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初めて聞いた「一人飲み」

病院の人手不足が深刻ということで、出産にまつわるトラブルのニュースをよく目にします。

この記事によれば、多くの産院・産科で、人手が足りないので、新生児に哺乳瓶を加えさせたまま放置(というと言葉が悪いですが)せざるを得ないそうで、それを「ミルクの一人飲み」と呼んでいるとのこと。

それで思い出したのですが、知り合いで、子守のボランティアをしに夜病院に行っている人がいます。「そうなんだ~」と何気なく聞き流していたのですが、改めて彼女の話を思い出してみるに、基本的には新生児を抱っこしてあやして、おむつを替えて、ミルクをあげるのがボランティアの内容だと思います。

生まれたばかりの赤ちゃんを素人の赤の他人に面倒見させていいのか?という意見が出そうですが、乳児に対する過失に異常にうるさく(事件が多いので)、管理もすごく厳しいアメリカでそれが成功しているということは、トレーニングや管理体制をちゃんとすれば可能だということのようにも思えます。

こういう方法は、日本では考えられないでしょうか・・・。
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by kinky25 | 2008-09-28 14:32 | アメリカ/カリフォルニア

ちゃんとしよう、家族計画。

今住んでいるところは決してガラの悪い場所ではないのですが、割と交通量のある通りに面していて高速のランプが近いせいか、車にまつわる犯罪が多いです。

b0069365_15213290.jpgうちのおっさんは2年ほど前にBBガン(おもちゃ)で窓を割られたあとに車を盗まれましたが、2週間ほど前にまた盗まれました。今日その車が見つかったそうですが、ひどいもんです。カタリティック・コンバーター(白金やパラジウムといった貴金属が微小に含まれている)目当てだったと思われ、その他にはこまごまとした部品や後ろ座席などがなくなっているらしい。プロならばエンジンやタイヤを持っていくはずということで、どうやら素人の犯行のようです。

2年前は、盗んだあとそのまま近所に乗り捨てていたところから愉快犯に近いと思われ、今回は車の窃盗にあまり知識のない若者の犯行。

こういうことを言いたくはないですが、本当に程度が低いです。盗みということに何の罪悪感もないのだろうし、たった数十ドルか数百ドルか知りませんが、そんなはした金のためにリスクを犯すこともなんとも思わない。若いうちからJailとシャバを行ったりきたり、という図が目に浮かびます。こういうちょろい犯罪が、お隣にもそのお隣の家にもこの1年のうちに起こっているので、そういう若者の数は本当に多いと思われます。

なんでこんなことになるのかな~。

子供が子供を産むことも、理由の一つにあるような気がしてなりません。貧しかったり、教育を受けていなかったりする若者は、親になる覚悟も知識もないまま、十代とかで子供を産んでしまいます。自分たちが未成熟だから子供ができてもまだ警察のやっかいになる人も多い。しかも生活力もないのに二人三人、そして別れて次の相手とまた子供を・・・・というパターン、多いです。そしてそういうのを見て育つ子供は結局同じことを繰り返す。

どこかでこの悪循環を断ち切るには、やっぱり教育が一番大事だと思うんですが、その中でも性教育が本当に大事。きちんとした避妊の知識や、望まない出産を避けられるようなサポートを周りがすることが、一番重要なことのような気がします。なぜって、教育の原点は家庭だから。

「貞操観念」的な言葉が通用しない今、これってとても難しい課題だと思うのですが、そういう時代だからこそ子供が子供を産む傾向はどんどん強ります。悪循環です。
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by kinky25 | 2008-09-22 15:06 | アメリカ/カリフォルニア

いつまで捨てるのでしょうか?

食料の値段が高騰しているのに、また豊作で野菜を廃棄というニュース

価格が暴落すると、出荷しても赤字になるだけで農家は打つ手がない、という現状はわかります。

でも、絶対に解決策があるはずだとしか思えません。何がボトルネックなんでしょうか?農協?どんな解決策が考えられるのか、それができない原因は何なのか、そういうことをニュースにしてほしいです。それとも圧力があって無理なんでしょうか?

不思議だらけの日本の農業。これからは重要性が増す一方なのですから、もっとも構造改革が必要な分野だと思います。一流の起業家たちや、いい意味での投資家が、がんばっている生産農家とタッグを組む、というようなビジネスモデルがあってもいいだろうし、多様な試みが必要だという気がします。

そうそう、豊作で廃棄するしかないという問題も、もしこの畑が一般企業によって経営されていて、社員が勤務時間の10%を使って野菜をつくっている・・・というような形態だったら、社員に配ればすむことですよね、自家消費として。まあこれは極端な例で、現実味はあまりないかもしれませんが、今までどおりやっていて、それがうまく行かないというのだから、何かを変えないといけないんだと思います。畑を耕す方法というより、農業の経営方法を変えるということ。

汚染米だとかの問題も、元をたどれば根っこは同じという気がします。根本的な何かが変わらなければならないのでは・・・?
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by kinky25 | 2008-09-20 14:20 | カンキョウの話。

アメリカのエコ・リーダーたち / Bill Mcdonough

どんな世界にも優れた人がたくさんいて、優れたアイディアや頭脳を競い合っていますが、「リーダー」になるのはほんの一握り。日本語で「リーダー」と聞くとあんまり偉い感じはしませんが、実際のLeaderは群集をLead(ひっぱっていく、導いていく)する人。ただ優秀なだけではない。もっとカリスマ的な何かを持つ、本当に選ばれた人たちだと思います。

アメリカは国全体としては環境への取り組みは遅れていますが、アイコン、グールーと呼ばれるような突出した環境界のリーダーがたくさんいます。アル・ゴアもそういう一人かも。

b0069365_13521287.jpgWilliam(Bill) Mcdonoughは、サステイナブル・デザイン界のリーダー。今日彼がサクラメントまで講演に来たというので聞きに行ってきました。彼が提唱するのはCradle to Cradleというコンセプトで、最近はよく耳にするようになった、企画段階から廃棄までのライフサイクルをすべて考えたものづくり(デザイン)です。そういうコンセプトは今ではいろいろあり、私が勉強したのもそのような世界。なので、そんなに目新しいものではありません。

・・・・が。

これがリーダーなのか、と思わせたのが彼のプレゼンでした。

まず、彼自身がデザイナーなので、プレゼンのスライドがかっこいいのなんの。パワーポイントじゃないソフトでしょう。ビジュアルも、言葉の選び方も、レイアウトも、ミニマルにして美しいの一言。惹きこまれます。そして、モノのとらえかた、表現の仕方、すべてがいちいち詩的で美しく、心に残るのです。コンサートでもないのに、「観衆を酔わせる」ほどにインスピレーショナルで革新的なのです。

コンセプトだけだったら、もっと完成された理論を持っている学者はたくさんいるでしょう。でも、そういう人たちのプレゼンは、500人の人は集められないし(今日の講演はそれぐらいかもっと集客してました!)、途中で眠っちゃう人もいるかもしれない。でも彼のプレゼンを見た人は、「うわ~、こりゃすごい!大変だ!」と目を丸くし、会場を出るときには自分も何かできる気になって浮き足立ちながら帰路に着いたはずです。しかも多分、帰ってから誰かに彼のことを話したでしょう。実際私はブログをUpしてしまいました。

リーダーというのは、最高の理論を持った人でも、最高の頭脳を持った人でも、最高の行動力を持った人でもない。人をインスパイアし、人に力を与えることのできる人なんだと思います。彼のプレゼンに酔ってみたい方は、いろいろ検索してみてください。YouTubeなんかにもビデオがあります。ホームページはこちら。http://www.mcdonough.com/
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by kinky25 | 2008-09-16 13:48 | カンキョウの話。

森の役目。

温暖化対策で、「森」が果たす役割が大きな注目を集めるようになりました。CO2の"Sink"となるからです。木は吸収したCO2を死ぬまで体内に貯蔵できます(貯蔵できる量は「働き盛り」を最大に減っていきますが・・・・)。このため、森をきちんと管理しながら広げれば、すでに空気中に排出してしまったCO2を地表に取り込んである程度固定できるというわけ。

b0069365_1395951.jpgカーボン・オフセットのための植林、というのはそういう意味です。

ところがこの「森林」、なかなか一筋縄ではいかない。日本の森林には間伐材という問題があり、森林自体が不健康で疲弊している、と以前書きましたが、カリフォルニアの森林には、山火事という大きな問題があります。

今の職についてから、CalFireという名称を聞くことがたびたびありました。Cal(カリフォルニアの)Fire(火事)だから、消防庁みたいなものかな~と思っていたら、なんと森林を管理する庁でした。California Department of Forestry and Fire Protectionと呼ばれています。

つまり、カリフォルニアで森林と山火事は切っても切れない縁なのです。なぜか?答えは簡単。暑くて乾燥しているから。山火事は自然のサイクルの一部。森の生態系も何年かに一度の山火事が起きることを前提として回っています。(山火事には一種の浄化作用があるのです。詳しくはこちらを)温暖化の影響で、さらに乾燥が進み、暑くなると予測されるカリフォルニアでは、残念ながら山火事も増えると予測され、それを裏付けるようにここ数年は、毎年のように大規模な山火事が起きています。

最近は最初に書いたとおり、温暖化対策のために、特にCO2の排出量を削減にあたって、森をきちんと管理して広げよう、という動きが出てきたわけですが、日本もカリフォルニアも、タイプは違えど問題を抱えています。

その双方の問題を解決するか?と注目されるのが、余剰な木の燃料としての利用。

日本の場合は、(想像するに)クオリティがよくなく、製品としての使い道があまりない間伐材を燃料として利用することで、森の質をよくし、さらに化石燃料の使用を減らせる。

カリフォルニアの場合は、ほっておくと火事の原因になってしまう倒木や枯れ枝、背の低い木や密度の高くなりすぎた林などを間引きして、そういう木を(Fuelと呼ばれる)燃料として使うことで、火事の規模を縮小し、化石燃料の使用を減らせる。

いいこと尽くしじゃないですか!

・・・といいたいところなのですが、間伐材を伐採したり、倒木を拾い集めて燃料施設まで運ぶ、という一連のプロセスが、恐ろしい手間とコストと、そして輸送にかかるCO2の増加につながるという大問題があります。想像しても、広い山の中を(しかも傾斜あり)、一本一本重たい木を集めて運搬するというのは、気が遠くなる作業のように思えます。

京都で間伐材の燃料化のプロジェクトが立ち上がったそうですが、この問題を解決するのに何かいいアイディアはないか?ということで公募しているようです。画期的なアイディアがあったら応募してみたいものですが。
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by kinky25 | 2008-09-09 13:04 | カンキョウの話。


筆者: 環境庁勤務・一児の母。 生息地: カリフォルニア・サクラメント。  ブログについて: サイエンスとトレンドを融合した、わかりやすいエコ・温暖化・サステナビリティ。コメント歓迎です(除く営業)


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