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Whole Foods の Earth Day、そして映画 Earth

Earth Dayの週末、Whole Foodsではちょっとしたイベントが行われていました。子供たちには無料でおもちゃや風船などのプレゼントが。素材や遊び方など、無料で配れる予算内で丁寧に吟味されたと思われるおもちゃばかりでした。Whole Foodsでいつも感心するのは、この店には「やっつけ仕事」がない、ということ。たかが子供だましのタダのおもちゃ、という考え方がない。子供だからこそ、子供のために、と手間と時間をかけ、いろいろ考えてつくったものをちゃんと提供しよう、という気持ちが伝わってきます。
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この塗り絵用のノートは、リサイクル紙と「Soy ink」、つまり大豆からつくられたインクを使って印刷されています。中身は環境をテーマにしたオリジナルのお絵かき遊び。クレヨンも同じくSoy ink。リサイクル紙、質は悪いですが、それを隠したりせずありのまま使っているところがいいと思います。

これだけ質の悪いリサイクル紙に大豆インクをのせた製品の需要がどれだけあるのでしょうか。多分相当なニッチでしょう。予算内でこういうものを作ってくれる業者や工場を探すだけでもけっこう大変なんじゃないかと思うし、割高なのでは。他に配ってくれていたおもちゃも含め、わが子がもらった分だけでもけっこうな値段になるはず。楽に安く済ませようとしたらいくらでも方法があるのに、敢えてそれをしないところに経営理念を感じます。

こういう日々の積み重ね(地道にノウハウを積み重ねないと、思い付きではできないこと)、利益を顧客に還元しようとする姿勢が、結局は顧客のロイヤリティを生むんじゃないでしょうか。お客としてサポートしたい、そういう気持ちに自然となります。けっきょくビジネスの真髄ってそういことじゃないのかな?決してマネーゲームじゃない。税金泥棒してふんぞり返ってるどこぞのCEO、Whole Foodsでインターンでもやってみたらどうでしょう。

それと、ついでといっては何ですが、映画「アース」を見ました。こちらではEarth Dayにあわせて封切られたらしいのです(違うかな?)。今までのドキュメンタリーの常識を覆す映像に、とにかく圧倒されました。そしてもちろん、非常に苦い後味を残す映画です。(いまだに北極グマのお父さんのことが・・・・)何も言いますまい。まだの方は絶対見るべしです。それも映画館で見て欲しいです。これは小さいスクリーンじゃもったいない。関係ありませんが、音楽は坂本龍一がやったらよかったのにと思いました。
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by kinky25 | 2009-04-28 13:38 | カンキョウの話。

祝・Earth Day - Best of Green (エコ大賞)

昨日4月22日はEarth Dayでした。

ところで、アメリカの大きなエコサイトにTreehugger.comというのがあります。Treehuggerという言葉から抱くイメージとは違い、なかなか洗練されたサイトなのですが、そのサイトが、Earth Dayに合わせてなのかどうなのか、年間Best of Green(いわばエコ大賞)を、いろいろな部門に渡って発表しています。

例えば芸能・文化部門では、ベスト映画賞がWall*E、ベストプロジェクト賞が、ブラピが関わっていたカトリーナ被害後のニュー・オーリンズに家をたてるプロジェクトなどなど。車・運輸部門ではプリウスがハイブリッド大賞。エコセレブなどの情報満載のEcorazziなんていうウェブサイトも入ってました。さらに、ファッション、コスメ部門から、デザイン・建築、ビジネス・政治部門まで、今のアメリカのエコ・トレンドをおさらいするのに役立ちそうな企画です。
b0069365_1465367.jpg食部門では、私の好きなNew Belgiumというビールメーカーがベストブルワリーに選ばれていました。これが社屋のようなのですが・・・いい感じです。 

個人的にはデザイン・建築部門がおもしろかった。チェックしてみてください。
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by kinky25 | 2009-04-24 14:08 | カンキョウの話。

「自然由来」でもイケるプロダクツ

オーガニックだのナチュラルだのをうたってる製品をいろいろと試してみての正直な感想ですが、モノによっては使い勝手が悪く、(大きな声では言えませんが)長続きしないものもあることがわかってきました。そういうわけで、最近は、自然由来成分だけでできているもので気に入ったものがあれば、それを重点的に攻めるようにしてます。

今日は歯磨き粉をご紹介。あとで写真を載せますが、Trader Joe'sがつくっている歯磨き粉を使ってます。これはなんと値段も安く(2ドル以下!)、「オーガニックや自然由来は高い」という常識を覆してくれます。
自然由来のものって、洗剤でも何でも泡立ちが悪いですが、この歯磨き粉もご他聞にもれずです。さらに、ハーブ粘土(言いすぎかな?)とでも形容したくなるテクスチャー。でも驚き。慣れてくるとこれが全く気になりません。今では何のストレスもなく使っています。むしろ慣れてしまうと、こっちのほうがいい、と思えるぐらい。

b0069365_1301877.jpgそこで、子供の歯磨き粉(飲み込んでもいいやつ)も自然のにしました。私が使っているのと同様、ハーブくさいですが、子供用に甘味を加えてあります。どうかな~?と思っていましたが、息子は気に入ったようで、「新しい歯磨き粉好き」と、歯磨きをいやがらなくなりました。

b0069365_1365990.jpgTrader Joe'sの歯磨き粉の話に戻りますが、実はこの製品には「Animal test free」のマークが入っています。ん???てことは普通の歯磨き粉を開発する過程では、動物実験が行われているということ???動物実験というと、もっと強い薬などを想像してしまうのですが、もしかしたら歯磨き粉やシャンプー類でも行われているのですね。
普段全く気にせず使っている日用品にも動物実験が行われているものがあるということ、言われないと全く気が付きません。教えてくれてありがとう。
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by kinky25 | 2009-04-22 12:58 | カンキョウの話。

ついに認定・CO2は大気汚染物質である By US EPA

政権交代はやっぱり必要である。

環境問題のような、どちらかというとマイナーな政治的問題に携わっているとつくづく思います。ブッシュ政権下では常に冷や飯を食わされてきたアメリカ連邦政府環境庁(US EPA)、オバマ政権にかわってから息を吹き返しました。およそどんな政権であれ、常に完全に理想的な判断ができるわけじゃない。それならば、定期的に優先順位を変えられる仕組みをつくって、水が淀まないようにすることは、バランスをとる上でとても大事だと思います。それが政権交代の役目ではないかと。

CO2が「大気汚染物質である」という認定、US EPAはこれまでも試みてきましたが、ブッシュ政権ではついぞ成功しませんでした。それが政権が変わって、やっと日の目をみました。

さて、CO2(厳密には京都議定書にある6つの温暖化ガス)が「大気汚染物質である」という認定がなぜそんなに大事なのか?これには、「法案」(Bill)と「法規・法令」(Regulation)の違いが大きく関係しています。三権分立、というのは学校で習ったと思いますが、その中の二つが立法と行政の独立。つまり、法律をつくる人と、それを実行する人がかぶってはいけない、この二つは完全に独立していないといけない、という原則です。立法府にいる人たちがつくるのが法案(Bill)であり、いったん通った法案を法規・法則(Regulation)にするのが行政府。例えば、「無断駐車は違法である」という法律が通ったとすると、「「無断」の定義とは○○である」「違法と決めるのは警察の役目である」「罰金は3万円とする」「支払いは、違反日から30日以内とする」などという細かい決まり(法規・法令)を全部決めて、執行するのが行政の仕事。

日本では官僚が法律を草稿したりしているのでこの前提は崩れているわけですが、アメリカでは少なくとも立法と行政の独立は機能していると思われます。ということは、行政府が欲しいような法律がつねに生まれてくるわけではないので、いったん通った法律を、その法律の範囲内で一生懸命解釈し、実行するのが行政府のお仕事、というわけ。

で、CO2ですが。

アメリカには、Clear Air Actという、大気汚染防止のための法律があります。US EPAは、Clean Air Actににおいて、US EPAが認定した「大気汚染物質」を規制する権限を与えられています。

つまり、CO2を大気汚染物質と認定し、それが認められれば、Clean Air Actの権限下で、US EPAがCO2を規制できる道が開けるというわけです。

もしそうでなければ、アメリカがCO2を規制するには、新たな法律を待たなければなりません。京都議定書にサインしなかったアメリカで、温暖化防止の法律が国会を通るにはどれだけの困難が待っているか、想像に難くないと思います。実際問題、温暖化防止の法律は、出ては消え、出ては消えしていて、今のところすぐにでも法案が通るという見通しはありません。

そんな中、CO2の「大気汚染物質認定」は、その困難な道を全部ひとっとびにとびこえて、US EPAが既存の法律の範囲内で、温暖化防止の規制をはじめることができる、という可能性を与えてくれるのです。あるのとないのとでは大きな違いです。そういうわけで、この認定は画期的なのです。

さて、政権交代のない日本は、この流れにどう対応するのでしょうか?

せっかく省エネなど世界一の技術があるのに、このアメリカの動きに乗り遅れたら、「温暖化後進国」どころか「蚊帳の外」になりかねません。ぜひこの流れについていって欲しいです。
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by kinky25 | 2009-04-18 12:59 | カンキョウの話。


筆者: 環境庁勤務・一児の母。 生息地: カリフォルニア・サクラメント。  ブログについて: サイエンスとトレンドを融合した、わかりやすいエコ・温暖化・サステナビリティ。コメント歓迎です(除く営業)


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