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再生紙スキャンダルは日本だけ?その2

気になる再生紙問題、あるグリーン調達の団体に質問メールをしてみました。すごく丁寧に回答を返してくださって、かなり感心しました。

それで私が完全に論点に入れるのを忘れていたポイントを指摘されました!

b0069365_14243771.jpg再生コピー紙などになるのは、製本するときの裁断で出るような類のリサイクル紙で、いわゆる市中のリサイクル紙ではないことが多いとのこと。そうですよね・・・。

英語には、post-consumer というわかりやすい言葉があります。一回製品になってからリサイクルに出される、ということですが、「消費者の手を経ている」というイメージがつかみやすいと思います。自分が使ったあとのもの、と考えると、これはやはり限りなくゴミに近い感じです。それに対して、印刷など製造段階で出るリサイクル紙は、インクが乗ってない状態でて裁断されたりするのでしょうか?限りなくきれいな状態なんじゃないかな、と想像できます。

アメリカの再生紙使用製品には、○% post-consumer product という表記がしてあります。この%が低い場合は、製造段階で出るリサイクル紙か、バージンマテリアルを使っているということになるのでしょう。

製造過程で出るリサイクル紙であれば、上質なものができるでしょうね。そして、製造過程からゴミを一切ださない、ということが達成できるのでそれはそれですばらしいことだと思います。でも、量からいったらPost-consumerのリサイクル紙のほうが圧倒的に多いはずなので、やはりここを何とかしないといけない、ということに変わりはないはずです。

量に限りがあるが、回収しやすく上質=製造過程で出るリサイクル紙
大量に出るが、回収がコントロールできず、質がばらばらで扱いづらい=市中リサイクル紙

これをどう使いこなしていくかということです。

「リサイクル紙」は1つじゃない。どんなリサイクル紙からどんな製品が、どれくらいのエネルギーや化学物質を使ってできてくるのか、すごく知りたいです。その状況によっては、たとえば製品のパッケージもこういうふうにしたらどうでしょうね?

b0069365_1429487.jpgミシン目で切り離して、真ん中のインクが多い部分はゴミ。外側の無色などの部分だけをリサイクルへ。・・・・めんどくさい?でもペットボトルと同じ考え方です。だったらいっそのことシールのほうがいいのかな。いろいろ考えて、市中品からいい再生紙製品ができるようになるといいですが・・・・・もちろん、パッケージを減らすことには勝てませんけどね。
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by kinky25 | 2008-05-11 14:10 | カンキョウの話。

パーティには生分解性フォークを?

Biodegradable=生分解性プラスチックの使い捨てUtensil、アメリカではずいぶんはやってきました。イベントでこれを見かけることが増えてます。

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日本ではどうですか?

生分解性プラのセールスポイントはもちろん、植物でできているので捨てたときに土に還る、ということです。こちらではトウモロコシ(多分遺伝子組み換え?)が使われていることが多いです。

これが使い捨てフォークやスプーンに多用されるのは、アメリカ人のパーティ好きが原因だと思われます。日本は何かといえば「外食」ですが、アメリカではほとんどホームパーティとかPot luckと呼ばれる持ちよりパーティになります。まあ広い家に住んでればパーティもしたくなるってもんです。誕生日やお祝い事、イベントはもちろん、会社でもサークルでもボランティアでも、何かというとPot luckが開催されるし、トレーニングには軽食がつくし、夏場は公園でのイベントなども多いし、キャンプやピクニックも多いし・・・・・。まあとにかく、日本人が飲みに行くのと同じぐらいの頻度で使い捨て紙皿やプラスチックフォークがたんまり捨てられる集まりがあるのです。

これをグリーンにしよう!と思いついたのはいいのですが・・・・。

A型日本人の私からすると、ピクニックをグリーンにするなら、まず「食器類は持ってきて持ち帰る」制にするか、プラのフォークを使ってしまったら、「ゴミを食べ物とプラで分別」する。という方法を考えるような気がします。

ここではどっちもめんどくさいのでしょうね。

食器も食べ物とまとめて捨ててしまいたい。(ていうか多分、分別できない人が多いと思われます)だったら食器がBiodegradable=生分解性なら、全部いっしょにゴミとして出して、コンポストできるじゃないか!なんてグリーンな。ということで広まっていると思われます。

バイオ燃料が、食糧の値段の高騰に一役買ってしまっているという側面があるように、生分解性の製品も多少は食糧を圧迫するでしょう。今はそんなに生産が多くないだろうし、食用にならないものを使っているかもしれないと思いますが、今後もっと増えていけばバイオ燃料と同じ運命になると思われます。

生分解性フォーク、プラよりはいいと思うけど、それより「使い捨て食器」をやめるほうが断然いいはず。・・・・ってまた、小さな声でささやいてみている今日このごろ。

それにしても、コンポストしたり埋め立てする場合は、生分解性の利点が発揮されると思いますが、焼却はどうなんでしょう。プラを焼くのと何がどれぐらいの違いになるのでしょう。調べてみたいと思います。なにせ日本はほとんど焼却ですから。
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by kinky25 | 2008-05-01 13:43 | カンキョウの話。

カルビーのシリアルから外箱が消えた。

カルビーといえば、「さやえんどう」がアメリカのスーパーに普通に売られているので今でもよく目にしますが、シリアルは食べたことなかったです。

そのカルビーが、シリアル製品の簡易包装の一環として外箱を廃止したんだそうです。

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これ、ずーっといろんな会社にやってほしいと思っていました!だって外箱って、基本的にすぐゴミになるから。(購入後も含めて)輸送さえ気をつければ、外箱って基本的には広告・マーケティングのためのツールでしかないのですが、逆にそうだからこそメーカーもそれを省略するなんて考えもしなかったと思います。もちろん、外箱を止めたために「中身がつぶれた」とクレームをつけられて、交換やら要求される率が増えるというリスクも負わないといけませんし。

でも、お菓子だろうが化粧品だろうがシリアルだろうが、外箱って私はうっとうしいと思っていたので、他のメーカーも真似したらいいなと思います。

究極には、スーパーの陳列棚で販売する場合は、一番手前の商品だけが外箱(化粧箱)に入っていて、選ぶときはそのパッケージを見比べて買えるけど、実際手に取るのは2列目以降の外箱なしの袋入りの製品、というふうになればいいのにな~と思います。このカルビーのシリアルを見ても、パッケージの印刷は箱と同じようにされてます。でも手前だけ化粧箱、というふうにすれば、2列目以降の袋の印刷はもっともっと簡素化できるわけで、そうすれば、箱だけでなく、インクや印刷にかかるエネルギーも削減できます。さらに、袋(たぶんプラ)をリサイクルするときも、余計なインクが載っていないほうがリサイクルしやすいと思うのです。

最初は中身が硬いものから始めて様子を見、だんだん拡大したらどうでしょうね。

どれぐらいブーイングがおきるでしょうか?あるいは売り上げに影響するでしょうか。最初にやって大々的に「この製品は超エコです!」と宣伝したら、逆に売り上げ上がる可能性はないかなあ。もちろん最悪でもコストは削減できます。

沢尻ナントカさんの彼氏は業界の仕掛け人らしいですが、その人も「ITの次はエコ」って言ってるらしいですからぜひ(笑)誰か手をつけてみてほしいと思います。
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by kinky25 | 2008-04-07 13:36 | カンキョウの話。

世界が日本に追いついてきた? Coolな分別ゴミ箱!

イギリス発。

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一見ゴミ箱には見えない重厚さ(笑)それもそのはず、SovereignによるSovereignなゴミ箱なのでございます。

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開けるとこのとおり。生ゴミ用など3種類の分別ができます。生ゴミ、カンなどは、この装置内で圧縮ができるようになっているらしいです。イギリスのエコブログで見つけました。

日本でゴミ箱をきちんとしたキッチンデザイナー(シャレじゃないよ)がデザインするということはあまりないような気はしますが、コンセプトとしては日本人には珍しいところは一つもありません。

でも、この記事に寄せられたコメントは「すごい!こんなのがもっと広まったらいいですね~」的なものが多かったので、もしかしたらイギリスでも分別は一般的ではなく、このデザインは画期的なのでしょうか?前にも書いたかもしれませんが、アメリカ(カリフォルニア)の家庭では、巨大なゴミ箱(ゴミ埋立地行き)とリサイクル箱(リサイクルっぽいものは何でも入れる!)の2つしか仕分けがないのが基本。これにグリーンゴミ(木、芝生、草・・・)が加わって3種類。台所でゴミを分別する、という習慣がないのです。

国土の狭い日本には、ゴミの埋立地はもはやほとんどありません。ほとんどが焼却です。なので、焼却時に発生するダイオキシンを防ぐための分別が最優先課題でもあります。世界広しと言えども、これだけゴミを焼いている国はないようで、したがって日本のように細かく分別をしている国もあまりないと思われます。分別、大変ですけれど、やはり再資源化を考えるとメリットがとても大きいです。より質のいいリサイクル材が提供できることになるので。

来週職場の全体ミーティングで、「日本のリサイクル」について話すことになったので、日本の家庭で繰り広げられている「超」分別のことを話そうと思っています。みんな驚くと思いますわ。
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by kinky25 | 2008-03-21 14:49 | カンキョウの話。

ロバのゴミ屋でございます。

珍しく動物ネタが続きます。今日はロバのお話。

シチリア島にあるCastelbuonoという古い小さな街(ニューシネマパラダイスみたいな場所でしょうか?)で、三頭のロバさんがゴミの回収を担当しているそうです。

b0069365_0543733.jpgこのロバさんたちは、週6日、7時から6時までのシフトで、このような狭い路地を一軒一軒回って、日替わりで分別ゴミを回収しています。今は一時的に公園に住んでいるのですが、そのうち近所の農業学校にちゃんとしたお家を建ててもらう予定のよう。

このロバさんたち、今のところ採用条件は「メス」なんだとか。メスは扱いやすいうえ、お乳が出るので、そのお乳を売っているそうです。ロバのお乳は、牛乳アレルギーがある赤ちゃん・子供に最適と。

実はこのCastelbuonoという街、現在の市長が非常にグリーンな人で、このアイディアも市長の肝いり。近く市長選があるため、その人気取りだとか、結局効率が悪いとか、いろいろ批判もあるようですが、こういったヨーロッパの小さな街には、小回りが利くドンキーさんはとても合ってるような気がします。ということは、車が入れないような日本の路地にも合っているのじゃないでしょうか?

あともう一つこのアイディアで私が期待するのは、毎日毎日同じロバさんが回ってくるわけなので、多分みんなロバさんに愛着がわいてくると思うんですよね。そうしたら、「ロバさんに負担をかけないよう、ゴミを減らそう」というモチベーションが出てくるのではないかと。もちろん子供たちの関心も高まりますし。

ぜひ試行錯誤を続けて、定着させてほしいです。がんばれドンキー!
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by kinky25 | 2008-03-15 01:11 | カンキョウの話。

ゴミとリサイクル材のハザマ。

アメリカはゴミの分別がいい加減なので、回収したあとでの分別がひと仕事だ、と先日書きました。分別のタイミングが遅くなればなるほど、分別の作業は3K(古い?)になってきます。ほこりをかぶったり、好ましからざるモノと混ざったり、付着していた生ゴミが腐って臭ってきたり。だんだん、できれば触れたくないモノになっていくわけです。

家でゴミを出すときだって、とりあえず全部一つのゴミ箱に捨てといて、1日たってからそれに手をつっこんで分別する、なんて考えただけで気持ちが悪いです。作業する人の快適さを考えたら、分別は早いタイミングでやるに越したことはないってことですね。

日本にいるときは、ゴミがたまるのも出すのもいやでした、マンションは狭いし、ゴミを収納するスペースはなるべく小さくしたいから。エコというよりも、たまっていくゴミを見たくないし、ゴミ出しもめんどくさいので、なるべくゴミ予備軍を減らすようにしてました。なので、果物のトレーなんかを、買ったスーパーにおいてくることもありました。(アメリカのゴミ回収箱はデカい。だからゴミが減らんっちゅーの)

消費者として、買った店で分別するというのは、可能な限り最速のタイミング。「分別している」という気分にすらなりません。でも、よくよく考えてみると、買った店においてこれる、ということは、そもそも必要な~い!ということでは?

日本独特の、野菜果物のパッケジング。なぜ「1束」や「二個1パック」にしないといけないのでしょうか?量り売りにすれば、トレーもラップも不要。あれらがなぜ廃止されないのか、フシギでしょうがないです。もし量り売りがダメなら、八百屋さんのようにリユースのザルを使う手もあります。

とにかく、どうにかしてトレーは廃止できないのでしょうか(トレーを回収してリサイクルしたとしても、プラの質は落ちていく一方だと思います。再生紙が偽装なら、プラのリサイクルはどうなのか?ちょっと考えれば、100%うまくいっている、なんて甘い期待はしないほうがいい、と予測が立つと思います。)それから、パッケージのためだけの箱(内袋もけっこうしっかりしてたりする)。お菓子でも何でもいいのですが。陳列の1番前だけを化粧箱に入れて、あとは袋で売るとか、無理でしょうか?

分別がめんどうくさいのは、消費者もゴミ業者も同じ。で、私たちが何を分別してるかというと、かなりの部分がパッケージ、容れ物なわけですよね。その中の大部分は、「製品を開けた瞬間にゴミになっている」わけです。中には、中身のたいしたことなさをカバーするかのような無駄に大きなパッケージとかもあって、中身はたいしたことない上に、ゴミは増える、という二重苦のような製品もあります。

製品を買ってるのであって、容れ物を買っているわけではない。しかも、その多くは「使われる」こともなく、そのままゴミになる。なのに、その容れ物の分別やリサイクルに四苦八苦している、ってなんだか本末転倒な気がします。

世界の中心で、「ゴミを買ってるんじゃない、製品を買ってるんだ!」と叫ぶ。(←寒)

いや、叫びはしませんが、小売店かメーカーに気持ちをぶつけてみたい気もします。分別の手間を増やしてくれちゃって、どうしてくれるのよ?と。全国で分別の手間賃を計算したら、けっこうな額になると思います、冗談じゃなく。
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by kinky25 | 2008-01-24 16:08 | カンキョウの話。

ブタさんのリサイクル銀行

ワタクシ、一応女性なのですが、かわいいものに心を動かされることがほとんどありません。むしろ苦手です。キティちゃんとか全然わからないし、ぬいぐるみみたいなものは、部屋にあると「ほこりがたまっちゃってやだなあ」と思ったりしてしまいます。何かホルモンが足りてないんでしょうか。


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・・・そんな私が、このコにやられました・・・。

えらくかわいいです・・・・・。



このブタさんが目印のRecycle Bankは、文字通りリサイクルしたポイントを口座に貯めて、協賛企業の商品券などと引き換えて使える、というもの。参加したい人は、

① Recyclebank専用のゴミ収集箱を家に設置する(アメリカの場合、収集日に家の前にでかいゴミ箱を置いておくと、収集車が中身を回収してくれる、というのが一般的だと思います)。この専用箱にはバーコードがついていて、顧客情報を読み取るようになっています。
② RecycleBankの収集車が収集に来る。ゴミは計量され、重さによってポイントが口座に加算される。
③ ポイントを商品券などに換えて使いましょう!・・・他にもいろいろな換ポイントのオプションがあります。

アイディアとしては新しいものではないと思いますが、このRecyclebankは、このビジネスを大規模で展開できるだけの資金と協賛企業を集め始めているようです。今回コカコーラから$2ミリオンをゲット。他にも、IKEAなど大手が協賛している模様。

面白いのは、この会社を作った人たちはみんな、デロイトコンサルティングなど一般の会社出身だということ。CRS(企業の社会貢献)の流れで立ち上げた会社のようで、環境系やゴミの専門家はいないみたいです。つまり、Entreneurshipの一環のような形で、Greenビジネスに勝機を見出して異業種から参戦する人が増えているということなんでしょうね。

おもしろい現象です。こういう動きは今後も加速するでしょう。

それにしても、ビジネスやマーケティングの専門家が集まると、ゴミの話もこんなにきれいに。(アメリカの平均的な家庭ゴミの円グラフです)

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いろんな専門家がまざるとやっぱりいいですね。

・・・ブタさんのせいでちょっとえこひいきしちゃってるかもしれません。
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by kinky25 | 2007-10-12 14:16 | カンキョウの話。

NIMBYとEnvironmental Justice

NIMBYという言葉をご存知ですか?"Not In My Backyard"の略。原発、下水施設、刑務所などの「迷惑施設」は、自分の家の裏庭(近所)にできるのだけは絶対にいや!という心理のことです。「○○建設、絶対反対!」という住民運動、よく見かけますね。裏を返せば、自分の家から遠ければどこでもいいけど、ということなのかな?これは万国共通の感情のようです。

ゴミ処理施設ももちろんNIMBY。とはいえ、昔は今よりは簡単に着工できたので、カリフォルニアにも古いゴミ埋立地があちこちにあります。でもそういう施設が現在40歳、50歳になり、満杯になってどんどん閉鎖されて行っています。一方で、NIMBYイズムや環境アセスメントの影響で、新しいゴミ処理施設を作るのは、たいそう困難になってきました。

b0069365_1341836.jpg人口は増える一方。ゴミの量も、増えることはあっても減ることはない。それなのに、埋立地は減る一方。そこで何が起こるかと言うと、大きな郡(人口が多く、土地が高く、平均年収が高い)では、「ゴミの最終処分場ゼロ」というところが出てきています。処分する場所がないということは、ゴミを「輸出」するしかないので、ゴミをトラックや列車に乗せて、他郡まで運んで処理しなければならず、大きな問題になっています。

しかし、大きい郡は土地が高く、ゴミ処理場を建てるのにも莫大な費用がかかる。さらに、住民は知識もお金もあったりするので、いい弁護士を雇うなりいろんな方法を駆使して、効果的な反対運動を展開することができます。そんなこんなで、ゴミ処理場をつくりたくてもつくれない、という場合がままあります。

でも、ゴミがどんどん生まれてくる以上、処理施設はどこかにつくらないといけません。ある地域で、ネイティブ・アメリカン(インディアン)居住区に巨大なゴミ埋立地計画・・・というニュースを耳にしました。ネイティブ・アメリカンは、長い迫害の歴史のあと、今では特権的な「自治権」を与えられて、自主独立の道を歩んでいます。・・・・といえば聞こえはいいのですが、このニュースに関してはちょっとすっきりしません。

ネイティブ・アメリカン居住区には、やはり貧しい地域が多いでしょう。彼らにとっては、現金収入をもたらしてくれるものなら、カジノでもゴミ処理場でも、何でも歓迎なのかもしれません。でも、「自治権」という名のもとに、州政府などが彼らのやることに口出しできないとしたら、もしかしたら、他の州に作るのよりも安い値段で、質の悪い処理場が建設されても、止めることができないかもしれないのです。逆に言えば、有利に取引をしたいと思っている経営者にとっては、居住区ならうるさい規制もなく口出すお役所もなく、直接交渉できておいしいのかもしれません。

英語にはEnvironmental Justiceという言葉があります。格差社会のアメリカでは、NIMBY施設は歴史的にあからさまに貧しい地区に建てられてきました。でも、貧しい地区の住民は、声を上げたくても、どうやってやるかという知識もなければ、弁護士を雇うお金もない。結局、手も足も出ないままNIMBYを受け入れてきたのです。極端な言い方をすれば、金持ちはゴミを出すだけ。出したゴミも、ゴミ処理施設も、貧乏地域に押し付ける、と。

Environmental Justiceは、その不公平をなくすためのコンセプトです。現在は、ゴミ処理施設の認可をとるにも、その地域の民族分布(白人○%、黒人○%、アジア人○%・・・)、平均世帯収入いくら、など、貧しい地域にNIMBYを押し付けているのではない、という証拠を添付しなければなりません。

でもある意味、アメリカン・インディアン居住区はEnvironmental Justiceも治外法権なのかな・・・・。自主独立はすばらしいことですが、もし州の基準では保障されている「最低限」が、自主独立の居住区では守られないようなことがあったら、せっかくの自主が逆に足かせになるのではないかとさえ思えます。もうちょっとそのへんの法律を調べないとはっきり言えませんが、なんだかとても複雑というか、割り切れない気分です。まあ、根っこをたどっていくと、ゴミ処理施設に限らず、彼らにカジノを経営させていることだって、問題の本質は同じだと思うのですが。

差別だとか格差だとか、アメリカにはそれを撤廃するための試みがいくつもいくつもあるけれど、それって裏を返せば、それだけたくさん作っても尚、なくすことができないほど根深い、ということなんだよな・・・。
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by kinky25 | 2007-10-04 13:22 | カンキョウの話。

Joss Stone, James Blunt @ Alice now and zen, Golden Gate Park, San Francisco

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ものすごく久しぶりのサンフランシスコ。とてもサンフランシスコらしいOutdoorのイベント、Alice Now and Zenに行きました。ジョス・スートンとジェームズ・ブラントが出て$20はかなり良心的。

ジョス・ストーン、やっぱりよかったです。ものすごーーーーく歌がうまいです。なんだか。歌、うまいーーーー。としか言いようがない。だって本当にうまいんだもん。↑小さすぎてみえないけど、彼女です。

ジェームズ・ブラントは「ヨ・ビュレフォー。」だけは聞かせて頂いて帰ってきました、なにせサクラメントは遠いので。イメージよりもフェミニンな声でした。


イベント全体的には、あ~、サンフランシスコ。と思わせる、どことなくヒッピーでリベラルで、ゆるーい雰囲気がなかなか心地よかったです。ゲイのカップルが普通に仲むつまじく音楽を楽しんでいたり、Whole Foods MarketスポンサーのGreen Productsなんていう出店があったり。子供も遊ばせやすいし、アメリカでは珍しくアルコールを持って歩き回れるし、毎年行ってもいいイベントだな~。

Greenといえば、サンフランシスコはGreenなカリフォルニアでもさらにその先鋭とされていますが、こんなものを見ました。

b0069365_123084.jpgゴミ箱がふつうのとリサイクルの、というのはもはや一般的ですが、Landfill(ゴミの埋立地)行きゴミ箱と、食べ物ゴミ専用のCompostゴミ箱が、別に設置されてました。Compostの方は、食べ物とUtensil(皿、フォーク、コップ類)を捨てることになっているようだったので、この会場で使っているUtensilはBiodegradable(生分解性)プラスチックで統一されていたんでしょうね。かわいらしい説明書きがゴミ箱に張ってあって、何をここに入れたらいいかがわかりやすく書かれていました。

ところでCompostですが、日本にいたときは勉強不足でよく知らなかったのです。日本でも最近は「コンポスト」と呼ばれるのが一般的?それとも「堆肥化」とか言うのでしょうかね。まあそれはともかく、明日仕事に行ったら、あの食べ物ゴミはどこの処理場に行ったのか調べてみようかな。

こういうふうにLandfill行き、とストレートな書き方をすると、「何がリサイクルできて何ができないのか、自分の捨てているものの中でどのくらいのゴミがLandfillに行くのか」なんてことを考えるきっかけになっていいと思いました。

・・・・・・・まあもちろん大前提として、Landfill自体がお勧めできるゴミ処理の方法ではない、というのはあるんですけど。
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by kinky25 | 2007-09-24 12:40 | 音楽

ミミズ8000万匹!

カリフォルニアでは、ゴミはぼLandfill(埋め立て)、という話を書きました。埋め立てだと焼却のように嵩を減らせないので、その量たるやすごいものです。それを減らすために、Diversion rate=50%、というのが設定されています。各自治体(主に郡)は、集めたゴミの半分をリサイクルなどで再利用せよ。埋め立てる量は残りの半分以下でなければならない。という政策です。達成できないと罰金を払わなければならず、それを避けるために、各自治体はけっこう必死にこのdiversion rateを達成しようとしています。

ところで、東京ではめったに見かけなかったが、ここカリフォルニアでは全体の約25%を占めるゴミが、庭や緑地、農地から出る植物。我が家だけでも、庭の手入れをするだけであっという間に軽トラ一杯分ぐらいの木、枝、雑草、落ち葉が出ます。いろいろな理由により、この植物ゴミは、diversion rateを達成するための格好のターゲット。なので、植物ゴミのcomposting(堆肥)は、カリフォルニア中で盛んに行われています。他のリサイクルと違って、工業的なプロセスが必要ないから、「地球にやさしい」リサイクルでもあります・・・場所をとりますが!

b0069365_13572376.jpgゴミ処理施設で行われているCompostingは大規模。これはインターネットから持ってきたので場所不明ですが、だいたいこんな感じです。

手前の植物ゴミを粉砕してウッドチップ状にして、奥に見えるカマボコ型の山にして寝かせます。山は定期的にひっくり返したり移動したりして空気と湿り気を与え、分解させていきます。できあがった堆肥は売られていきます。

食べ物など腐るものが入っていないときは、意外なぐらいににおいもありませんが、体温より高い状態に保たれているので、けっこう火事を起こします。でも水をかけてはいけません!よけい燃え上がるって。許されぬ恋のようですな。

さて、Compostingにもいろいろな方法がありますが、ミミズさんなどの虫を使うのはVermicompostingと呼ばれます。カリフォルニアでは、植物ゴミを使った通常のCompostingはかなり普及したので、次なる段階として、残飯を使ったVermicompostingなども実験されるようになったようですが、なかなか難しいようです。パイロットプロジェクトをやっている施設に行った人が、「トラウマになるようなにおいだった!」と言ってました。

ところが、香港では8000万匹のミミズを使ったプロジェクトが行われるらしい!香港、行ったことはないけど、小さくて人口密度が高いから、東京と同じで大量のゴミを処分するのにさぞ困っていることでしょう。ミミズの手も借りたいとはこのことです。それで8000万匹を動員。しかし、この場合の8000万匹、一体全体多いんでしょうか少ないんでしょうか。ドイツと同じぐらいの人口ですけど・・・・。成功するのか、とおーーくのほうから見守りたいと思います(正直、ミミズはにがてなので、8000万匹は相当Overwhelming・・・)。失敗はかなり辛いことになるかと・・・・。
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by kinky25 | 2007-09-12 14:22


筆者: 環境庁勤務・一児の母。 生息地: カリフォルニア・サクラメント。  ブログについて: サイエンスとトレンドを融合した、わかりやすいエコ・温暖化・サステナビリティ。コメント歓迎です(除く営業)


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