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ワンガリ・マータイさん!- Born to Empower -

2004年ノーベル平和賞受賞者・ワンガリ・マータイ(Wangari Maathai)さんといえば、日本ではもったいない=Mottainaiを再発掘してくれた人としておなじみかと思います。サクラメントのような辺鄙なところに来てくれた!というので講演を聞きにいってまいりました。

b0069365_1359458.jpgいや~おっそろしく頭のいい女性です。そして強くてたくましく、笑顔を絶やさない。白い歯がつねにこぼれていました。ここまで来るのには、想像を絶するような困難がたくさんあったと思うのですが、微塵も感じさせない懐の深さというか、包容力というか・・。人を包みこむようななんとも泰然自若とした余裕。でっかい人だ~・・・・・。正座させられて叱られたいくらいです。

ものすごく頭がいいと思うんですが、難しい話は一切しませんでした。中学生でも全部理解できたと思います。でも、核心は外さず、メッセージはあふれ出るオーラのごとく聴衆にしみわたってきました。本当に頭のいい人って、難解なテーマを何の無理もなく「やさしい話」にできちゃうんだな~と感心。

Empower という言葉がありますが、彼女はまさにEmpowerできる人・・・人に力を与える力を持っている人 。あ~こんなところで毎日ぐだぐだやっている自分を反省。何かせにゃ。とりあえず明日から何かやろう・・・・木を植えよう。みんながそう思いながら家路についたことでしょう。ポジティブなオーラの出ている人って、同じ空気を共有できただけでテンション・モチベーションがあがります。会えてよかったわ~。

ところで、2005年だかに日本に来ているマータイさん。気に入ってくれたのか、日本でのエピソードを3つばかりしてくれました。Mottainaiの話もありました。ちょっとうれしかったです。

お話の中には、いくつか書き留めておきたいことがあったので、別記事にて。
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by kinky25 | 2007-09-22 14:15 | カンキョウの話。

Green is the new black!

"Green is the new black."というフレーズを、新聞などあっちこっちのメディアで見かけるようになりました。

the new blackとは「突然ブレイクしたトレンド」みたいな感じ。Greenが「エコ」のことなので、「エコがにわかに新しいトレンドになりつつある。」ってことなんだけど、Wikipediaで調べてみたら、このthe new blackにはおもしろい歴史があって、"XX is the new black." のXXのところに、黒に取って代わる「色」が入るのがタダシイと。ナルホド。"Green is the new black."、なかなかステキな言い回しです。以上、本日覚えた、英語一口メモ。

プリウスみたいに、小金持ち以上の「トレンドセッター」(とかいまでも言うんですかね?)に受けてヒットしたエコ製品や、レオ様やキャメロン・ディアスのようなエコセレブ、アニヤ・ハインドマーチのエコバッグなんかのファッションの与えた影響がかなり大きいと思うんだけど、まあとにかくいまやGreenがnew blackなのだそうです。

ところで、Greenといえば、まず思い浮かぶ単語はSustainabilityでしょう。日本語ではサステナビリティとカタカナで表記したり、訳語で「持続可能性」と言ったりします。英語の"Sustainability"は、プレゼンで多用したくなるような、耳障りのいい、未来がぱっと開ける感じのする単語です。・・・・でも、「持続可能性」って、英語のSustainabilityという言葉の持つ色気が、全然ない。ためしに自分でも訳語を考えてみましたが、やっぱりぴったり来る言葉がなくて残念です。「持続可能性」っていかにも訳語でわかりにくくないですか?

このSustainabilityという言葉、アメリカのブログ界では「不都合な真実」がアカデミー賞を取った直後にいきなりたくさん使われて、その後もじわじわ増えてるらしい。↓のスパイクがそれです。でもその後も、その前に比べたら全体的にアップしています。Sustainabilityというコンセプトが市民権を得るのにかなり貢献したんですね。

b0069365_13213171.jpg全体的には去年の1.5倍増しのプレゼンスだそうです。

今、レオ様の「11th hour」という環境映画が上映中です。チビがいるので見に行く予定はなく、かわりにReviewをいろいろ読んでいます。どうやらレオ様はかなりマジに作ったらしく、「不都合な真実」よりも重たく、しつこく、鬱陶しい、というような評価が目立ちます。娯楽映画としてうまく出来ていないということと、環境界の著名人へのインタビューが目白押し、しかもそれが同じテーマの繰り返しでうるさい、というところのようです。

思い入れが先走っちゃったという感じなんでしょうかね、見てないのでなんとも言えませんが。封切られた現在、そんなに話題になっていない感じがするので、興行的には失敗なのかもしれません。でももしよくできている映画だったら、むしろDVDとかで細々とやったらどうかな。
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by kinky25 | 2007-09-09 13:43 | カンキョウの話。

カーボンオフセット: 使用上の注意。

“カーボンオフセット” 検索でこのブログにいらっしやる方が増えているので、カーボンオフセットその3です。

カーボンオフセットとは、出してしまったCO2を、植林などで相殺しようという試みです。植物は生きている間はその体内にCO2を貯めることができるので、植物に吸収してもらおうというわけです。世界中で急激にはやりつつあるので、すでにたくさんのNGOなどがカーボンオフセットのサービスを提供しています。大体こんな仕組み。

1. 自分が出したCO2の排出量を計算する。
2. その排出量を木に貯めるためには、何本の木を植えなければならないかを計算する。
3. お金を払って植林してもらう。

今どきは1,2,3とに簡単できるサイトがたくさんあります。カーボンオフセット、環境家計簿、などで検索してみてください。(ちなみにCO2の排出量を計算するサイトは、英語ではCO2 calculatorとかglobal warming calculatorなどと呼ばれてます。)
多少のちがいはあれ、基本的には、どのサイトも、電気、ガソリンなどのエネルギー使用量と、ゴミの量から推定する消費活動でCO2の排出量を計算します。日本では大体1人当たり年間7トンぐらい。アメリカだと10トンぐらい。ヨーロッパがその中間ぐらいの値が出ると思います。日本は優秀ですね。これにはいろいろな理由があります。省エネが進んでいる。資源がない。製造拠点が海外。原子力発電が多い、などなど。

b0069365_121466.jpgさて、自分が出したCO2の排出量がわかった所で、早速オフセットしてみましょう。私はこれを試してみました。すると、1トン当たり3本植えないといけないとのこと。年間7トン出したとすると21本。人生80年で1680本。日本全体1億人分なら……すごい本数!

早く植え始めないと間にあいませんな! じゃあ早速・・・・といく前に、ちょっとこれだけ。



木にもいろいろあります。たくさんCO2を貯めることができる木、そうでもない木。ついつい結果を急ぐと、たくさんCO2を貯めることができる木を、たくさん植えてしまいそうです。例えばユーカリやケナフ。しかし、たくさんCO2を貯めることができるからと言って、どこでにもユーカリやケナフを植えていいんででしょうか。

すべての土地は、ちがう性質を持っています。土壌、地形、気候、降雨量…。土着の生態系は、そういう要素をずーーーーっと経験してきて、それに最も適した構成になっているわけです。最も適した、ということは、最もサバイバル能力が高いということです。それをおしのけて, 外来種であるユーカリなどを植えてしまうと、生態系のバランスが破壊され, 土地が脆弱になってしまう可能性だってあるのです。そうなったら、木だってすくすく育つどころじゃないでしょう。

これは重要なポイントですが、木はいったん枯れてしまったら、貯めていたCO2を出して しまいます。なので、森が死んでしまったらオフセットは終わりです。だから、作った森は強くて長生きでなければなりません。でも、強くて長生きする森を作ることと、CO2 をたくさん吸収する木を植えることは同じではないわけです。CO2吸収力に限らず、生態系や森の経営管理は非常にデリケートでむずかしいもの。しかも、失敗してしまったら元の健康な生態系を取り戻すのは至難の技です。

もしこれを読んでカーボンオフセットに参加する参考にされるならば、ぜひ たくさんのサイトを比較して、その土地の生態系をよく知っていて、地域に密着した” サステイナブル” な植林活動をしているところを支援してあげてください。
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by kinky25 | 2007-08-15 07:20 | カンキョウの話。

エコバッグは本当にエコなのか?

今日たまたまヤフーのトップページに、ヤフオクの「エコバッグ」へのリンクがあったので、興味をそそられて見ました。こないだエコバッグを調べたときは、日本は見なかったので。

勉強になりました。「ブランド化」がすごく進んでいるのですね。「海外ブランド志向」も強い。当然「直輸入」をうたっているものも多い。ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなど各国のブランドがありますが、雑貨がはやっていてかつエコが進んでいる北欧系が多いのも特徴のようです。(下にリストがあります。最後に見てね!)

さて、そもそもエコバッグは、環境への負荷を軽減するために登場したのでした。確かにこれらのバッグをつかってレジ袋を削減するのはいいことですね。でも例えば、スウェーデンからわざわざ船だか飛行機だかでエコバッグを運んでくるのに排出しないといけないCO2と、レジ袋を使わないで削減できるCO2、どっちが多いんでしょう???

たった一つのバッグといえど、それをつくるのには、資源の調達(それこそ露天掘りの採掘からコットン農場まで)から始まって、それを加工し、輸送し、問屋に卸し、お店に納品し・・・・消費者の手に届くまで長い旅をするわけです。その旅の全工程を視野に入れて、環境への負荷を総合的に評価しようというのが、Life Cycle Assessment (LCA)・ライフサイクルアセスメント、という手法です。
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上の図は左上の「資源」から始まります。LCAでは、製品になって消費者に渡ったあと、使用済み製品をどうするかというところまで評価します。もちろんゴミとなって資源としての命を終えてしまうか、リユース、リサイクルで循環の輪に残るかは大きな違い。

LCAでは、CO2排出量以外にも色々な負荷を評価するのですが、今はシンプルにするためにCO2だけ見てみます。
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CO2はほぼあらゆる活動で排出されるわけですけど、もちろん輸送でも出ます。では、エコバッグを本国でつくって日本まで持ってくると仮定すると、どうなるでしょう。・・・と言っても、適当な計算ツールがなかったので、個人が飛行機に乗ったときのCO2排出量(1Kmあたり0.18Kg)を使いました。
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なんとまあ1トン2トンものCO2を排出していることに!・・・・もちろんこれは旅客機だから、貨物輸送ならずっと少ないでしょう。それに、中国製だったりすることも多いわけなのでね。貨物輸送のCO2を計算できるサイトを見つけられたらよかったのですけど。

いずれにしても、大きな視点で見ると、たった一つのバッグといえ、真に「環境にやさし」くなるのはなかなか大変なのであります。まあ、一番安全なのは日本産で廃棄物をリメイクしたバッグなんかかもしれません。そういうのをブランド化するのを、町おこしとかでやればいいのにね。手作りでカーボンフリーにして。アニヤさんに安くライセンス提供してもらって、ものすごーく高く売ればなんとか商売として成り立たないかな?
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by kinky25 | 2007-08-08 14:19 | カンキョウの話。

なぜに水素エネルギーは究極のクリーンエネルギー?

中央官庁の公用車に、初めて水素自動車が導入されたそうです。一体全体おいくら!?お高そう・・・。

ところで、この水素エネルギー (hydrogen energy)、水素燃料電池 (hydrogen/fuel cell)、水素社会 (hydrogen society)・・・って言葉、最近よく耳にします。しかも「究極のクリーンエネルギー」という言葉とセットで、世界中ではやってます。水素エネルギー、一体何物なのでしょう。究極のクリーンエネルギーってどういうことなのでしょう。
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注) 利点を強調するためにものすごーく大げさに書いてます。

当たり前のことですが、温暖化の元凶CO2を出すためには、プロセスのどこかで"C"(炭素)を取り込んでいる必要があります。化石燃料の場合(右)は、化石に”C” が含まれていて、それが燃焼する際にCO2となって放出されるわけです。ところが水素エネルギーの場合は、(左)の通り、登場するのは水(H2O)ぐらいで、"C"はどこにも見当たりません! もちろんないものは出せませんから、水素エネルギーのシステムからは、CO2は一切出ないということになります。なるほど、これは究極のカーボンフリー!

というわけで、各国水素エネルギーの開発合戦をくり広げている所。そりゃーそうです。これほど究極のクリーンエネルギー、研究しない手はないですから。だけどこれがなかなかに前途多難。まず難しいのが、H2OからHを取り出すこと。どうしてわざわざHを取り出さないといけないかと言うと、水素は”H” の状態では自然界に存在しないから。”H” の状態でその辺にあるんだっら、それを集めればいいだけなのですが、そうは問屋がおろしません。水素はほぼ常にだれかとくっついています。一番おなじみなのがH2O(水) です。

ものすごーく平たく言うと、H2Oとは、HとOがくっついている状態。そこからHを取り出すためには、HをOからべりべりっと引きはがさないといけません。べったりとくっついているものを引きはがすには力が要ります。力が要るなら、何かが必要ですよね?そう、エネルギー。ん?ということは、エネルギーを生み出すためのHを取り出すために、たくさんのエネルギーが必要ということ? 何やら雲行きが怪しくなってきました。

Hを取り出すためには、電力を用いて水を電気分解するか、(上の図では触れていませんが)熱エネルギーを用いて天然ガスを改質する方法があります。これに化石燃料を使ったのでは本末転倒なので、太陽エネルギーや原子力を使った方法が積極的に研究されています。でもまだまだ先は長そう。今の段階では、とりあえず現存の電力を使ったとすると、結局ある程度は化石燃料に頼っていることになってしまいます。
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いずれにせよ残念ながら現状では、Hを取り出すために必要なコストのほうが、取り出したHが生み出すエネルギーの価値よりも高いのです。

さらには、水素はかさばるし、引火性もある。全国的な、全世界的な水素ステーション(ガソリンスタンドみたいなもの) をつくるのには、たくさんのハコモノが必要でしょう・・・安全で効率のいい輸送, 貯蔵を考えないといけませんから。それをつくるのにはさらなる化石燃料が必要なのでは。

もっと言えば、水素生成のもう一つのオプションである原子力は、使用を疑問視しなくていいのか?という問題もあります。

じゃああなた水素エネルギーに反対なのかと言われると、そんなことはないです。世界中の優秀な科学者が競い合っているのだから、すごい技術が出てくる可能性があるかもしれない。
まあでも、すごい技術の開発に何の貢献もできない凡人の私としては、応援はしても過度な期待はせず,当面は消費するエネルギーを減らす方向で地道にやるしかないかなと思います。

後記:短くするために相当はしょっています。水素エネルギーに興味をもたれた方は、ぜひいろいろとお調べください。ネット上だけでもたくさんの情報が入手できます。
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by kinky25 | 2007-08-07 07:43 | カンキョウの話。

Carbon neutral? Carbon offset? Part2

カーボンニュートラル、続きです。

もしカーボンニュートラルやカーボンオフセットが本当に実現可能であるならば、それを実践すれば、温暖化は防げそうです。だって余計な炭素をいっさい出さないですむんですから。しかもカードでお買い物しながら。

そんなうまい話がほんとにあるんですかね?

カーボンニュートラルもカーボンオフセットも、「今」、「車の運転」だけを見るなら、実現可能かもしれません。でも、バイオエタノールっていったって、まさか野に咲くトウモロコシを摘んで来てそのまま車に突っ込むわけじゃない。トウモロコシを育てるのにも、さらにはトウモロコシをエタノールに精製するのにも、輸送するのにもエネルギーが必要。
ほんじゃあカーボンオフセットは? 森林は確かにCO2を吸収しますが、吸収力は 森林が若いときが最高で、年をとるにつれて徐々に下がり、枯れたらゼロに。

だから最悪こうなるかも。
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特にバイオエタノールは、現時点で製造プロセスがまだ成熟していないので、作るのに多くのエネルギーを必要とします。

じゃあカーボンニュートラルもカーボンオフセットもまやかし?

・・・まあそこまで言うつもりはありません。むしろ、そのような言葉が流行るのはいいことだと思います。第一耳触りがよくてキャッチー。多くの人々の注意をひくはず。実際 Live Earthではミュージシャンたちが連呼してました。

ただ、環境特に温暖化について、残念ながらそうそう「うまい話」、「おいしい話」はないのです。「地球にやさしい」とか「ゼロ・エミッション」、「カーボンニュートラル」なんていうのは、やっぱりマーケティングの言葉であって、とっても明るい未来が開ける感じがするけれど、実際にはやっぱり「全部が全部絵に描いたようにうまく行ったときの、究極の状態」であって、なかなかそうはならない。

だから、現実にはそこに近づく努力を地道にする以外に道はないわけです。Earth Rewardsのようなクレジットカードも、Greenマーケティングの手法として先鞭をつけてくれたところは評価できるけれど、下の記事のDel Mar(San Diego)みたいにその買い物のせいで一日にゴミを9キロも出してちゃ世話ないのです。
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by kinky25 | 2007-08-03 07:12 | カンキョウの話。

アニヤ・ハインドマーチ大爆発記念 どーなってるんだエコバッグ。

アニヤさんのお陰で(USでもかなり話題に)、興味をそそられてエコバッグマーケットを調べてみた。どうやらアニヤがブレイクする下地は着々と進行していたようで、成長途上とはいえすでに棲み分けもできているよう。(このサイトをけっこう参考にしたので、製品全てUS寄りです。)

b0069365_12554318.jpg① 言うても普段使い
安いが、最低限の機能性(持ち手がしっかりしている、洗えるなど)は備えている。使う人を選ばないシンプルなトート型が多い。素材はコットンもあればビニールもある。ちょっと差別化したい場合はショップのロゴなどで。



b0069365_1315481.jpg② エコライフはナチュラルライフ。「地球にやさしい」は「体にやさしい」。とことんこだわります、オーガニック素材。コットンだけでなく、麻やジュートなども見受けられた。デザインはシンプルなトート型が多いが、ディテールへのこだわりなどはあり。素材(他にはリサイクルコットンや生分解性など)が高いので、値段は高め。エコグッズ専門店による販売が多い。



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③ エコだっておしゃれしたい。・・・・ってか?
気持ちはわかるが、ターゲット層を絞りきれておらず、中途半端なデザインのものが目立つなあ。値段、デザインまちまち。このセグメントが充実していないので、アニヤさんがヒットしたのかね。日本では、”DEAN&DELUCA”がイケてる、という情報も頂いたが、これはどっちかいうと④に入るかなあ。



b0069365_1335632.jpg④ ビッグネーム、大手続々参入。
左・エルメスは10万超。IKEA、ベネトンなど業種を問わず各社が続々参入中。トリンプが出している「No!レジ袋ブラ」(笑)もUSの記事でよく見かけた!この方々は③と違ってデザインもマーケティングもしっかりしているので、「製品」としてはそれなりのものが出てくるでしょう。「2匹目のアニヤ」は誰だ?後はどれだけ「エコ」に貢献しているか、企業の姿勢が問われます。その点では、先陣を切ってレジ袋を有料化したIKEAは評価したい。


とりあえずこのような感じです。二つ疑問がわきました。

① What's wrong with being a plastic bag?
アニヤさんは I'm not a Plastic bag.と言いました。でもちょっと待って。ほんとにプラスチックはダメなんですか?誤解を恐れずに言えば、エコバッグがプラスチックであっても全然かまわないと私は思います。エコバッグで一番大切なのは、同じ製品を何度も何度も使うことによって、「新しいレジ袋が湯水のように作られ、捨てられるのを防ぐ」(Displacement)ことです。
例えば、オーガニックは生産性が低いので、一つのモノを作るのにより多くの土地や手間が必要です。今でさえ食料が足りないので、オーガニックを増やすことは飢える人を増やす危険性をはらんでいます。対してプラスチックは、その生産工程はすごく洗練されていて、ムダが少ないとも言います。もっとも効率的に作られた製品を、なるべく長く使う、そしてきちんと捨てる、という意思であれば、プラスチック、ありだと思います。私はね。


② エコバッグをヘビロテで使うための問題点が解決されていない。
ほんとにエコバッグを毎日使おうと思ったら、まず解決しないといけない大問題が。

A. 「家を出るときに持って出るのを忘れる。」がーん。さっきまで覚えてたのに・・・
そこで私は↓に軍配を上げました。キーホルダーにつけとけるし、少々のストックがあるから無理なく携帯できます。デザインをもうちょっとがんばってクダサイ!そこんとこよろしく。

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B. 「ちょっとした買い物のときはいいけど、アメリカみたいに土日にまとめてカート一杯買うような場合には、小さすぎるバッグが多い。」
気に入ったのがなかったので自分で提案します。「冷蔵庫バッグ」。大ーーきなバッグにして、仕切りをつけるの。牛乳パックやねぎみたいな長いものを入れる場所、とうふや卵を他のものから守れる場所、などなど。大きいバッグになればなるほど、中でモノがごちゃごちゃし壊れたり割れたりするから。

まだまだニッチがあるんじゃないかな~このマーケット。参入してみたいなあ。売れないかなあ、冷蔵庫バッグ。

注)英語では、レジ袋も含めてビニール袋全般がPlastic bagです。「プラスチック」と書いたので、固い「プラスチック」を想像するかもしれませんが、レジ袋の素材もプラスチックということでお願いします。
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by kinky25 | 2007-07-27 13:41 | カンキョウの話。

そんなに欲しいかエコバッグ?

個人的には、「エコ=Cool」という時代が早く来ればいいと思っていましたが、こんな形で来るとは。アニヤ・ハインドマーチというバッグブランドのエコバッグの限定発売日に、数千人が殺到し、店や警官と小競り合いになったという話

えーーーっと・・・・この現象についての是非はちょっと置いときまして・・・・。

エコバッグとはそもそも何のために開発されたかというと、もちろんレジ袋を減らすためです。レジ袋は大量の石油を原料とする主要なゴミの一つであり、いったん自然に出てしまうと、容易に分解されません。(何10年とか何100年とかいう試算があります)カリフォルニアの何もない砂漠でも、ぼろぼろになったレジ袋だけが土ぼこりにまみれて舞っています。けだしUgly。

もともと質の悪いプラスチックだからリサイクルも難しいでしょう。分別も難しいだろうし。

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・・・・というわけで日本を含め世界中で、レジ袋削減の動きが出ています。カリフォルニアもご他聞にもれず。レジ袋削減のいろんな法案が随時通過中。それを受けてのエコバッグブーム、いいことです。みんなアニヤのエコバッグが欲しいだけでしょ環境への意識が高くなってるんですよね!?

でも私は「ほんとにできるかな~」とちょっと思っています・・・違う角度で。
なぜなら、私、台所の引き出しの一角に、リスのように大事にレジ袋を溜め込んでいます。これって女の性?絶対みんなやってると思う。やってるでしょ?レジ袋って絶対そのまま捨てないよね?

そうです。レジ袋はほぼ100%再利用されて、ゴミ袋になったり(これが一番多いんじゃないか?)旅行のときにシャンプー入れたり(そんな色気のないことしてるの私だけ?)外に行ったら使用済みオムツを入れたり、とにかくいろんなシーンで活躍しているのです。

マイバッグはとてもいいことですが、これらのレジ袋第二の人生の代替品を見つけないと、明日から台所のレジ袋のストックがなくなったら困りますよね、奥さん!?それが解決されないと、おいそれとスーパーでもらうレジ袋の量、減らせないのでは?

そういうわけで、アニヤ・ハインドマーチデザイン「ゴミバッグ」を開発したらどうなのよ。・・・これはかなりチャレンジングだ。だって「汚くて触りたくないものを入れる」というレジ袋第二の人生の宿命を背負いつつ、「簡単に洗えて何度も使える」利便性を兼ね備えていないといけない。(これを使い捨ての袋で代用したら、せっかくレジ袋を減らした意味がないですから。)

何なら私がデザインしますか。・・・買いませんか、誰も?
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by kinky25 | 2007-07-17 13:28 | カンキョウの話。

Sending out an SOS - Live Earth

昨日は(日本ではおととい?)ライブ・アースの日でしたね。日本ではOn Airがあったのでしょうか。私はBravoというチャンネルで、ほぼ半日だらだら見てしまいました。

b0069365_122513.jpgサッカーと同じで、ほとんど見ていたのに、一瞬トイレに行ったすきにゴール!ということがあり得る長丁場のフェス。”ゴールシーン”、全部見れたのか見逃したのか・・・不明。
ちなみにサクラメントのローカル紙Sacramento Beeにはこんなふうに。写真がボンジョビとメタリカ・・・・ふうっ嘆息。

個人的には・・・・

① Keith Urban(多分カントリーの人)のステージでコラボしたAlicia Keys。ロック魂炸裂でかっこよかったのなんの。
② いっしょにやったらいいな・・・と以前に書いたCorinne Bailey RaeとJohn Legend、ほんとに共演してくれました。John Legendはこないだ見に行ったばっかりで、あーこの人マーヴィン・ゲイだ・・・・と思ってた所に二人で「Mercy Mercy Me」をカバー。ありがとう。
③ Kanye Westってやっぱりすごいんだな。彼の前にリュダクリスやエイコンもやったのだが、なんか格が違うという感じ。奇妙なメイクの女だらけストリングス軍団を従えてのパフォーマンスはなかなかのものでした。ヒップホップなんて全然聴かなくなっていたけど買うかも。ただし最後ポリスのステージに出てきて「Message in a bottle」をラップしたのは少し??。
④ ヨハネスブルグに出てたJoss Stone。この娘やっぱり天才だ。ちなみに同会場のSoweto Gospelに我が家の一歳児は食いついていた。

あとくだらないところでは、Snoop Dogの「化粧まわし」みたいなゴールドのネックレスはどーーなの?とか、気の毒なほど会場がひいてたDuran Duranとか、フィル・コリンズおじいちゃん!とかマドンナって何でできてんの?とかリンキンのVo地声はけっこうかわいい・・・。

見逃したものが何だったのか今まだよくわからないけど、Greenなイベントなので、媒体を使ったDVDとかは出さないのかも。(ダウンロードOnly?)京都のYMOなんて興味あったんだけどどうだったんだろうな。

どうでもいい感想
① レオ様もステージに。この人きっと政治家になるわ、そのうち。
② アル・ゴアさんって出たがりね♪

TV番組のほうは、中継だけではなくてちゃんとGreenな情報満載となっていてよかったと思います。訴求効果は十分にあったのでは。

批判もいろいろあるようですが、これだけ大きいイベントだし、商業ベースだからこんなもんじゃないかと思います。他の方法で「温暖化」というテーマだけでこれだけの動員をかけられるイベントというのはあまり想像できないし。

ただ、アル・ゴアからしてそうなのだが、「温暖化はテクノロジーで解決できる。(エネルギー効率のいい電化製品を買うとか)」「みんなができることをちょっとやることが大事(週に一回車をやめて電車にのるとか)」ということを強調するあまり、「今の生活をエンジョイしながらぼちぼちやっても間に合う」というお祭りムード感が強すぎたような気はしました。

言っときますけどそんなんじゃ間に合いません、はい。

もう少し「このままじゃやばいです」という危機感をあおってもよかったように思います。
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by kinky25 | 2007-07-09 12:39 | 音楽

パンがないなら。

こないだ書いたBiodiversity(生物多様性と訳されてた)、今アツいトピックだとのこと。

Biodiversityは門外漢にはわかりにくい概念では?どうして生物が多種多様であることが地球と人間のサバイバルに必要なのか、ぱっと見よくわからない。「生き物や自然を大切にしようってことでしょ?別にそういうの興味ないし都会に住んでれば関係ないし」と思いません?私も割合そういうふうに思ってました。

んじゃあ、なぜ必要?・・・・科学的な説明は専門家にお任せするとして、ここでは「強くて(resilient)健康な地球でいるために」。としておきます。

ではなぜ地球が強くて健康でなければならないのか?なぜ「生き物とか自然とか、私には関係ないし」と言ってはいられないのか?人間は多様性からどんなメリットを受けているのか?

b0069365_15355450.jpg私は科学屋さんではないので、Biodiversityからサプライ・チェーンを連想してしまいます。

←Biodiversity:二星、四星、二十星、みんな必要?? 答え:必要。

例えばケータイ。開けてみたことありますか?ちっちゃいチップやら回路やらが、ガムのような薄い板にびっしりくっついています。

ユーザーである私は、そういった微小なパーツが何でできていて何をしているか知りません。なので、もしそれらを原料の形で目の前に出されても・・・・。ほら。銅10g。シリコン20g。亜鉛3g。それから鉄とプラスチックと金とパラジウムと・・・これで全部ね。あとは一つヨロシク。

と言われましても、その原料の山を使って電話することはできません。
百種類以上もの原料と、それを加工する技術や業者が必要です。ケータイはメーカーでさえも正確に何種類の原料がどれくらいどこに使われているのか知らない、というほど多くの原料とプロセスを必要としますが、それが全部揃ってようやく、ユーザーである私は電話ができる。

生物多様性はこれに似ています。多種多様な生物達は何をしているかというと、一つには栄養素を小さいものから大きいものへ受け渡しています。いわゆる食物連鎖。

この食物連鎖ってまさにサプライ・チェーン。チェーンの中にいる生物たちは、必要な原料を知っていて、それをちょっとづつちょっとづつ加工しながら、小さいものから大きいものに渡しているのです。言うまでもなくこの連鎖の最後には人間がいます。

通常人間が食べているもの・・・野菜、肉、魚など・・・をケータイだとすると、多種多様な生物は加工業者。ユーザーである私は、それらの業者たちが何をどうしてくれているか全部は知りません。でも結果的に、野菜や肉ができてくるので、それを食べているわけです。

原料が全部そろっていて、サプライ・チェーンがうまく機能している間は、ユーザーは何も心配する必要はない。でも、もしそこから何かの原料や技術や業者が抜けおちてしまったら?

マリー・アントワネットは、「パンがないなら、お菓子を食べればいいじゃない。」と言いました。これがイケなかったのは、彼女は「パンがないだけじゃなくて、サプライ・チェーン全体が機能しなくなっているのだ」ということを理解できなかったから。

生物多様性が失われるということは、サプライ・チェーンの中から必要な要素や業者が姿を消してしまうこと。銅とプラスチックを渡されて電話しなさいと言われてるようなもんです。
そうなったらやっぱり、「パンがないなら・・・う~ん、土でも食いますか。それとも、化学肥料でも?」 となると思います。

生き物とか、関係ないし。と言うのは自由ですが、その先におまんま食い上げの現実が待っているかもしれません。

↑文を短くするためにデフォルメしてます。科学的にきちんと知りたい方はぜひもっとお調べください!
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by kinky25 | 2007-03-11 15:36 | カンキョウの話。


筆者: 環境庁勤務・一児の母。 生息地: カリフォルニア・サクラメント。  ブログについて: サイエンスとトレンドを融合した、わかりやすいエコ・温暖化・サステナビリティ。コメント歓迎です(除く営業)


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