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再生紙スキャンダルは日本だけ?

日本の製紙会社が再生紙の比率をごまかしていた事件、大きく報道されたので記憶にも新しいです。あれ以来リサイクル紙のことが気になって、周りにあふれているリサイクル製品を注意深く見るようになりました。

b0069365_1345645.jpgこれはWhole Foodsの紙袋。下はトレーニングで支給されたバインダーです。

両方とも、一目で「リサイクル紙使ってるんだな~」とわかるクオリティです。要は紙質が悪いんです。インクの乗りも悪かったり。Whole Foodsの紙袋のほうは、持ち手だけは再生紙じゃないの。再生紙だと強度が足りないのでしょうね。バインダーのほうは、生成りのような風合いで悪くないですけど、すぐ毛羽立ちます。

一方、エコニュースも見ていますが再生紙の比率でウソ、というのは北米では見ません。もちろん表ざたになっていないという可能性もあるけれど。


b0069365_1351317.jpgで、品質ですが、全然問題ないです。ショッピングバックとたまにしか使わないバインダー。多少クオリティが悪かろうが、何の問題もない。むしろ「製造工程で余計なインプットがないのかな?」と想像できて好ましいぐらいです。(当たってるかどうか未確認)

そこで気になったのです。

日本の再生紙製品って、もしかして新品のようなクオリティを要求されているのでしょうか?だからバージンマテリアルをたくさん混合したり、一生懸命漂白したり、精練したりしないといけないのでしょうか?その挙げ句コストが上がって、ウソをつくという悪循環?

前の会社ではアメリカ製品をメキシコの工場で生産して世界に販売していました。製品は段ボール箱に入ってるのですが、FedExなどはけっこう扱いが荒いので、日本についたときには箱が痛んでいることも多かったのです。

中身が損傷しているのは問題ですが、箱だけがダメージを受けている場合でも、日本ではクレームになりました。ところが、アメリカ本社でも他の地域でもほとんど、「中身に問題なければ箱が多少損傷してようが関係ない」という商習慣。

「箱がつぶれているから交換してあげないと日本ではビジネスが成り立たない」ということを本社の人に理解してもらうのに、えらい時間がかかりました。彼らにしてみれば「え?何で?箱でしょ?中身に何も問題ないんだから問題ないじゃない」としか考えられなかったのです。

片や日本では、「客につぶれた箱を納品?ありえない」ということになると思います。細部までパーフェクトにきれいじゃないとダメ。

同じ論理で、アメリカあたりでは十分製品として通用する再生紙プロダクトでも、日本で納品するとお客からクレームが来るのでしょうか?リサイクルみえみえの製品だとダメなんでしょうか?

リサイクルの場合、「質の悪いこと」が「環境への質が高い」ことになるかもしれないので、ここのところ重要です。みなさんの周りの再生紙製品はいかがでしょう???
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by kinky25 | 2008-04-16 13:26 | カンキョウの話。

Old NavyのおバカエコTシャツ

今年のEarth Dayは4月20日。

それを記念してか、Old Navyに「エコTシャツ」のセレクションコーナーがありました。

胸にでっかくGreen is the new black と入っているものなど(そのまんまやがな)、白とグリーンを基調として約10点ほどがディスプレイしてありました。

こんなのも。アホや。

b0069365_882015.jpg

えー、私はもうこのようなTシャツを着てはしゃぐ年ではありませんので、重ね着のときにだけ着用します。着ている本人がリサイクルの賞味期限を突破していたら、目も当てられませんから。

それはともかく、おバカとエコのコラボ(笑)、まだあまり開拓されてない分野かも。

たまにはこうやって遊ぶアイテムがあってもいいです。
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by kinky25 | 2008-04-14 08:13 | カンキョウの話。

カルビーのシリアルから外箱が消えた。

カルビーといえば、「さやえんどう」がアメリカのスーパーに普通に売られているので今でもよく目にしますが、シリアルは食べたことなかったです。

そのカルビーが、シリアル製品の簡易包装の一環として外箱を廃止したんだそうです。

b0069365_13324945.jpg
これ、ずーっといろんな会社にやってほしいと思っていました!だって外箱って、基本的にすぐゴミになるから。(購入後も含めて)輸送さえ気をつければ、外箱って基本的には広告・マーケティングのためのツールでしかないのですが、逆にそうだからこそメーカーもそれを省略するなんて考えもしなかったと思います。もちろん、外箱を止めたために「中身がつぶれた」とクレームをつけられて、交換やら要求される率が増えるというリスクも負わないといけませんし。

でも、お菓子だろうが化粧品だろうがシリアルだろうが、外箱って私はうっとうしいと思っていたので、他のメーカーも真似したらいいなと思います。

究極には、スーパーの陳列棚で販売する場合は、一番手前の商品だけが外箱(化粧箱)に入っていて、選ぶときはそのパッケージを見比べて買えるけど、実際手に取るのは2列目以降の外箱なしの袋入りの製品、というふうになればいいのにな~と思います。このカルビーのシリアルを見ても、パッケージの印刷は箱と同じようにされてます。でも手前だけ化粧箱、というふうにすれば、2列目以降の袋の印刷はもっともっと簡素化できるわけで、そうすれば、箱だけでなく、インクや印刷にかかるエネルギーも削減できます。さらに、袋(たぶんプラ)をリサイクルするときも、余計なインクが載っていないほうがリサイクルしやすいと思うのです。

最初は中身が硬いものから始めて様子を見、だんだん拡大したらどうでしょうね。

どれぐらいブーイングがおきるでしょうか?あるいは売り上げに影響するでしょうか。最初にやって大々的に「この製品は超エコです!」と宣伝したら、逆に売り上げ上がる可能性はないかなあ。もちろん最悪でもコストは削減できます。

沢尻ナントカさんの彼氏は業界の仕掛け人らしいですが、その人も「ITの次はエコ」って言ってるらしいですからぜひ(笑)誰か手をつけてみてほしいと思います。
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by kinky25 | 2008-04-07 13:36 | カンキョウの話。

折り合えるのか?景気の後退と環境問題。

アメリカの景気刺激策は、先日ブッシュがサインしたことで実施が決定、各家庭に約1500ドルのお金がばらまかれることになりました。

b0069365_13104073.jpgCO2削減!地球にやさしく!などときれいごとを言っていても、景気が減速となれば、CO2発生の根源である生産・消費を拡大させるために現金をばらまく。それが現実。・・・・そうはいってもあなた、景気が悪くなれば給料がさがったり職を失ったり、生活にかかわるんですよ。温暖化なんて言ってられないんです。死活問題なんですから。

というのが現存の経済構造の中で考える温暖化対策の限界でしょう。誰だって自分の生活を犠牲にしてまでCO2削減はできないんです。でも、現在のガソリンの値段が世の中に与える影響を見るだけでも、温暖化対策をがんばればがんばるほど経済は圧迫され、生活は苦しくなる、というジレンマが浮き彫りになると思います。

じゃあどうしようもないのか。

一つだけ道があると思います。経済構造を変えること。環境先進国・ドイツの例。

ドイツでRenewable energy(代替エネルギー)産業がつくりだした雇用は、今までに24万人。そのうち14万人は2001年以降の雇用創出。なんとすでにGDPの5%近くを占め、2025年までに16%に達すると言われているとのことです。

b0069365_1313593.jpg石油の値段があがってひーひー言う前に、石油に頼らない経済構造をつくったというわけです。(もちろん現実はそんな単純なものではないでしょうが・・・) 

生産・消費を縮小することで一番問題なのは、それが雇用を奪うことでしょう。レジ袋反対!というのはいいが、レジ袋をつくる会社に勤めている人の職の安全はどうするのか、ということです。であれば、別の分野に雇用の受け皿をつくるのが最も自然なやりかたじゃないのでしょうか。ドイツの場合はそれがまず代替エネルギー産業だったということでしょう。 

ところでそもそも、「景気が悪くなる」、というのはどういう意味なんでしょう。

その経済システムそのものにガタがきているという、意味じゃないんでしょうか?そうであれば、無理やりツギをあてて修理しようとするより、一回ばらして時代にそぐうように組み立てなおしたほうがよほどいい。ドイツの例はそれを教えてくれている気がします。

日本は、太陽電池の生産で世界一だったのに、ここ数年で世界に追いつかれ、追い越されているようです。せっかく技術があるのに、国家戦略として組み込まれてないのでしょうか。

今、思い切った転換が必要。そう思います。
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by kinky25 | 2008-03-27 13:02 | カンキョウの話。

今日から夏時間

まだ朝晩は何となく寒いんですが、今日から夏時間。1時間時計が早まりました。そのせいってわけじゃないでしょうが、日中は急に夏のような日差しに。(最高気温74度!)

b0069365_14355795.jpgというわけで、家庭菜園2008開幕です。新たな野菜の種や苗を6種類ほど植えました。日本にいるときは、夜やネオンにスルドく反応する不健康な生活を送っておりましたので、土をいじったことなんてほとんどなかったのでした。

この2年ぐらい土をいじっていますが、何でしょう。これ、癒しの効果があると思います。癒しって言葉あんまり好きじゃないんですけど。お日様の下でひたすら雑草を抜いたりしていると、ほんと無心になります。無心になって作業してるうちに、今度は頭がすごくクリアになってきて、新しいアイディアが生まれたり。気分転換という言葉では片付けられないほどのカタルシスを得られる気がします。

最近、食糧問題がどんどん大きなニュースになってきてますよね。中国から輸入したギョウザでトラブルが起きたりなんて事件もありましたし。自給率を上げることがやっぱり大きな課題だと思うし、私はアーバン農業のことをよく書いてます。都会で実現する8サラ2農、なんて。

ところで、今団塊の世代が退職を迎えて来ています。その世代の方の中には、まだまだ元気だけど退職してパチンコぐらいしかやることがない、という人も多いらしい。そういう人を退職した会社が嘱託で呼び寄せて、「屋上菜園プロジェクト」とかやったらどうでしょうね。ボランティアに近い形で始めるのですが、ただ畑を耕すのではなくて、予算を与えられて、その中でいかに生産効率を上げるかをちゃんと企画書にして実行し、結果を査定する。10社ぐらいで競って、トップを取ったらボーナスとか。精神的に調子を崩して休みがちになったり長期休暇をとってる社員などは、畑で働いた分は勤務とみなす、とか。毎日出勤している人も、月に○時間までは、畑で仕事してもいい、なんてなったら楽しいかも。少しでも土をいじったら、いらいらばかりでストレスのたまる都会生活も、少しは潤うような気もしますが甘いでしょうか。でも、市民菜園は世界中ではやってきてますしね。

菜園だけじゃものたりない、でもそこにビジネスの要素が入ってくれば、昨日まで現役だったお父さんたちも、楽しんで参加できるんじゃないでしょうかね~。ちなみにこの屋上菜園などは、免税の対象にしておけば、節税対策でやる企業も出てくるかもしれませんし。(今でも屋上緑化はすでにそうなのかもしれませんが)

これを読んでいる全国の社長のみなさま(つーか読んでないし)、ぜひご検討ください!


写真:去年はこれしか(小指大)大きくならなかったスクワッシュ。また植えました。リベンジなるか。
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by kinky25 | 2008-03-10 14:17 | アメリカ/カリフォルニア

インターネットのカーボン・オフセット

日本ではあまり話題になっていなかったようなんですけど、先週「東京宣言」っていうのが採択されました。ソニーとWWFが音頭をとって、12のグローバル企業が署名した東京宣言(Tokyo Declaration)は、温暖化の影響を2度以内に食い止めるため、自社のカーボン・フットプリントを大幅に削減することを自主的に宣言したものだそうです。

このような、企業の自主的な取り組みは最近大きく加速しています。今回の12社には、ソニーをはじめ、電子業界からはHP、ノキアなどが参加しています。電子機器の会社であれば、製品の省電力は大きな環境取り組み分野ですよね。

b0069365_13545086.jpgいろいろ調べていると、製品の省電力の取り組みは最近本当に進んでいて、感心しきりです。なのですが、消費者としてはどうにも。1台あたりの消費電力は減っても、使っている電子機器の数が増える一方なんですよね。例えば、1台で10の電気を使う機器1台と、1台で2の電気しか使わない機器5台。消費電力は結局同じ・・・・。

さらにPCなどの場合だと、インターネットのコンテンツ一つとっても、世界中に何億というサイトがあり、それらに動画など数限りない機能がついています。それを動かすために、世界中で一体何台のサーバーが稼動していて、どれぐらいの電力を使っているんでしょう。

ところで、サーバールームって入ったことありますか。ほっとくとすごく暑くなるんです。サーバーたちが廃熱を出してるので。なので空調をきつくしないといけません。サーバーたちが電気を使う上に、空調にも電気を使わないといけないのです。データセンターやストレージセンターなどをまとめると、すごい廃熱だと思います。

ネット上には、タダのコンテンツが多いです。このエキサイトブログもタダ。

でも、このタダを動かすために、たくさんの電力が消費されているのですよね。で、今はネットにつなぎっぱなしでもせいぜい40ドル前後。これはせめてカーボン・オフセットしないといけないのではないだろうか。

もしかして、そういう試みはもうあるのかもしれませんが、強制的に徴収してもいい気がします。月額300円ぐらいまでのUpだったら、強制でも文句は出ないように思いますがどうでしょうか。さらに自主的に拠出金を増やせるしくみにするとか。いずれにせよ、インターネットはタダじゃない、ということをももう一度思い出すいい機会かもしれません。
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by kinky25 | 2008-02-21 13:25 | カンキョウの話。

なんと我が家には$1500!景気刺激策とは。

Congressが、いわゆる「景気刺激策」を可決したそうで、5月にはお一人様$600、お子様一人につき$300が、政府から大盤振る舞いされることになりました。なんと我が家には$1500が転がり込んでくることになります。

b0069365_159521.jpgこういう形の景気刺激策は、景気が後退してきたときに、「消費者の購買力を高め、需要を増やし、それによって雇用をふやす」という、カンフル剤のような役割を期待されています。日本でもバブル後の不況のときに減税って形であったような。なんだか知らないけどお金が返ってきた・・・ということがありましたよね。

さて、景気が後退したから現金をばらまいて、「消費をあおる」というやりかた、果たしてサステイナブル(持続可能)なのでしょうか??

景気が後退した理由には、今回のアメリカの場合には、住宅バブルがはじけたということも大きいのかもしれないけど、石油の値段の高騰や、穀物の値段の高騰なんかも、多かれ少なかれ影響していると思うんです。つまり、環境問題が、景気に影響を与えている面も多少はあろうかと。

さらに、この記事によれば、アメリカでも自分のカーボン・フットプリントを減らすために、買い物の量を減らす、買うものを吟味する、という消費者が増えているとのこと。モノをつくるのには、資源が要るしエネルギーも要る。使う間に電力を使うものもある。捨てるときにはまた環境に負荷がかかる。ということを理解して、それを減らそうと努力する人が増えてきたことが、購買意欲の減退につながっているのではないか、というのです。

私も時々書いていますが、安物を買わない。長く使う。ゴミを出さない。などと心がけていると、自然と買う点数は減ります。もし、消費者が少しづつそういう流れになってきているとすれば、景気が後退したからといって現金をばらまく政府は、感覚が20年前という感じじゃないでしょうか。

じゃあ景気が減退しても何もしないのか。

私が大統領だったら(笑)、経済の構造改革にお金を使います。グリーンな産業に助成をして、雇用をたくさんつくるの。グリーンであることは(例えば有機農業)、かなりの確率で人的労力をたくさん必要とします。だから、そういう仕事をする人たちが、過酷な条件で働かなくてすむように助成をする、とか、地方自治体にグリーンなプロジェクトを企画させて、それに助成する、とか、やりかたはいくらでもあると思います。

大量生産、大量消費の経済構造は、遅かれ早かれガタが来ます。もしガタが来なければ、その前に地球にガタが来ます。

だから、経済構造改革が必要。今回のように現金をばらまいても、砂漠に水をまくようなものだと思います。もしもっと有効に、そして今本当に困っている人たちのために使われるなら、私はこの$1500、喜んで返還するんだけど。(ちょっとかっこつけすぎかな?)
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by kinky25 | 2008-02-12 15:08 | カンキョウの話。

アーバン農業ならぬ植物工場。

時々「アーバン農業」のことを書いているのですが、ありました、こんなの!私の持っていたイメージにけっこう近いです。びっくり。

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店舗併設型の植物工場は,都心部の空き店舗などを利用し,限られた面積の中で植物の育成と販売を行う試み。例えば,千葉県松戸市に店舗を構える「みらい」では,多段式の植物栽培装置を使うことで,わずか20坪の面積で300株/日の葉野菜を生産している。生産した野菜はその場で店舗販売するので,顧客からの要求を工場にフィードバックしやすいという。

店で生産して売る!スーパー地産地消!

松戸にあるのですね。誰か行ったことありますか??偵察してみたい!
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by kinky25 | 2008-01-26 08:17 | カンキョウの話。

リサイクルの理想と現実・その2

リサイクルの難しさ、と昨日書きました。

難しい、というのは、コストばかりかかって、なかなか利益が出ないということです。(処理にかかる環境負荷の話は、別途で。)

コストがかかる。

国内で処理すると、コストがかかる。

ありがちなジレンマですよね。

あなたが社長なら、どうしますか?

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こうしますか?

これは電子ゴミ(e-waste)の例です。電子機器は、鉛、カドミウム、水銀、銅など、人体に影響のある金属を含んでいるので、きちんと処理しないといけない。という機運がここ10年ぐらいで高まって、使用済み製品の回収が、世界規模でずいぶん行われるようになりました。

で、集めたはいいんですけど・・・・。結局こうやって、「きちんと処理」されずに、ひっそりとアジアやアフリカなどの第三国に送られてしまったものが多かったのです。そこではなんと、地元の人たちが素手で金属を回収!! 繰り返しますけど、電子機器は人体や環境に影響のある金属物質などを使っているのですよ。写真は上がナイジェリアで下が中国。アフリカのある国で、PCゴミの山を調査したところ、出所はヨーロッパ、アメリカ、そして日本もずいぶんあったそうです。まさに先進国の使用済みPCがどっと発展途上国などに流れ着いている、というありさまです。

バーゼル条約という、こういった「害のある製品を、第三国に輸出してはいけない、とい国際条約があるのですが、事態の深刻さから、そこに電子ゴミも加えられました。ちなみにアメリカは批准していません。

ただ、条約があるといっても、実際にナイジェリアに船で送られたゴミを、誰がチェックして、どうやって違法と判断するのか(例えば、使用済みは×でも再利用は○)。考えただけでも、一度第三国についてしまったら、もう止めることはできない、と想像できると思います。

集めたはいいけど・・・・。

カリフォルニアも、ゴミのリサイクルに力を入れています。とはいえ、紙をとってもプラスチックをとっても、何をとっても「州内に実際にリサイクルを行っている業者はほとんどいない!」という現実があります。

集められたゴミはどこへ消えているのでしょう?ちゃんと処理されているのでしょうか?

こういう結果になっていないと、いい切れるでしょうか?

実は、よくわかっていないのです・・・。

http://www.ban.org/photogallery/china_guiyu/pages/wireburningvillagesorting_pic.html
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by kinky25 | 2008-01-20 14:05 | カンキョウの話。

リサイクルの理想と現実。

先日、日本製紙の再生紙の話を書きました。そしたらその直後に、その再生紙の「偽装」問題が発覚しました。何というタイムリーな展開。

再生紙よ、お前もか。

b0069365_14273870.jpg吉兆のときも書きましたが、個人的にはこの偽装問題、会社のモラル、というだけではなくもっと根深い問題を抱えているように思っていましたが、再生紙にまでことが及んで、いっそうそういう感じが強くなりました。

もちろん、偽装した会社を擁護しているわけじゃないですよ、断じて。

「会社」はあくまで利益を追求するのが目的であって、利益が出なければ立ち行かなくなるし、社員にお給料も払えません。ではどうやって利益を得るか。製造業や加工業なら、仕入れたものに付加価値をつけて、それより高い値段で売ることで、利益がでます。当たり前ですが。

この仕組みが回っていくためには、リーズナブルな材料が手に入ること、付加価値をつけるノウハウや技術が会社にあること、が最低限必要です。リーズナブルな材料というのは、それに上乗せした値段をつけても、買える人がちゃんといる程度の値段、ということです。

再生紙。1枚1円なら買う人がいるかもしれませんが、1枚100円ならどうでしょう。厳しいですよね。

でもでも。よーく考えてみると、紙1枚1円、という値段は、「それなりの質の原料が、安定供給されている」という前提がなければ、成立しない値段です。再生紙の製造工程は、負荷が高い、と書きました。汚れたものからきれいなものをつくるのは難しい、と。それを環境にやさしいから(?)といって、「利益追求企業」に任せたら、うまくオペレーションを軌道に乗せられなくて、あろうことか偽装してしまった。

でももし、古紙から再生紙をつくるのが、バージンパルプからつくるのと同じくらいの難易度だったなら、この問題はおこらなかったでしょう。どっちに転んでも、会社の負担は同じだからです。原料を古紙にすることが、「リーズナブルな仕入れをして、それに付加価値をつけて売る」の仕組みを狂わせてしまったわけです。古紙を使ったら、今までどおり1枚1円で売って、おなじぐらいもうけを出すことができなくなってしまった、ということでしょう。(あくまで例えです。日本製紙が再生紙をいくらで売っていたかは知りません)

もちろん日本製紙が一番悪いです。

でも、日本製紙が反省して、心を入れ替えて営業努力をするようになったら、問題は解決でしょうか?私にはそうは思えません。日本製紙とて、利益追求企業です。コストが利益を圧迫し始めたら、そういうオペレーションをやめざるを得ない側面は、確かにあります。

じゃあ日本製紙のやったことは正当化されるのか?正当化はされません。でも、この問題の根本は、「リサイクルから利益を出すのが難しい」という、厳しい現実です。

今までは、「リサイクルに出せばおわり。あー地球にいいことしたなあ」というフェーズだったと思います。これは何も日本だけじゃないです。世界中そうだと思います。でも、リサイクルを一通り広めてみてぶちあたる現実は、「リサイクルは難しい」です。質の悪い原料からいいものを作るのは、えらく難しい、ということ。

じゃあどうすればいいのか。もちろん、日本製紙のような、リサイクルの工程を実行する会社の努力も必要でしょう。でも、サプライヤーや購買する人の意識も変わらないと。古紙のサプライヤーは我々消費者です。原料としての古紙の質を上げるために、どれだけ努力しているでしょう?はたまた買う立場になったときに、再生紙の質の悪さに、どこまで妥協できるでしょう?

そういう意識や取り組みを変えていくことも、大きな意味でリサイクルの工程を改善していくために、必要だと思うのです。例えば私のお友達は、古紙の分別を自主的にすごく細かくやっています。もしたくさんの人がやったら、原料の質がずいぶんよくなるんじゃないかなと思います。
この問題の解決を偽装した会社任せにせず、サプライチェーンの全ての場所にいるみんなで考えることが大事だと思います。そうすれば、違った視点から新しいアイディアも出てくるかもしれない。偽装を指導したような人たちじゃなくて、もっと新しい風を外から入れるのも有効かもしれません。

リサイクルは新しいフェーズに入ったなあ、とつくづく考えさせられる事件でした。もっともっと、たくさんの人のクリエイティビティと参加と努力が求められるフェーズです、これからは。
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by kinky25 | 2008-01-19 13:57 | カンキョウの話。


筆者: 環境庁勤務・一児の母。 生息地: カリフォルニア・サクラメント。  ブログについて: サイエンスとトレンドを融合した、わかりやすいエコ・温暖化・サステナビリティ。コメント歓迎です(除く営業)


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