ヘッドを取り換えられる歯ブラシ

Eco-dentという会社が作っている歯ブラシは、ヘッド部分(ブラシ部分)が取り換え可。

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これがかなり快適で気に入っています。

まず、ブラシ部分の付け替え用を1パック買っておけば、新しい歯ブラシを買い忘れ続けたために亀の子たわしのようになってしまった歯ブラシを歯ぎしりしながら使う羽目になることがありません。まあ歯ブラシを買い置きしておけばいいんですが、なぜかそれができない私。「今日こそ買おう」「今日こそ歯ブラシを!」と固く心に誓ってスーパーに足を踏み入れ、そして出てくるときにはきれいさっぱり忘れてる、あげくに家のドアを開けるときに「が~ん!(って死語?) また今夜も亀の子だ・・・・」。だいたいこれを5~10日ばかり繰り返さないと、新しい歯ブラシにありつけなかったのです。
なので、思い立ったときにつけ替えられるこいつはありがたい。さようなら亀の子歯ブラシ。

もうひとつが、ヘッドの大きさとブラシの長さ(というか密度)。アメリカの歯ブラシってやたらに大きくて毛がごわごわしてます。慣れないころはよく歯磨き粉が血だらけになってました。

でもこの会社の歯ブラシは、日本の歯ブラシと同じぐらいのサイズで、毛もおとなしめ、そんなにみつみつしてない。とても磨きやすいです。

もっと褒めようと思ってこの会社のウェブを観たら、めっちゃあやしいおじさん(ヒッピーか?デビットカッパーフィールドか?)が製品の説明をしているビデオがありました。そのあまりの色気のなさにやや食欲をなくし、早々に引き揚げてきましたのでうんちくはなし、以上終了。

製品はおすすめですがウェブはなかったことにしましょう。
TerrAdenT Replaceable Head Toothbrushesという製品名です。私はWhole Foodsで見つけました。
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# by kinky25 | 2011-02-04 14:16 | カンキョウの話。

昨日はキング牧師の日でした

20世紀が誇るスーパースター、マイケル・ジャクソンは、1980年代にはすでに世界のショービズ界に君臨していた・・・ように、少なくとも小さな日本の片隅の少女の目には見えていました。

でも、そんなマイケルでも、ジャクソン5時代(彼は1958年生まれ、60年代半ばごろよりジャクソン5としての活動をスタート)は、Chitlin' Circuitと呼ばれる黒人専用のクラブでしか歌えなかったそうです。差別は過去のものなんかじゃない。現在に生きる人たちの、生々しい歴史の一部なのです。(このブログにも一度書いたことがありますが、「ソウルの王様」ジェームス・ブラウンの50年代、60年代はもっと壮絶です。)

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キング牧師が暗殺されたのが68年ですから、マイケルが歌い始めたころは、まだ公民権運動の真っただ中だったということになります。

牧師が志半ばで斃れたあと、その遺志は受け継がれ、アメリカ社会は平等な権利を保障するために数々の変革を始めたはずでした。それでも、マイケル・ジャクソンが世界を席巻したかに見えた時代80年、アメリカの黒人たちの多くはまだ貧しさの連鎖の中にいました。

そして、マイケルの後を歩くブラックのスターたちが雨後のたけのこのように出てきて、ヒップホップが世界の音楽業界を制覇したかに見える現在でも、アメリカの黒人たちの現状は、実は劇的には変わっていないという事実。驚くべき数の黒人男性が刑務所におり、驚くべき数の黒人学生が妊娠し続け、驚くべき数の母子家庭が存在し、そして負の連鎖は続いているのです。

その根の深さを垣間見るにつれ、また自分が年をとるにつれ、キング牧師の成し遂げたことがいかに偉大だったかが、おぼろげながらわかってきました。あの時代に、あの状況で、あれほど高邁な理想をぶれないで追い続け、そしてあれほど多くの人々を正しい方向に導いた。

もし彼が一度でも暴力を肯定していたら、公民権運動の歴史は大きく横道に逸れていたことでしょう。そして、挑発に乗ってそうすることがどんなにたやすく、反対に、理不尽に売られた喧嘩を買わず、じっと我慢することがどんなに危険で辛い道だったことか。

そして危険は現実のものとなってしまいました。凶弾に斃れた時、彼はまだたったの39歳。

あの有名な「I have a dream」のスピーチは、わずか34歳のときのものだということになります。

人格を認められず、差別されていた側のはずの人間の口から、なんと威厳に満ちた美しい英語で、誇りにあふれた演説が繰り出されたことでしょう。あれほどまでに胸を打つスピーチは、他にはないと思います。そしあの顔。自由と平和と愛を説きながら、彼の顔は引き締まり、鋭く緊張し、たやすくほほ笑むこともない。命を賭して何かを成し遂げると言うことの厳しさ。

アメリカにもいくつかの国民の祝日がありますが、個人のメモリアルになっているのは、1月のMartin Luther King's Dayだけではないでしょうか。それほどまでに偉大な人だったのだと、ようやくわかってきました。そしてこの日には、各地でデモ行進やイベントが行われます。

私にMLKを語る資格があるとも思えないので、興味を持った方はぜひ調べてみてください。


自分たち自身が暗がりに取り残されていたのに、こんな大きな視点を持って、こんな高みから仲間を指導したキング牧師。頭が下がるとしか言いようがありません。

Darkness cannot drive out darkness; only light can do that. Hate cannot drive out hate; only love can do that.


もっときちんと知らなければならない、先人の一人です。
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# by kinky25 | 2011-01-19 16:55 | アメリカ/カリフォルニア

アメリカの交通部門は65%のCO2を削減できる?

テクノロジー、政策、消費者が適切な方向に向かえば、アメリカの交通部門は2050年までに65%のGHG(温室効果ガス)を削減できるであろう!

と力強く言い放ったのは、アメリカの温暖化政策分析の権威であるPew Center on Global Climate Change。彼らの最新リポート、「Reducing GHG emissions from US transportation」によると、2050年までに65%削減を達成できそうな、最もがんばった場合のシナリオは、こんな感じ。
* 渋滞時の道路の有料化! (ていうか、現在高速はほぼ全部タダです・・・)
* 土地の有効活用! (ていうか、土地が広いのをいいことに、ありえないぐらいムダに広く作っちゃってる)
* さらなる燃費規制! (ていうか、10キロ/L以下のクルマがざら。しかも「軽自動車」的なものはない)
* 連邦レベルでのGHG規制!(これが一番難しそうです)

あと、ハイブリッド車1億台、水素自動車の投入、バイオ燃料の導入なども盛り込まれている。

でも、そう言われても。・・・・う~ん、目新しいものは何もないではないか。これで精一杯がんばってるのか?・・・・ていうか普通じゃない?

とお思いの方もいらっしゃるでしょう。

そうだと思います。

b0069365_16145359.jpg今、アメリカの土地の上に日本の街を貼ったら、65%ぐらいあっという間に削減できると思います。
ガソリンは激安(もちろん、天然ガスとか石炭とか他の燃料も安い)、土地はただみたいに広い、ということで、何でもムダに大きいし、街なんかも1か所開発してうまくいかなかったら、そこを捨てて別の場所を開発する、なんて感じですから、A地点からB地点に行くのに、日本なら自転車か電車ですむようなところも、わざわざでかいピックアップトラックで高速ぶっとばして行くことになってます。
                
↑ もっと詰めていこうよ~歩いてスーパーにもコンビニにも行けないし~!

ということはどういうことか。

日本にとってはビジネスチャンスだと思うんですけどね~。

超クルマ社会のアメリカは、鉄道の整備も遅れていて、高速鉄道もやっと着手されようとしている、てな状態で、新幹線も売り込みをしているようですが、新幹線に限らず、都市開発の仕方(コンパクトな街の作り方)、小回りのきく乗り物(自転車、バイク、電動自転車とか)、インテリジェントビルディング、数え上げたらきりがないくらい、ぜひ輸出してほしいと思うソリューションが目白押しです。

こういった売り込みをやってみたいと、常日頃思っております。何とか形にしたいのですが。
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# by kinky25 | 2011-01-15 16:14 | カンキョウの話。

消えゆく日本人留学生

最近気になっているニュースに、「日本からの海外留学生の減少」があります。この記事によれば、かつてアメリカでは国別で日本からの留学生が1位だったのに、今は中国や(多分韓国にも)大きく水をあけられて6位に転落とのこと。

留学するしないは個人の選択なので、人がとやかく言うことではないのですが、ただ日本人のプレゼンスが低下している(というか他のアジアのプレゼンスが上がっているのに、日本は先細り)を肌で感じるのでとても心配です。

私の職場もインターナショナルで、私のように英語がなまってる一世の人たちも多いです。中でもアジア系は多いと思います。もともとの母数が多い中国人はもちろん、確か修士か博士号の取得率が世界一のインド人、母数は少ないはずなのに質が高い台湾人、押しが強い韓国人など、アジア系は本当に浸透しています。ところが、純日本人はどうやら私が一人かもしれないらしいのです。もちろん二世以上は多いのですが、彼らは敢えて日本人であることを前面に押し出しては来ないのです・・・。

私の職場という小さな世界ですが、どうも各国の人材の豊かさの縮図のような気がします。ここにいるアジア人に共通しているのは、やっぱりハングリー精神かなあ。ハングリー精神といっても、単純に金銭的なハングリーさではありません。アメリカでそれなりの教育を受けて成功していくためには先立つものはある程度必要ですから。そうではなく、自分の能力に対するハングリーさ。切磋琢磨の中で、努力して自分の能力をもっと高めようとするハングリーさ。やっぱりそういうものが違うという気がします。

別に日本国内にとどまって成長することはできない、と言っているのではありません。そうではなく、こうして見ていると、海外に出るというリスクを背負ってまで自分の可能性にこだわる腹の据わったヤツが、他のアジアにはたくさんいるんだなあ、と思えるということです。日本にだって、幕末というはるか昔でさえそういうふうに肝の据わった若者がたくさんいました。そしてそういう人たちの集団としての力が、国家としてのプレゼンスや競争力に大きくものを言うんじゃないかという気がしてならない。

人に意見を押し付ける趣味はないのですが、若い人がこれを読んでいたら、ぜひ広い世界でチャレンジしてほしいなと思います。得るものは絶対に大きいはずです。

あと、国も・・・。政党間で足の引っ張り合いをしている間に世界からどんどん置いていかれるのですから、国策としてちゃんと帝王教育に力を入れてほしいと思います。

新年そうそう辛気臭い話になっちゃいましたが。個人的にほんとにかなり心配なんですよね、日本のプレゼンスの低下。今年もよろしくおねがいします!
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# by kinky25 | 2011-01-08 15:41 | アメリカ/カリフォルニア

アメリカの「景気低迷」とは何なのか

最近とんとこのブログを更新していないのには、非常に忙しかったこと以外にも理由がありました。それは、景気が悪いせいで「温暖化防止法」がすっかり悪者になってしまい、へたすると今の高い失業率は温暖化防止のせいである、とする論調まであって、がっかりさせられることが多いせいなのです。どうもモチベーションが上がりません。

そして、この高い失業率の元凶である住宅バブルの崩壊とそれに伴う景気低迷は、カリフォルニアでも深刻。失業率は10%以上、ローンが払えなくなって家を失う人が続出。食うにも困る人がいるというので、レイオフがない我々の職場でも、職員同士の食べ物の寄付のし合いが行われているというぐらいなんです。

でも、ぶっちゃけていいでしょうか。

私、完全には同情できません。これをもしアメリカ国民に聞かれたら袋叩きに会うでしょう。それでもやっぱり、いまいち理解に苦しむのです。

どうして1年や2年失業するかもしれないというリスクを考えないで、どうして貯金がないのに、そんなに無理なローンを組んだの?どうしてそんなに大きな車を買ったの?そのばかでかいテレビはどうしたの?

正直言ってそう思ってしまいます。日本には分相応という言葉があります。お金のことで言えば、自分の収入に見合ったお金の使い方をしなさい、ということだと思います。でも、数年前の住宅バブルのころは、誰もそんなことしてませんでした。猫も杓子も車も家もありえないぐらいの大きなローンを組んで、電化製品でも何でも買いこんで。

いわば完全出世払い、とでもいえるお金の使い方。

出世するあてもないのに、です。しかも現実は出世どころか、バブルの崩壊というツケまで払うことになったのだから、その結果が惨憺たるのも当たり前のような気がします。小さな声で叫ばせてください。「だから言ったじゃ~ん!そんなローン最初かっら払えっこないって!」

アメリカの経済は、一時が万事「出世払い」型に思えて仕方がない今日このごろ。来年は収入があがる、来年は経済がもっと成長する、それを勝手に見込んで今お金を使うから、すぐなくなるし、借金もあっという間に雪だるま。平均的な家庭の支出も、(家の大きさ(どうして猫も杓子もプールのある家に住めるのか?)、車のグレード(SUVや巨大トラック率が異常に高い)日本やヨーロッパに比べて格段に大きいように思われ、それが分相応でない場合、そのツケが今、無理して買った物件の「差し押さえ」となってあらわれているような気がします。

ミドルクラス以上のアメリカ人が、みんな20%小さい家にすんで、20%小さい車にのって、20%小さい冷蔵庫を使えば、反対派ががやがや言ってる現在のCO2削減なんか、あっという間に達成できるはずなんです。そして、20%小さくしたところで、それでもまだまだ日本の家や車よりでかいはず!!

そしてそれは、とりもなおさず「出世払い」のマインドを改善して、分相応な経済をつくりなおす布石にもなるのでは。

しかしこれを日本に発信しても意味がないわけで、こういうことを怒らせずにアメリカ人に伝える手立てはないものかと思います。アメリカ人は誰も自分が「分不相応な買い物をしてる」、とは思ってないはずなので・・・。
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# by kinky25 | 2010-10-12 14:12 | カンキョウの話。

Arcade Fire / Greek Theatre, UC Berkeley

UC(カリフォルニア州立大学)システムの中でも最高峰であろうUCバークレー校を擁するバークレーはまた、ヒッピーカルチャー全盛の時代にはヒッピーたちの聖地でもあった。インテリジェンスとオルタナ文化、上流とゴロツキが不思議に調和して共存する大学街の中心に位置するグリーク・シアターは、古いコロセウムのような野外劇場。草(?)の香りがたちこめるこのVenueに、これほどふさわしいバンドもない・・・アーケード・ファイヤ。

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2日間のバークレー公演(キャパ8000以上)をほぼソールド・アウトにしたカナダ・インディーズの大物は、果たして「ライブ・バンド」としての前評判を全く裏切らなかった。勾配の急なグリーク・シアターは、すり鉢のようにステージに向かって逆円錐が収束しているのだが、その逆円錐の底に向かって流れ込んだ興奮、熱気、踏みならす足といったものの重みで、劇場の底が抜け、その先には宇宙のような広大な闇がただただ広がっている---観衆はみな、音楽に体を委ねて飛び跳ねるうち、いつしかすとんとその闇に解き放たれている。

・・・・という幻覚を(草ではありませんが)見た。この感じは、このバンドの前にはたった一度しか感じたことがない。レディオヘッドである。ライブ会場の時空をねじまげ、強力な磁場で観衆を宇宙のごときだだっ広い闇の世界へ連れ去ってしまうレディオヘッド、彼らと同じようにアーケード・ファイヤもまた、ライブ空間を再構築し、どことも知らない裏穴から、オーディエンスを巨大な彼岸の世界へ放り込んでしまう力を持っている。

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間違いなく後世に名を残すであろうバンド、アーケード・ファイヤ。彼らのすごさはやっぱりライブで体感するものだろう。この振動に身を委ねたならば、孤独や絶望のその先にあるものが解き放たれて、彗星のように遠くに流れていくのが見える。
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# by kinky25 | 2010-10-05 13:59 | 音楽

本当に不況なのか?

景気が低迷しているのは日本だけではなく、アメリカもカリフォルニアもあまり状況はよくありません。カリフォルニアは州政府に本当にお金がなく、予算は成立しないし給料が下がるだけならまだしもついに州職員もレイオフの対象に?なんていうレベルです。

でも、これが単なる景気後退の状態であるとはどうしても思えません。地球上にある資源(富)が限られているとすれば、景気がどうこうというよりも、結局は一定の大きさしかないパイをどう配分、分配するのかという話になる。今まではいわゆる「先進国」がそれを一人占めしていたのが、ここのところじわじわと、しかし着々とその富が中国などの新興勢力に流れ始めている、というだけのことのような気がします。

b0069365_15541674.jpg資源(富)が流れ出してしまうと、これまで先進国に入ってきていた分け前は当然のこと減るわけで、だから景気後退というよりも、先進国にとって、今までの取り分はもう確保できない、というフェーズに入ってきた、と考えるほうが私なんかにはしっくり来ます。資源のない日本の取り分は特に大打撃だと思われ、これからも減る一方なのでは。

ですから、尖閣諸島問題なんかも偶発ではないでしょう。富をたくわえ、世界での影響力・プレゼンスを高めた中国にとって、日本との喧嘩はどんどん勝算のあるものになってきてる、ということだと思います。どの国にとっても、簡単に刺激できる国ではなくなってきている上、今回のことで証明されたように、中国には日本に対して「人質」にとれるものがたくさんある。表に出るものだけでも、資源の対日輸出禁止、日本の現地法人の財産・人材への圧迫、中国人観光客の来日の中止、どれをとっても日本には大きな打撃になる。

一方、日本が中国と喧嘩して勝てる要因はあるのか?切り札は何なのか?と聞かれたら、誰しも「う~ん・・・」とうなってしまうのでは。

「政府は毅然とした対応を」と言うのは簡単ですが、毅然とふるまうための後ろ盾は何なのか、ということをちゃんと考えていかないと本当にまずいと思います。今のところ、後ろ盾はスネオ(日本)の後ろにでーんと控えているジャイアンだけ、という非常に心もとない状況。ジャイアンが心変わりしたら一発アウトということにもなりかねない。しかも、スネオの唯一の売りは家が金持ち、ということだったのに、それがお金もない、ということになってしまったら、スネオのジャイアンにとっての利用価値も激減するというものです。

ものごとを景気のせいにすると、単にサイクルの問題で、そのうちまたよくなる、という幻想を抱いてしまいがちですが、世界レベルで富の再配分が起こっているとすれば、新しい「取り分を決めるルール」に適応する必要があり、それは生半可なことではないと思われます。もちろん一番乱暴なルールは戦争ということになるわけで、そんなことにだけはなってほしくないのですが・・・・。


写真: 超財政難にあえぐカリフォルニア州、シュワちゃんの後釜を決める知事選は11月。何とも対照的な2候補、政治未経験で億万長者の元イーベイCEO メグ・ウイットマン(共和党)対 30年前の知事再登板 政界一筋、リベラルな変わり者(?) ジェリー・ブラウン(民主党)。
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# by kinky25 | 2010-10-02 15:47

負けなかったチームが勝った

好きなチームはスペインとアルゼンチン、好きじゃないチームはドイツと書いたのですが、それに付け加える事項ができた決勝。大嫌いなチーム、オランダ。

せっかくの決勝という大舞台に、こんなうす汚いサッカーを披露してくれてどうもありがとう。ほんとに胸くそわるかった。オランダに勝てなかったブラジルのことを少し擁護したくなりました。老獪、狡猾、フィジカルだけでなくなんかメンタルにも汚いという感じ。「トータル・フットボール」じゃなくて、勝ちゃいい式の「トーナメント・フットボール」と揶揄されていたようですけどその通り。ただし、汚い、醜いという意味においてはトータルだったともいえるが。(スナイデルは「審判にゲームをめちゃくちゃにされた」と試合後批判しているらしいが、先に試合をめちゃくちゃにしたのはどっちだよ!ロッベンも同じく。ほんとに腹立たしい)

とはいえ、対するスペインも決してほめられたものではなく、挑発にのったようなラフなプレーも目立ち(カードをもらわなかったのがラッキーだっただけ)、最後のイニエスタのゴールで何とか救われたゲームでした。攻撃の形が全然つくれず、「華麗なパスサッカー」からは程遠く期待はずれだったのですが、オランダに勝たせたくない一心で応援してました。オランダみたいなチームが優勝したら絶対にだめです。

最後のゴールが流れからきれいに決まったのでなんとか帳尻が合いましたが、正直2008Euro優勝のときのようなカタルシスはなかったなあ。

決勝Tにあがってからのスペインは、1-0のゲームばっかりで、これ、結果だけ見たら2004Euroに優勝したギリシャみたいです。あのときのギリシャは超守備的戦略で、決勝まで1度も負けなかったので勝った、という結果でした。

ある意味今回のスペインも決勝まで負けなかったから勝った。相手のボールを確実にインターセプトして、パスはつないだけど、フィニッシュの精度は悪くて、記憶に残るゴールは少なかった。記憶に残るという意味では、3位ドイツ、4位ウルグアイのほうがらしさを生かした完全燃焼のサッカーをしたし、その3-4位決定戦のほうが、決勝戦よりずっといい試合だった。

これが「負けられない」というプレッシャーなのか?イニエスタがゴールした瞬間から泣きだしてしまったカシージャスを見ていたら、そのプレッシャーの大きさも想像できた気がしたけど・・・。

それよりも、セスク・ファブレガスを使わなかったことが大きかったんじゃないか。(Euro2008を思い出せば)彼がいることで、シャビがより低い位置から攻撃を組み立てられるように思うんだけど、攻守のバランスが悪くなるのだろうか。決勝では85分ぐらいからやっと投入されて、延長前半はあまりよくなかったけど、後半になって彼がいることで攻撃のバリエーションが増えたし、ゴールも直接アシストした。最後までよく理解できなかったペドロの起用、彼を使うぐらいならセスクや決勝戦でいい働きをしたナバスを先に使えばよかったのに。

さて、熱望していたバルサ帰りを果たしたセスク。これで名実ともにスペイン代表=バルサの定位置を確保するのでしょうか。それにしても、バルサだらけのスペイン代表にわくマドリッド、スペイン国旗を振って応援したバルセロナ市民。勝利とはかくも人々を一つにするものなんだ。「代表は人気がない」という時代はあっというまに過去のことになったようです。
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# by kinky25 | 2010-07-12 23:03

タテとヨコの対決

ヨコはタテに勝てるのか---。勝ってほしい!勝ってくれ~!

スペイン人に頼まれたわけでもないのに、勝手に力の入ったドイツ対スペイン。象徴的な対決だったからこそ、余計に力が入りました。スペインの「贅沢な」フットボールが勝つのか、ドイツの無駄を極力排除した、高効率フットボールが勝つのか。

スペインの贅沢なスタイルは、ピッチを広く使ってヨコにパスをつなぎながらテンポよく間合いを詰めていくというものですが、まっすぐ走ればゴールからゴールまでしかない距離を、ジグザグジグザグで攻めていくので、単純に走行距離でいったらロスが多いはずです。今回のチームは左右に開く展開が少ないですが、一時期左にビセンテ、右にホアキンを擁していたころなんかは、本当にラインぎりぎりのところまで開いてボールを回すという、決まるとほんとに華麗なフットボールを見せてくれていました。でも、そんなことしてたらさらにロスは増える。

b0069365_1463796.jpgそして多分、そんなロスが多いからこそ、人もエネルギーも無駄遣いしてしまって、ここ一番では勝てない。そんな遠いところに行っちゃってボールが来るのを待ってる選手がいれば、他の選手には負担がかかるし、スペースも献上してしまう。でもそれでも、最終的には勝てなくても、美しさや華麗さに対するこだわりを捨てないスペインを、やっぱり応援せずにはいれませんでした。

そして、堅実堅守から、無駄を一切排除した、タテに早く抜ける高速カウンターを武器とするドイツを、美意識で打ち破ってほしかった。例え無駄があったとしても、華麗さを追い求めることは美しいし、ロマンがある。そういうのを一切排除した効率重視のフットボールが一番だ、ということになってしまったらつまらない。

この「贅沢」(ヨコ)対「高効率」(タテ)の戦いは、2008年Euroの頂上決戦でもありました。どうやらヨコの頂点とタテの頂点がスペインとドイツであるというのがはっきりしてきたようです。(オランダよごめん。でもこの試合が事実上の決勝だったと私は思っている)

そして、2008年時点から比べ、ドイツのほうは上積みがある感じがあるのに対して、今回勝ちあがるのに苦しんだ(ようにみえた)スペインにはあまり上がり目がないようにも思えたので、今回は劣勢を覚悟していました。

でも違った!スペインはイングランドにもアルゼンチンにもならなかった。「華麗なパスサッカー」ばかりがクローズアップされるスペインだけど、実は守備もいい、ということ。ドイツにほとんどカウンターを取らせなかった。ボールが危険なゾーンに運ばれる前に芽をつぶしてしまうことがほとんどだったし、危険なエリアに入っても余裕を持って対処していた。

値千金のヘッドを決めたのが、最終ラインを落ち着いてしっかりと守っているプジョルであったこと、そしてそのプジョルはバルサ一筋のバルサのキャプテンであること、これは決して偶然ではないように思う。今のスペイン代表はあきらかにバルサを土台としたチーム。そのバルサはカンテラを含めて非常に円熟した時期を迎えているから、バルサでプレーしている選手は、質の高い試合を長く経験していることになるはず。どんな攻撃を仕掛ければどんなカウンターが返ってくるか、その経験値がやっぱりものすごく高いんじゃないか。それは、彼らが持っている「間合い」のようなものによく表れているような気がする。

この経験値こそ、ドイツの若手が持ってないものだったんだろうな。

試合開始から走り回って攻撃を続けたスペインが、疲れてきたところでやおらカウンターを仕掛けるかと思われたドイツだったけど、スペインのテンポと集中力は切れることがなく、逆にドイツの選手のほうが肩を落とし始めるのが早かった。スペインの選手は、これぐらいのプレッシャーのかかる試合を多く経験しているから、戦い抜くのに慣れているのだろう。

スペインは円熟期に入ってきたみたいだ。素晴らしい!決勝では思いっきり開花してほしいなあ。


写真:それにしてもデルボスケ監督。なぜあの時間帯にトーレスを投入?それより決勝ではセスクを出してください。
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# by kinky25 | 2010-07-08 13:39

大人と子供の試合

グループリーグを圧倒的な強さで突破したのはよかったんだけど、そのあたりで早くも「今まで私を批判してたメディアは謝れ」みたいな発言が出始めて、「これはやばいな~」という感じだったマラドーナ・アルゼンチン。少しでも思慮のある監督なら、心で思ってもその台詞は優勝で締めくくるまでしまっておくはずなんだけどなあ。しかしやっぱりマラドーナはマラドーナ。「オレたちいけてるぜ~」みたいな万能感満々でドイツに臨んだところ、いきなり冷や水をあびせられてきりきり舞いしてしまったというところなのでしょう。

b0069365_14412554.jpgドイツ相手にグループリーグみたいな戦い方で通じるはずもないと思うんだけど、グループリーグから何にも変わってないアルゼンチン。・・・ていうか、さすがのメッシだってドイツ3人に囲まれたら無理。いつもボールを持ちすぎるテベスといい、「そんな作戦が通じるわけないって~」と素人でさえも突っ込みたくなるような無理目の展開。ディフェンスにしても、人数はいるのに、誰が誰をマークするのかも混乱しているような感じで、最終的にはどうしうようもなくなったマスチェラーノが、全部自分でクリアするはめに(そしてとうとう耐えきれずカードをもらってしまった)・・・・。

え~っという感じ。これは勝手な想像だけど、天才すぎて戦術も何も必要ないマラドーナ監督に、Gリーグ突破の勢いを買って「大丈夫だ、お前たちはいける!」というような間違ったイメージを吹き込まれて高揚させられ、ドイツを研究することもなく、勝って兜の緒を締めることもなく、丸腰で試合を迎えてしまったのではないだろうか。

・・・無邪気すぎる・・・・・。無邪気な子供状態だ。丸腰で行ったものだから、途中でこれはまずいと思っても、作戦を変更することもできず、そうなればドイツの思うつぼ。

追い込まれて精神的な未熟さを露呈してしまったブラジルとはまた違う、子供っぽさを見せてしまったアルゼンチン。

囲まれても囲まれても、あれだけの手数を放ってきたメッシは立派だったけど、一人で勝てるわけもなく。ブラジルといい、もったいない試合をしたもんだ。

ブラジルとアルゼンチンは、そろそろヨーロッパから監督を迎えてはいかがでしょうか。これじゃあ宝の持ち腐れだよ~。

それにしてもドイツである。持ち前の高い、強いに加え、スピード、連携のよさ、守備も攻撃もうまい選手の多さ(そんなに人数がいない場面でもすごい脅威!それに比べて、人数がいても戦力になっていなかったアルゼンチンのディフェンス・・・・)。それがあの黒い「勝負服」をまとっていると、威圧感ありすぎで、おそろしいのなんの。

あ~、困った困った。こりゃ~鉄板か?次戦の準決勝は事実上の決勝となりそう。スペイン、がんばってくれ~。(今は2008年のことは忘れよう)


写真:ドイツの若手が注目されているが、アルゼンチンだって若手は育っている。途中出場で「個人技」を披露したパストーレ。長い手足がバレリーナのよう。それにしても危険な言葉、「個人技」・・・・。ため息。
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# by kinky25 | 2010-07-06 14:34


筆者: 環境庁勤務・一児の母。 生息地: カリフォルニア・サクラメント。  ブログについて: サイエンスとトレンドを融合した、わかりやすいエコ・温暖化・サステナビリティ。コメント歓迎です(除く営業)


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