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美しかったカシージャスの戴冠

下馬評が高いのに勝てないスペインと、下馬評はそこそこでも常に決勝、準決勝に駒を進めてくる手堅いドイツの組み合わせとなったEuro2008決勝。

結果は、「エル・ニーニョ」ぶりを発揮したトーレスの値千金のゴールで(一瞬でディフェンダーを追い抜いてしまうなんて!)、スペインが40何年ぶりの優勝。

b0069365_13383574.jpg4-1-4-1というと超攻撃的布陣のはずなのですが、スペイン判マケレレ?のセナがいて、さらにディフェンス陣がすばらしく、そしてゴールを守るのがカシージャスとくれば、さぞや安心して前掛かりに攻撃できたことでしょう。

前線の5人が一気に上がっていく場面には、本当にわくわくさせられました。

スペインチームは常に粒ぞろいではありましたが、やっぱり今年のチームは群を抜いて粒ぞろいだったかも。FW、MF、DF、どこをとってもベスト11候補ぞろいです。そして、謎の名将アラゴネス。時代錯誤な発言で物議をかもしたりして、なんだか好きになれないなあと思ってたのですが、あれが老人力なのでしょうか。

最後に優勝カップを高々と掲げたカシージャス、美しかったです。27歳にして、すでに代表のゴールを10年近く守り続ける男は、間違いなく今世界一のGKでしょう。それよりも何よりも、あの年にしてあの成熟ぶりというか、包容力はすばらしい。彼ほどキャプテンマークが似合い、そして優勝カップが似合う選手は、ほかにいなかったのではないでしょうか。戴冠すべくして戴冠した、終わってみればそんな感じがします。

おめでとうスペイン。これからも、美しく攻めまくるフットボールを。
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by kinky25 | 2008-06-30 13:41

祝・決勝進出!顔が変わったスペイン - Euro 2008 -

スペインに係累はいないのですが、どういうわけかスペイン代表が好きでずっと応援しています。日本では「無敵艦隊」なんて呼ばれてつねに下馬評は高いのですが、本大会になるとなぜかふがいない負け方をしてなかなか勝ち上がれない、そんなチームでした。

b0069365_154549.jpg質の高い選手がそろっているのに勝てないわけは、スペインの国家事情である、というのが定説です。詳細は省きますが、イギリス式に、スペイン代表ではなくてカタルーニャ代表とかバスク代表とかにしないことには、意気があがるわけもなく、選手もファンも一体感をもてない、ということ。そしてそれを裏付けるかのように、代表の試合はスペインでは人気がなく、チームも大舞台ではここ一番での敗退を繰り返してきたわけです。

今回の決勝進出は20何年ぶりだとのこと。20年前は知りませんが、少なくともここ5-10年ぐらいのスペインは、「ラウルのチーム」だったかもしれません。ラウルといえば、FWでありながらチームに尽くすプレーのできる選手でした。そのラウルが背負っていた7番を、今大会で背負っているのがダビド・ビジャ。「雑草育ち」で、泥臭いまでのゴールハンター。とにかくぎらぎらしてゴールを狙う、飢えた狼のようで、見ていて気持ちがいいほどです。そのビジャと2トップを組んだトーレスも、体もずいぶん大きくなり、顔にもふてぶてしさが出てきて、2人でぎらぎらの相乗効果という感じ。

チームに貢献するプレーに徹することでチームを引っ張っていくタイプだったラウルは、レアルでは「ギャラクティコ軍団」戦略の犠牲になって(?)「俺様が」「俺様が」の群雄割拠をまとめることができませんでした。スペイン代表も、違う地域の選手とファンが、お互いに心を開かないままチームとしてプレーするいわば群雄割拠のような状態。もしかしたら、ラウルがもっと俺様色を出してチームをコントロールしようとしたならばシナリオは変わっていたのかもしれません。

でもラウルはそういうことは絶対しない選手でした。(多分。)そして、ラウルの背中を見ているはずの選手たちは、いまひとつチームとしてまとまりきれず、不完全燃焼で終わっていました。

今回、ただがむしゃらにゴールを狙うビジャが前線で暴れまわることが、攻めに対する一体感をもたらしたのかもしれません。とりあえずその勢いに乗って、みなが攻めのスピリットを共有できたのかも。

FWの顔が変わったスペイン。

もちろん、粒ぞろいです、今回のチーム。セスク、セルヒオ・ラモス、イニエスタ、そして忘れてはならないプジョルやカシージャス。

でも、スペインはいつも粒ぞろいだったのです。過去を振り返っても、今回のチームに遜色ない気がします。もしかしたらスペインに足りなかったのは、ピッチ上に一体感をもたらしてくれる、ほんの少しのカンフル剤だったのかもしれません。

そのカンフル剤を得たスペイン。

今回は勝っちゃうような気がします。日曜日が楽しみです。
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by kinky25 | 2008-06-27 15:45

日本人はまだ勤勉なのか?

日本には1年おきぐらいに帰ってはいるのですが、さすがに住まなくなって4年を超えると、浦島太郎状態になってきます。

ところで、日本に帰るときに最初に接する日本人は、実は航空会社や空港で働いている方たちだったりします。彼らの接客はやはりとても腰が低く、感じがよくてしかも小さい子供連れだととても大切に取り扱ってくれるので、「あ~やっぱり日本だなあ。サービスがいいなあ」と毎回思うし、若い人たちのほうが気が利いたり対応が早かったりすることも多くて感心します。

・・・・んが。

いざ地元に帰ってみて見聞きするのは、「最近は人を採用するのが何より大変だ。店を続けたくても続けて働いてくれる人を採用できないから続けられない」という類の話ばかり。特にスーパー、コンビにやレストランなどでは、3ヶ月も持てばまだいいほうで、採用した初日から来ない、とかいうことがざらにあるそうです。

田舎ですから景気がいいはずもなく、したがって仕事だって求人自体がそんなにないのに、それでも若い人はどんどん仕事をやめてしまうと。一通り仕事をやってみて、それで辞める、という結論ならまだわかるのですが、1日目から来ないなどというのは、仕事をしないことに対して危機意識が全くないということなのでしょうか?

感じがよくて、機転も利いて、気も遣える若い労働力がいる一方で、労働力になる気もない若者もたくさんいる?このギャップがどうも気持ち悪くて気になっています。

というのも、これからの世の中は、端的にいって3K仕事がどんどん増える時代になると思うからです。温暖化対策というだけでなく、もうこれからはエネルギーや食料は今までのように贅沢には手に入らなくなります。そうなれば、自分の力で何とかするしかないわけで、自分で耕したり、自分で漕いだり、とにかくエネルギーや輸入に頼らないでしのがないといけない場面が増えると思うのです。サービス産業への従事者は減って、第一次産業か単純労働への従事者が増えざるをえないのではないでしょうか。

8サラ2農のような勤務形態ができればいいのに、と思うのはそういう時代になったときに、肉体労働を一定の人に押し付けるのでなく、みなで分担できると思うからです。

そういう時代には、純粋な労働力がものを言うと思うのですが、働く気のない若者は、そういう時代が来たらどうなるのでしょうか。

「近頃の若いもんは」などと言うつもりは到底ないのですが、なんだか日本という国が空洞化しているような気がして気になってしまいます。貧困層が増えている、物質的な豊かさはおそらく下り坂に向かい始めた、という事実と、仕事を提供されても働かない人口の増加。どうつながっているのでしょう。

このあたりの変化、私が日本を出てからの数年で大きく変わってきているような気がするのですが気のせいでしょうか?
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by kinky25 | 2008-06-26 15:12 | カンキョウの話。

IPCC パチャウリ議長 カリフォルニア環境庁に来る!

長く更新をサボってしまいました。実は日本に帰っていました!いろいろ記事にしてみたいこともあるのですが、本日はとりいそぎIPCCのPachauri(日本表記は「パチャウリ」議長で合ってますか?)議長が、なんとわがカリフォルニア環境庁にて講演を行うということでそのニュースを。IPCCといえば、去年のノーベル平和賞受賞(ゴア氏といっしょに)で一気に知名度もあがったのでは?温暖化の世界的権威です。

パチャウリ氏をかこんで、庁内でのイベントもあるのかな?非常に楽しみです。

この講演はWebcastされます。直接のリンクがないようなので、このイベントカレンダーの6月27日のところを、当日クリックしてください。こちら時間で10:30からですので日本は夜中でしょうか。でも週末かな?

http://calepa.ca.gov/Broadcast/?BDO=1
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by kinky25 | 2008-06-24 15:45 | カンキョウの話。

アメリカに吹き荒れる変化の嵐

風邪をひいていました。痛恨です。ほぼ1週間使い物にならず、大誤算です。参りました。

私が具合を悪くしている間に、アメリカもずいぶん具合が悪くなってきました。

b0069365_1324163.jpgまず、ガソリンの値上がりがとまりません。北CALは1ガロン4ドルを超えました。今まではガソリンが安かったので、猫も杓子もという感じで巨大なトラックやSUVを乗り回していたアメリカですが、もはやそういう車は維持できない情勢になってきました。

さらに、サブプライムローン問題にからんで、サププラでローンを組んでいた人たちの多くが、それを担保に車のローンを組んでいたらしく、家のローンが払えなくなると同時に車も取り上げられる、という現象が起こっているようです。

ジェネラル・モータース社は、トラックやSUVを作っていた4つの工場を閉鎖することを発表。

食料の値段も上がってきています。何かで読んだんですが、食料の値段が上がってきたので、家庭菜園を始めた人がたくさんいるそうです。

そして今日、シュワ知事がカリフォルニアに旱魃の非常事態宣言を出しました。早いところではもう節水制限が始まっており、さらに極度の乾燥で山火事のリスクも高まっているとのこと・・・・。このあたりの貯水池の水位もものすごく低いです。心配です。

ようやく民主党の大統領候補指名を確実にしたオバマ氏の掲げるポジティブな響きの「CHANGE」とは違って、今アメリカを襲っている「変化」は、これまでのような「何でもたくさんあるから、お金があれば好きなだけ使っていい」という世の中の構造が変わってきている、という、アメリカが始めて経験する負のスパイラルかもしれません。

石油などのエネルギー資源、食料資源、そして水。何もかもが地球規模で目減りしつつあることの影響は、超大国であるアメリカといえど間逃れることはできません。

「なんでもある」ことに慣れきった国なので、「なくなる」ということに対する反応が、やっぱりかなりヒステリックな気がします。ここが「サステイナブルな社会」への運命の分かれ道だと思うので、何とか大人の対応で解決策を見つけていってほしいと思います。

これはどこの国にも言えることですが、資源の目減りは、どの国の政府であれ完璧に解決することはできないと思います・・・戦争などの手段で勝者総取り、というやり方意外は。だから、個人個人がサバイバル能力を高めるのがほんとに大事だと思います。とりあえず野菜づくりとかからですかね、やっぱり。

写真: メリーゴーラウンドの馬たちもおののいてます!ていうかメリーゴーラウンドの馬がこんなにこわい顔をしていたことに、今まで全く気がついてませんでした。どうしてこんなに怖い顔?
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by kinky25 | 2008-06-05 12:58 | アメリカ/カリフォルニア


筆者: 環境庁勤務・一児の母。 生息地: カリフォルニア・サクラメント。  ブログについて: サイエンスとトレンドを融合した、わかりやすいエコ・温暖化・サステナビリティ。コメント歓迎です(除く営業)


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