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バブルの呪縛

最近、若い女の子の間で専業主婦願望が増えているそうです。

それを聞いて、「痛いところをつかれたな・・・」と思いました。

b0069365_1541968.jpgふたを開けてみると、その心は、「仕事をしたくない」「楽したい」ということのよう。あーそうか。バブルを謳歌した我々世代が、今、親になって、娘たちに「女の極意は男に稼がせ、貢がせて、楽する人生である」というような薫陶を与えているんだな・・・・・。そんな気がしてます。

いや~。確かにあの時代には、アッシーだのメッシーだのみつぐ君だの、そういうのがもてはやされました。クリスマスは一流ホテルのなんとかで・・・とか。今話題の高城某氏なんて、バブルをひきずってるにおいがぷんぷんします。肩書きからしてどうにもこうにも。そういう時代だった。(そういや、もう一人の高○氏も、バブルにはまったまま一生大人になれなかった人なのかもしれない)

でもでも。

あれはあの異常な時代だけのこと。うたかたの夢、二度とつかまえられないかげろうなのです。バブルのような時代は、多分二度とやってこない。世界を見回して日本の立ち位置をちょっと確認すれば、そんなことはすぐわかる。

・・・・・っていうか、多分バブル世代以外のみんながわかってる。

でも、バブル世代は、あの当時吸った甘い汁がいつまでもいつまでも忘れられずに、いまだにその時代のマントラを唱え続けているのではないか・・・と、そういう気がしたのです。

これはとても時代錯誤でまずいことです。

多分、日本はこれから「働かざるもの食うべからず」の時代に突入するのではないでしょうか。そういう時代に、最初からただ「楽をしたい」という理由だけで、労働市場に白旗を掲げて参戦しないというのは、ものすごくリスクが大きいと思います。つぶしが利かなすぎる。バブル世代は、もしその結婚がこけたとき、子供たちの面倒を最後まで見るつもりでそんな教育をしてるんでしょうか。

専業主婦を批判しているのではありません。その意味をよく考えもしないで、他の選択肢を簡単に捨ててしまうことのリスクを心配しているのです。

仕事をしたくても求人がない、というのはまた別の大きな問題ですが、少なくともバブルの呪縛から我々世代が自由になって、この先を見渡してみる必要があると思います。なにしろ、社会の屋台骨を担う年齢になってきているのですから。とにかく絶対に二度と来ませんよ、あんな時代は。

写真:さようなら、おやじギャル。さようなら、いろんな意味で。
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by kinky25 | 2009-09-29 15:22

成長か環境か、それが問題ではない

鳩山さんが25%削減を公言したことで、国内の論争がにわかに緊張を帯びてきました

産業界は、そんなばかげた目標を立てては、経済は立ち行かない、と言う。それを達成しようとすれば、経済の停滞を招く、と。

一つ疑問があります。

それでは、温暖化対策をとらなければ、経済は停滞しないのか?(すでに停滞しているのに?)

そもそも、日本経済は今なぜ停滞しているのか?


その答えを出さずに、温暖化対策が経済を停滞させる、とは決められないと、そいういう気がしてなりません。


エコノミストでもない素人の観測ですが、現在日本の経済が停滞しているのは、今まで日本の成長を支えてきた加工貿易-資源を海外から輸入し、それに付加価値をつけてモノにし、また海外に売る-という経済モデルが、もう通用しなくなってきているから、だと思います。

そして、中国という国の経済的台頭一つをとっても、今後それがまた通用する時代が来る、とは思えません。海外の資源は、もはや今までのような値段では手に入らないだろうし、海外での競争も激化します。

加工貿易に頼ってきた日本の経済構造は、このままでは立ち行かない。だとすれば、その経済構造そのものを、もう一度考え直すことが、「温室効果ガス削減」が日本経済を停滞させる!」と決めてしまうより先に必要なことじゃないのでしょうか。そうでないと、よしんば削減の政策をぽしゃらせたとしても、経済は停滞したまま、日本という船はどこへもたどりつかない、そう思います。

経済成長を論じる前に、今ある経済構造が、果たしてこの先20年30年、100年と続けられるのか、ということをまず考えるべきです。

そうすれば、温暖化防止にも効果のあるいくつかの問題が、必ず浮き彫りにされるはずです。例えば、農業の重要性。例えば、エネルギーの安全保障としての、石油への依存からの脱却。例えば、災害や緊急時にも強い、ローカルな発電の重要性。それから、これからも海外で競争力を保ち続けられる産業の洗い直し(プリウスに代表される優れた環境技術が日本にはたくさんあるのだから、環境は投資分野となるはずです)、日本国内にある資源の見直し(林業も含め)、などなど。

今のままやってもうまくいかないのなら、変化に向けて進みだすべきだし、その変化を、温室ガス削減とシンクロするような方向へと持っていくことができるのではないか。

前にも書きましたが、農業などは、やってみたくても、いきなり農家になる勇気のない人もたくさんいるでしょう。停滞する経済の中で、どうせ達成できない売り上げのために、何の利益にもならないサービス残業をするより、勤務時間の1割を社内菜園での農作業にあてて、農産物という現物支給をもらったほうが、社員の懐には暖かいのではないでしょうか。(今日び野菜は高いですし!)

もちろんこういう変化は、GDPには反映されないものです。会社からの出荷額には影響しないはずだし。でも、社員の生活には絶対に変化があるはずです。経済が成長しなくたって、人々の暮らしの構造と質が変わる、そういう道があるはずです。


成長を叫ぶ前に、みんなで経済構造を見直して、そしてこれからの50年、100年の、日本の経済のありかたのビジョンについて、コンセンサスをつくりあげる必要があると思います。そしてその中で持続可能性(サステナビリティ)を考えることは、重要な戦略になるはずです。
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by kinky25 | 2009-09-27 14:27 | カンキョウの話。

エロをエコする。

鳩山総理が、温室ガスの25%削減を明言しましたね。もちろん産業界から大反発です。これだけやってるんだからもうできることはない、ということです。

ならば私が方法を考えましょう。

というわけじゃないのですが、常日頃非常に気になってることがあります。ブログをランキングに載せてる人なら、一度はチェックしたことがあるであろう、ページへのアクセス。私が登録してるランキングのサイトで、環境・エコ部門はトップでもアクセス数が週1000件ぐらい。これがアダルト部門になると、なんと100,000件。100倍です。エコ部門が束になってかかっても、アダルト部門の100位にも届かないかもしれないという。

ニュースのアクセスでも、トップはだいたいいつもエロネタです。

・・・・まあ、100%品行方正に生きてきたとも言い切れないので、人間のそういう欲望を否定はしません。でも、ネットが人間とエロのかかわりを180度変えてしまって、そのことでものすごく悪い影響が出ていることが、私としては最低でも2つあると思っています。一つは、望んでもいない子供たちが、エロにさらされてしまうということ。2つ目は、醜いエロが氾濫しすぎて、美しいエロのことを誰も考えなくなるということです。

個人的には、どっちもすごく大きな問題だと思っています。そのせいで事件もたくさん起きています。そして、みんなが膨大な量のエロサイトを見ることで、電気代もたくさん消費されてしまうわけです。そして温暖化は着々と進行する・・・・。

なので、ネット上のアダルトサイト、アダルトニュースに、全部税金をかける。エロ税です。例えば、大人の所有するクレジットカードでお金を払わないと中に入れないようにすれば、子供からのアクセスはだいぶ減るはず。そして、その税収を、代替エネルギーなどに投資する。

もしくは、エロサイトは特定のネットカフェからしか見れないようにして、そこでは、自分でエアロバイクを漕ぎながら発電しないと、PCが見れないとか!

いずれにしろ、「言論・表現の自由」とかのからみで現実的には絶対法律にはできないんだと思いますが、エロはそもそももっともっと不自由であるべきだと思います。私たちのころは、中学生がエロ本の類を手に入れるのはけっこう至難の業だったはずです。そのぐらいの至難さがあるのが、健全な状態じゃないのかなと思います。

電気の消費量を減らすに当たって、一つだけ順調に伸びている部門が、家庭からの消費。そして、家庭の消費の中で、ネットはどんどん大きな存在になっているはず。そしてそのネットのコンテンツを支えるために、世界中で鬼のような数のサーバーが、鬼のような量の電気を消費しながら稼動しているわけですから、これを考えない手はないと思っています。

もちろん、エロだけじゃなくて、すべてのウェブサイト(私のもののような個人のブログからも)税金を徴収してもいいと思ってます。ちゃんと温室ガス削減のために使ってもらえるなら、ぜひ払いましょう。
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by kinky25 | 2009-09-27 03:58 | カンキョウの話。

エコフォント

仕事でプリントアウトする紙の量、どうしてもなかなか減りません。読まなきゃいけないものも、書かなきゃいけないものもたくさん。なるべく減らしたいとは思っているのですが、だんだん目も悪くなってきて、PCから直接だと読みにくかったり、アンダーラインが引けなかったりということで、やっぱり最低限はプリントアウトしてしまいます。

紙ももったいないけど、インクももったいない。それに、インクって高い!

と思っていたら、「エコフォント」なるものがあるそうです。

b0069365_1249924.jpg大きなサイズにしないかぎりは見えないような穴がフォントの中にたくさんあいていて、最大限20%インクの消費量を押さえられるとか。

オランダのサイトなので、もちろん日本語のフォントはありませんが、おもしろい試みだと思います。
「穴のあるチーズの次は、穴のあるフォントをオランダよりお届け!」だそうだ。

インクって、インクの消費量だけの問題じゃない。

リサイクルにも影響してきます。リサイクルするときは、インクは取り除かなきゃならない邪魔者。そりゃあ紙の上に載っている量はできるだけ少ないほうが、リサイクルがしやすいはずなのです。

フォントを変えることでインクの消費量を減らす。インク代も減らせるし、リサイクルにも貢献できる。一石二鳥以上かも。目の付け所が、なかなかシャープですね。

もしかして日本語でももうあるのかな?調べてみよう。
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by kinky25 | 2009-09-24 12:45 | カンキョウの話。

ありがとうファーマーズマーケット

職場の目の前の公園に、水曜日はファーマーズマーケットの市が立ちます。

今日は、見切り品の苺が、3-4キロほども袋に入ってなんと5ドルで売られていたので、買ってしまいました。

b0069365_15135170.jpg
今日食べられるだけは食べて、後はソースとジャムにします。大量!

消費者にとっては、ファーマーズマーケットには、いろいろな利点があります。

まず、生産者がわかること。おいしい野菜が買えること。1年も通っていれば、どの区画で誰が何を売っているかだいたいわかるし、どこの何がおいしいかも大体わかります。あと、野菜を見比べているうちに、いい野菜・おいしい野菜がわかるようになってくる。それから、旬がはっきりわかる。

もちろん値段が安いというのも大きな魅力。

それから、ヘンなものが入っている確率が少ないであろうということ。もちろんオーガニックにはそう表示してあるし、そうでなくてもファーマーズマーケットで売られている野菜は、形も色も自然なものが多く、明らかにスーパーで買ったものより早くいたみます。

それに比べて、アメリカのスーパーで売られている野菜はいたむのが遅い。一体どうなっているんだろう?保存料?それとも遺伝子組み換え?

考え始めると気持ちが悪くなってきます。

消費者にはいいことづくしのファーマーズマーケットですが、これを支えてくれている農家の方は、重労働でがんばってくれているのだろうな、と思います。毎週毎週、欠かすことなく見る顔ばかりですが、みんな「働いている人」の顔をしています。頭が下がるし、心の底から「いつもいつもありがとう」と言いたくなります。

日本でもこのシステムが広がるといいのになと思います。

景気刺激策なんて言うのなら、そういうところにもお金をつかってみては。
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by kinky25 | 2009-09-03 15:27

日本が直面する新しい時代

ついに自民党の牙城が崩れましたね。

日本でその瞬間を迎えたわけじゃないので、どんな感じだったのかいまひとつぴんと来ていないのですが、やっぱり「崩れた」という言葉がぴったりの選挙結果だったような気がします。

60年間一度も政権交代がないなんて、民主国家として異常だ異常だとずっと思ってきましたが、あらためて日本を外から見てみると、それも納得できる気が、今はしています。

今回の選挙の投票率が高かったのは、経済と社会が行き詰っていて、国民が不満だらけだからだと思います。ということは、そんなに不満がなければ、投票にも行かないし、政治も現状でいい、ということになる。生活に不満がないということは、平たく言ってしまえば、結局は、金銭的に不満がない、ということです。もう一つは、平和な暮らしがおびやかされないということ。戦争、紛争、テロなどの危険が身近に迫っていない、ということです。

戦後何十年も、日本の経済は基本的に右肩あがりの成長を続けてきました。そして、アメリカの庇護のもと、すわ国が戦場になるのか、というような大きな外交的危機もなかった。

経済もいい、その上安全保障も問題ない。こんな状態が40年も50年も続いた国は、他にないのじゃないかと思います。

だから、国民も「このままでいい」と思った。

でも、「このままでいい」と立ち止まっている間に、壊れるべきものは着々と壊れ始めていた。それが初めてのっぴきならない状態になり、そしてついに国民の総意がこのままじゃまずい」に変わった2009年。

変わったことはいいことだけれど、これまでの間に着々と壊れ続けてきたために、これから私たちが直面していかないといけないものを考えると、やっぱりあまり浮かれてはいられない気がします。
自民党とともに、絶好調の右肩上がりの経済システムも、完全に崩壊したのかもしれない。
水も安全もタダ、という社会も環境も、完全に崩壊したのかもしれない。
日本の経済大国という地位も、崩壊しつつあるのかもしれない。
アメリカと中国という2大大国にはさまれて、ちっぽけなこの国の安全保障はどうなるのだろうか。

今、日本は大きな岐路に立っていると思います。このまま没落するのか、起死回生のヒットを打てるのか。

起死回生のヒットを打つには、やっぱり人まかせではだめで、一人一人が自分のこと、子供のことを考えて、何をなすべきかを考え、行動しないといけないように思います。

そんな危機感が募った選挙結果でした。とにかく正念場。
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by kinky25 | 2009-09-01 14:58


筆者: 環境庁勤務・一児の母。 生息地: カリフォルニア・サクラメント。  ブログについて: サイエンスとトレンドを融合した、わかりやすいエコ・温暖化・サステナビリティ。コメント歓迎です(除く営業)


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