思います。

過積載のトラックと同じ。過積載のトラックはいけませんが、積荷の一つ一つに責任があるわけじゃありません。積みすぎの状態の危険をちゃんと把握しないで、運転している運転手、さらにはそれをやらせている会社が悪いのです。

バイオ燃料は、積みすぎた荷物の一つにしか過ぎません。

地球を過積載の状態にしたのは、他でもない人間です。地球の積載用量をもう一回みんなで検証して、何をどれぐらい積むのが限界なのか今考えないと、手遅れになるという気がしてなりません。


注) 「生産工場・地球」というのはわかりやすい例えとして書きましたが、実際に地球には生産能力というものがあります。興味ある方は、Net primary productionという単語でググってみてください。
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by kinky25 | 2008-04-26 13:16 | カンキョウの話。

野菜の色、自然の色

ファーマーズマーケットで野菜を買うようになってしばらくたちます。

最初のころはどれもこれもスーパーで見る野菜と違って「自然」な姿をしているなあ、と感心するばかりだったのですが、最近はいい仕事をしている農園の野菜の見分けがつくようになってきました。

b0069365_1425293.jpg
味はもちろんなのですが、色。

色ってすごく不思議です。その野菜が取り込む栄養や水分や太陽の光が、微妙に色に作用するんでしょうか。丁寧に育てられた野菜と、機械的に育てられたものでは色が違う。どうしてなんでしょう。何が「色」を変えるんでしょう。「滋味」って、色になって現れるんでしょうか。

機械的、人工的に育てた野菜は、色があざとい。妙にはっきりくっきりしていて、着色してないのに着色してるみたい。わざとらしいんです。

これは、サクラメントのファーマーズマーケットに出している、Watanabe Farmというところの小カブ。ここの野菜は本当に色がきれいなんです。私の写真技術では表現できていないと思うんですけど、どぎつくなく、かといって淡すぎず、弱すぎず。みずみずしく、それでいて優しい色なのです。

味もおいしいですが、この色を見ているだけでなんとも言えずありがたい気分になります。

畑の芸術と呼びたいくらいです。

花の色もきれいだけれど、野菜の色もほんとうにきれいです。
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by kinky25 | 2008-04-24 14:11 | アメリカの野菜

時代は日本を通り抜けた?

サクラメントの隣町、Davisには、UC Davis(カリフォルニア大学デービス校)があります。そのUCDで、Earth Dayの前日にPicnic Day(要は学園祭みたいなもの)というのがありました。学園祭とはいえ、UCDはやはりこのあたりでは一番大きな大学なので、大盛況。

びっくりしたのは、アジア人の多さ。

特に中国系。

日本でも何年か前に話題になった「法輪大法」が、大きなブラスバンドを編成してパレードに参加していたり、あちこちで中国語が飛び交っていたり、とにかくびっくりするほどたくさんでした。下手すると、会場にいる客(卒業生多し)、学生含めて30%ぐらいはアジア人・・・・つーか中国人か?おーいここはどこ??UCDに特に中国系の学生が多いのか、いまどきはどこのアメリカの大学もそうなのかちょっとわかりません。UCSBではそこまでアジア系の学生を見た記憶がないので。

b0069365_1457436.jpg数だけでなく質の面でも、例えばアカデミックの世界では、最近はどんなプロジェクトにもほとんど中国系の人がいます。MBAだって日本人はもうほとんど取らないらしいし。アジア枠は中国系にもっていかれてると。とにもかくにも、時代は中国なんです。2018年のW杯も中国なんだとか?

日本は完全に通り過ぎられた国かも。


日本の中にいると、日本と中国の関係性って20年前も10年前も変わってないように錯覚するかもしれませんが、外から見てると大きく変わってるのがわかります。

世界でのプレゼンス(当社比)
10年前 → 日本5対中国3
今     → 日本1対中国5かそれ以上

という感じがします。これは認めないといけない事実だと思います。世界の生産工場、資源大国、人口、世界にはりめぐらされた華僑ネットワーク、何をとっても日本とはスケールが違います。

さらに、日本にはあまり上がり目がない。賞味期限を過ぎた国かもしれません。個人ではがんばっている人がたくさんいると思うんだけど、国としてはジリ貧。

圧倒的な中国の人たちの勢いを目の当たりにして、かなり危機感を覚えました。いえ、中国と張り合わないといけない、という意味じゃなくて、「日本、思ったより落ちぶれてきてる?」というのが、巨大化する中国との対照で際立って見えるような気がして。


がんばらねばー。



写真は翌日のEarth Day@Sacramentoです。
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by kinky25 | 2008-04-22 14:55 | アメリカ/カリフォルニア

お母さんがトランス脂肪酸を食べると子供が肥満になる?

太っている状態をあらわす英語には、fat, chubby, obeseなどがあります。fatは日本語の「太っている」にあたると思います。chubbyは子供なんかがぷくぷくしている感じ。obeseは、健康を害するぐらいの過度な肥満、という感じでしょうか。obeseに当たる日本語は、ないと思います。日本ではobeseと呼ばれるような肥満の域に達することが少なかったから、名前がないんじゃないでしょうか。

アメリカではobesityは大きな健康問題です。

b0069365_2291540.jpg外見上の話では一切ございません。太ってるからどうのこうの。というつもりも一切ありません。ただ、アメリカの想像を絶するobesity状況を見ていると、これはもう一つの健康障害だ、といわざるをえないと思うのです。

歩くのもままならない、階段も、走るのもおそらく無理。ひざ痛、腰痛、糖尿病。歯にもよくないみたいです。心臓への負担も高い。特に新陳代謝が悪くなる40歳を過ぎてから急に出始めるobesity。みなしんどそうです。何種類も薬を飲み、医者にかかる合間に仕事に来てるような人もけっこういます。それでも止められない、コーラにフライドポテト。年を取って体力が落ちてくれば、ますます辛くなるはずです。火事やその他の緊急事態で逃げ遅れる可能性だってバカにできないリスクです。

その肥満。ファストフードやマーガリンなどに含まれているトランス脂肪酸を妊娠中や母乳を通して子供に渡してしまうと、子供の肥満率が高くなる、という研究結果が発表されました。

最近は子供にもファストフードを食べさせるお母さんも多いと思います。

「大丈夫です~うちの子全然太ってないし~」

と思うかもしれません。

違うと思うんです。

若いときは新陳代謝がいいので、食べるものに関係なく立派な体型を保てる人も多いと思われます。その証拠に、アメリカでも子供や若者はスリムな人が多いです。問題は新陳代謝が悪くなる40歳を過ぎてからなんです。一気に来ます。

そして多分、そのとき「あっ」と思っても、そこから戻すのは至難の業だと思います。特にトランス脂肪酸は、なかなか壊れないで体内に蓄積されてしまうそうですから、ますます「時すでに遅し」ではないでしょうか。

小さなお子さんを育てている方、「今」を見て判断しないでください。子供はどんどん新陳代謝してるのだから何を食べても美しいはずです。問題は30年後、40年後なのです。

最後に、もしこれを読んで気分を害された方がいらっしゃったらごめんなさい。あくまでも、「食生活で十分防げ得る肥満」のみについて書きました。
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by kinky25 | 2008-04-19 02:22 | カンキョウの話。

カリフォルニア・ダービー!Sacキングス対LAレイカーズ

実は2週間も前の試合ですが、一応見に行きました、Kobe Bryant。

北CALと南CALは仲が悪い、という話を前にちらっと書いたのですが、どうやら意識してるのは北CALの人だけで南CALの人は意に介しちゃいない、という気がしてきました。京都対東京に似てます。古都のほうはいろいろ思い入れや歴史があるので、新都に対して「いやいやこっちが本流ですよ」みたいなプライドがある気がします。新都の人は新しいものを取り入れるのに忙しく、古都のことをかまってるひまがなかったりするんですけど。

京都=州都やサンフランシスコがある北CAL。
東京=LA(華やかなハリウッド)がある南CAL。

b0069365_1555627.jpg
というわけで、キングス対レイカーズは、ライバル意識剥きだし、伝統のカリフォルニア・ダービー。必要以上に白熱し、必要以上にドラマが起きる、というカードです。屁たれな試合を続け、客が減る一方だった今シーズンのキングスですが、さすがにレイカーズ戦だけはソールドアウト。・・・・・・と言っても、今のキングスファンにあるのは「こちとら北CALだかんね」という、バスケットボールに全く関係のないプライドだけ。実力では大きく水を開けられており・・・・・ライバル視っていうのもこっぱずかしいぐらい。

そうはいえ、やはりレイカーズ戦ということで、会場はヒートアップ。コービーがボールを持てば嵐のようなブーイング。なかなかおもしろかったです。

で、コービーですが。何でしょう。この人はほんとに頭が小さいです。↑(中央)見えますか?もしかして10頭身いってるかも。

コービーぐらいの選手になると、ちょろい試合なんかけっこう手を抜いてプレーしてます。

で、追いつかたり雲行きが怪しくなってきたら突然チャージして、ものの5分10分で試合を決めて勝ってしまうのです。先日も別の試合でたらたらやっていたら、監督に「コービー、早いとこ片付けんでどうする」と怒られて、ムっとした勢いで最終クオーターに30ポイントぐらい取って勝っちゃった。あれができるのが本当に一流の選手だなあといつも思います。

80%適当にプレーしても、あとの20%で帳尻を合わせる自信があって、しかも本当にそれができてしまうのです。レブロン・ジェームズもそうです。試合中ほとんどぶらぶらして鼻ほじってたかと思うと、急に加速して1分でゴールを決めてしまう往年のロナウドとか。

一流のスポーツ選手、一日でいいからなってみたいです。どんな気分だろうな。
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by kinky25 | 2008-04-18 15:13 | アメリカ/カリフォルニア

再生紙スキャンダルは日本だけ?

日本の製紙会社が再生紙の比率をごまかしていた事件、大きく報道されたので記憶にも新しいです。あれ以来リサイクル紙のことが気になって、周りにあふれているリサイクル製品を注意深く見るようになりました。

b0069365_1345645.jpgこれはWhole Foodsの紙袋。下はトレーニングで支給されたバインダーです。

両方とも、一目で「リサイクル紙使ってるんだな~」とわかるクオリティです。要は紙質が悪いんです。インクの乗りも悪かったり。Whole Foodsの紙袋のほうは、持ち手だけは再生紙じゃないの。再生紙だと強度が足りないのでしょうね。バインダーのほうは、生成りのような風合いで悪くないですけど、すぐ毛羽立ちます。

一方、エコニュースも見ていますが再生紙の比率でウソ、というのは北米では見ません。もちろん表ざたになっていないという可能性もあるけれど。


b0069365_1351317.jpgで、品質ですが、全然問題ないです。ショッピングバックとたまにしか使わないバインダー。多少クオリティが悪かろうが、何の問題もない。むしろ「製造工程で余計なインプットがないのかな?」と想像できて好ましいぐらいです。(当たってるかどうか未確認)

そこで気になったのです。

日本の再生紙製品って、もしかして新品のようなクオリティを要求されているのでしょうか?だからバージンマテリアルをたくさん混合したり、一生懸命漂白したり、精練したりしないといけないのでしょうか?その挙げ句コストが上がって、ウソをつくという悪循環?

前の会社ではアメリカ製品をメキシコの工場で生産して世界に販売していました。製品は段ボール箱に入ってるのですが、FedExなどはけっこう扱いが荒いので、日本についたときには箱が痛んでいることも多かったのです。

中身が損傷しているのは問題ですが、箱だけがダメージを受けている場合でも、日本ではクレームになりました。ところが、アメリカ本社でも他の地域でもほとんど、「中身に問題なければ箱が多少損傷してようが関係ない」という商習慣。

「箱がつぶれているから交換してあげないと日本ではビジネスが成り立たない」ということを本社の人に理解してもらうのに、えらい時間がかかりました。彼らにしてみれば「え?何で?箱でしょ?中身に何も問題ないんだから問題ないじゃない」としか考えられなかったのです。

片や日本では、「客につぶれた箱を納品?ありえない」ということになると思います。細部までパーフェクトにきれいじゃないとダメ。

同じ論理で、アメリカあたりでは十分製品として通用する再生紙プロダクトでも、日本で納品するとお客からクレームが来るのでしょうか?リサイクルみえみえの製品だとダメなんでしょうか?

リサイクルの場合、「質の悪いこと」が「環境への質が高い」ことになるかもしれないので、ここのところ重要です。みなさんの周りの再生紙製品はいかがでしょう???
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by kinky25 | 2008-04-16 13:26 | カンキョウの話。

Old NavyのおバカエコTシャツ

今年のEarth Dayは4月20日。

それを記念してか、Old Navyに「エコTシャツ」のセレクションコーナーがありました。

胸にでっかくGreen is the new black と入っているものなど(そのまんまやがな)、白とグリーンを基調として約10点ほどがディスプレイしてありました。

こんなのも。アホや。

b0069365_882015.jpg

えー、私はもうこのようなTシャツを着てはしゃぐ年ではありませんので、重ね着のときにだけ着用します。着ている本人がリサイクルの賞味期限を突破していたら、目も当てられませんから。

それはともかく、おバカとエコのコラボ(笑)、まだあまり開拓されてない分野かも。

たまにはこうやって遊ぶアイテムがあってもいいです。
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by kinky25 | 2008-04-14 08:13 | カンキョウの話。

食糧不安:「耐えて工夫して」とはまた。

去年から私もちょくちょく書いてきた食料不安が、ここにきて急激に加速しているようです。福田総理は「しょうがないことなので、耐えて工夫して」と言っているらしい。

政治の世界に「耐えて」とかの精神論を持ち込むところが日本らしいなあ。アメリカでそんなこと言ったらそれこそ「炎上」でしょうね。でもせっかくなのでこの発言を分析してみます。

b0069365_13551528.jpg① 「しょうがないことなので」・・・・本当にしょうがないの?
ある程度はしょうがないです。私も再々書いているとおり、地球の生産規模は限られているのに、それで激増するミドルクラスの人口を(BRICなど)養い、バイオエタノールを生産し、はたまたカーボンオフセットで植林までやる、となれば、地球が何個あっても足りません。政府に文句を言ったところで、政府が地球を増やせるわけではないので、食い扶持が減るのはある程度「しょうがない」と思います。飽食に別れを告げ、自給率を上げることが早急に必要です。

② 「耐えて工夫してください」・・・・・お前もがんばれよ?
民間の努力も必要でしょう。でも、ここは政府のふんばりどころじゃないんでしょうか。石油の高騰、食糧の高騰が示すものは、「これからは経済構造のインプットが変わっていく」という結論です。例えば、今の経済構造が、100のインプットから150を生み出す規模を前提にできあがっているとすれば、そのインプットが、これからは80に、70に・・・・とだんだん減っていく分岐点に、今我々はいるわけです。しかも重要なインプットのほとんど(石油、食糧、金属資源など)は輸入に頼っているわけですから、こんな不安定なことはありません。

Yahooのニュースに、「東海地方のモーニングが食糧高騰で危機」というのがありました。喫茶店はぎりぎりの努力をしているけど、値上げすれば客が離れるし、値下げすれば利益が出ない。どうしようもない。ということでした。

b0069365_13564986.jpg端的に言って、ものの値段が上がれば、それを買えるだけの購買力のある人の数は減ります。なので、食べ物の値段が上がれば、外食できる人の総数が減るのは自然の原理だと思います。モーニングが350円だったときは100人の客を10軒の店で争っていたのが、450円になれば50人の客を10軒で争わないといけなくなる。であれば、「企業努力で5人の客でも採算がとれるようにしなさい」という話なんでしょうか、福田さん?

それは絶対に間違ってますよね。残った50人の客に対して、10軒ものお店が報われない可能性の高い努力をしないといけない、なんておかしいです。50人しか客がいないんだから、もはや店は5軒が限界かもしれないのに。この状況、大きな視点で見れば、今後は「外食産業」に従事できる人の数が減っていかざるを得ない、ということじゃないんでしょうか?だってマーケットが縮小していくのですから。じゃあ外食産業で働く人たちを路頭に迷わすのか?

それも間違っています。

産業を再編成するしかないんじゃないでしょうか?

農業の見直し。代替エネルギー産業の創出。日本が海外で勝負できる産業の再検証。

「報われない努力」を強いられる人の数を減らし、インプットの減少に柔軟に対応できるような産業構造を、今徹底的に考えないと、あっちでもこっちでも、下がる給料で残業しまくっても結果が出ない、というような閉塞的な状況に陥ると思います。

福田さん、あなたも工夫してください。たのんます。
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by kinky25 | 2008-04-13 13:27 | カンキョウの話。


筆者: 環境庁勤務・一児の母。 生息地: カリフォルニア・サクラメント。  ブログについて: サイエンスとトレンドを融合した、わかりやすいエコ・温暖化・サステナビリティ。コメント歓迎です(除く営業)


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