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成長か環境か、それが問題ではない

鳩山さんが25%削減を公言したことで、国内の論争がにわかに緊張を帯びてきました

産業界は、そんなばかげた目標を立てては、経済は立ち行かない、と言う。それを達成しようとすれば、経済の停滞を招く、と。

一つ疑問があります。

それでは、温暖化対策をとらなければ、経済は停滞しないのか?(すでに停滞しているのに?)

そもそも、日本経済は今なぜ停滞しているのか?


その答えを出さずに、温暖化対策が経済を停滞させる、とは決められないと、そいういう気がしてなりません。


エコノミストでもない素人の観測ですが、現在日本の経済が停滞しているのは、今まで日本の成長を支えてきた加工貿易-資源を海外から輸入し、それに付加価値をつけてモノにし、また海外に売る-という経済モデルが、もう通用しなくなってきているから、だと思います。

そして、中国という国の経済的台頭一つをとっても、今後それがまた通用する時代が来る、とは思えません。海外の資源は、もはや今までのような値段では手に入らないだろうし、海外での競争も激化します。

加工貿易に頼ってきた日本の経済構造は、このままでは立ち行かない。だとすれば、その経済構造そのものを、もう一度考え直すことが、「温室効果ガス削減」が日本経済を停滞させる!」と決めてしまうより先に必要なことじゃないのでしょうか。そうでないと、よしんば削減の政策をぽしゃらせたとしても、経済は停滞したまま、日本という船はどこへもたどりつかない、そう思います。

経済成長を論じる前に、今ある経済構造が、果たしてこの先20年30年、100年と続けられるのか、ということをまず考えるべきです。

そうすれば、温暖化防止にも効果のあるいくつかの問題が、必ず浮き彫りにされるはずです。例えば、農業の重要性。例えば、エネルギーの安全保障としての、石油への依存からの脱却。例えば、災害や緊急時にも強い、ローカルな発電の重要性。それから、これからも海外で競争力を保ち続けられる産業の洗い直し(プリウスに代表される優れた環境技術が日本にはたくさんあるのだから、環境は投資分野となるはずです)、日本国内にある資源の見直し(林業も含め)、などなど。

今のままやってもうまくいかないのなら、変化に向けて進みだすべきだし、その変化を、温室ガス削減とシンクロするような方向へと持っていくことができるのではないか。

前にも書きましたが、農業などは、やってみたくても、いきなり農家になる勇気のない人もたくさんいるでしょう。停滞する経済の中で、どうせ達成できない売り上げのために、何の利益にもならないサービス残業をするより、勤務時間の1割を社内菜園での農作業にあてて、農産物という現物支給をもらったほうが、社員の懐には暖かいのではないでしょうか。(今日び野菜は高いですし!)

もちろんこういう変化は、GDPには反映されないものです。会社からの出荷額には影響しないはずだし。でも、社員の生活には絶対に変化があるはずです。経済が成長しなくたって、人々の暮らしの構造と質が変わる、そういう道があるはずです。


成長を叫ぶ前に、みんなで経済構造を見直して、そしてこれからの50年、100年の、日本の経済のありかたのビジョンについて、コンセンサスをつくりあげる必要があると思います。そしてその中で持続可能性(サステナビリティ)を考えることは、重要な戦略になるはずです。
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by kinky25 | 2009-09-27 14:27 | カンキョウの話。

発見・森林間伐等促進法案。

先日割り箸と間伐の話を書いてから、気になっていろいろ調べています。

ところで、最近「森林」と聞いて思い出すのはカーボン・オフセットではないでしょうか。木(植物)は、光合成でCO2を吸収して、C(炭素)部分を体内に貯めることができますよね。なので、木を植えれば空気中のCO2を取り込んで貯蔵してくれる、という考え方です。英語ではcarbon sequestrationと呼ばれます。

カーボン・オフセットを買うと、木を植えてくれる、というサービスも少しづつ浸透してきてると思います。つまり、「温暖化対策のためには森林をきちんと管理しないといけない」という意識は高まってきているはず。

というか実際、京都議定書には、日本の森林吸収目標(1300万炭素トン)がちゃんと定められている、と。

一方、今年始まった第1約束期間で、日本は目標を達成できそうにないので、ハンガリーから排出権を買う、という話もありました。

排出権を外国から買う、という意味は、国内では削減のためにこれ以上できることがないので、できる国にやってもらってその分お金を払うということです。でも京都議定書の場合は、「ホットエアー」などと呼ばれていろいろ問題もある排出権取引。さらに、「買ってるのは実は日本だけ?」というような妙な国際関係もあり、ちょっと釈然としません。

日本の森林が危機的状況にあるのに、そこまでして海外から排出権を買うっていうのはどういうことなんでしょう?

ていうか、そのお金で間伐促進をして、たくさん炭素を吸収できる健康な森をつくったほうが建設的ではないのでしょうか??

・・・・もちろん現実はそこまで単純じゃありませんが、温暖化の予算を間伐促進に回せれば、森林の回復と温暖化対策をいっぺんにやれて一石二鳥じゃないですか?

と思っていたら、森林間伐等促進法案というのが国会に提出されて、成立を目指しているそうなんです。全然話題になってない気がするんだけどどうなんでしょう。法案の内容を全部読んだわけじゃないけど、コンセプトとしては絶対に必要なものだと思われます。

もう少し調べてみます。
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by kinky25 | 2008-05-26 13:46 | カンキョウの話。

早くも夏バテです・・・・

b0069365_13393825.jpgサクラメントというところは、内陸なので元来冬はけっこう寒く夏は暑いのですが・・・・

今年は5月半ばで100度を越えました。華氏100度って約38度です。

あづいーーーーーー。

「温暖化」とはいうけれど、「暑くなる」っていうのは気候システムが破綻することによる異常気象現象の一つにしか過ぎない、なんて書いたりしていますが、こう暑いと、やっぱり熱波だけでも深刻な問題だと。

しかもサクラメントの夏はとーーーってもドライ。空気はからっからな上に焼かれるように暑いのでなんかとても消耗します。目玉がからからに乾いてひりひりします。じめじめしたのも辛いけど、からっからもこれはこれで。

ふだん多少こまめに節電していても、暑さ対策のエアコンで一気にぱあだな・・・・と思うのでなるべくつけないようにはしていますが、それでも西日が激しい時間帯はすでに2時間ぐらいエアコンをつけないと厳しくなってきました。・・・まだ5月なのに!

節電と暑さのせいのエアコン、どうしたらいいでしょう。

暑さ寒さが厳しいときは、なるべく大人数ですごすようにしたらどうかな?

アメリカ人は、エアコンなどをつけることにまったく罪悪感を感じないヒトたちなので、多少温暖化対策で節電しても、暑い日が増えてエアコン使用頻度があがったら、たちまちエネルギー消費が増えてしまうような気がします。

ちなみに、アメリカの一人当たりのCO2排出量ですが、私はどういうわけか10トンぐらいだと思い込んでいました。日本は7-8トンぐらいだったと思います。ヨーロッパには6トンぐらまで減らしている国もあります。

アメリカ、どれくらいだと思いますか?

省エネが進んでいるといわれるカリフォルニアでも、13トン超え!

国平均では、20トン超えておりました・・・・。

あああ、道は遠い・・・・。

しかし、暑くなる→エアコン→さらに暑くなる→さらにエアコン→もっと暑くなる→もっとエアコン・・・という悪循環は、どうやって断ち切ればいいのでしょう。・・・・そういうことを考えようにも、あんまり暑いと頭も溶けます・・・・。
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by kinky25 | 2008-05-21 13:39 | アメリカ/カリフォルニア

AB32: カリフォルニアの画期的なGHG削減政策

AB32 (the California Global Warming Solutions Act of 2006)は、2006年にシュワ知事がサインして発効した、アメリカで初、世界でも先進の温室効果ガス(GHG)削減を「義務づける」 法律です。AB32の下で、カリフォルニアは2020年までにGHGガスを1990年レベルまでに削減、2050年までに1990年比で80%削減することになります。

b0069365_7392888.jpg現在California Air Resources Board(大気保全局)が、AB32の規則づくりをしています。議会を通過する法案(AB=Assembly Bill やSB=Senete Bill)は、よりコンセプチュアルなものなので、それを実施するための細かい規則や情報が必要です。それをつくるのが省庁の仕事。2012年の実施をめざして、ARBがしゃかりきに規則づくりをしているところ。

当たり前だけど、こういう問題を法律にするのは難しいですよね。法律にするということは、それを守らない人に罰則を与えないといけないってことなので、あまりに過激なことはできません。

で、何が起こっているかというと、「テクノロジーとイノベーション」、そして「ローコスト」でGHGガスを削減する!というところに議論が集中している現状です。平たく言えば、「なるべく楽してGHガスを削減するにはどうしたらいいか」ということ。繰り返しになりますが、守らない人には罰則を与えないといけないので、「あなたは○トンへらしなさい」ということは、おいそれとは言えないわけなのです。

でもそれにしても、先日書いた「洗濯物を干さないアメリカ人」に通じるところがあるなあ、と思うj事態の成り行きです。

日本の環境庁が京都議定書を守るために、環境庁のビルのエアコンを極力使わないようにして、職員は汗みずくになりながら仕事をしている・・・・というニュースがありましたよね。旗振り役が率先してがんばりを示さないと、という考えもあったと読んだ覚えがあります。

その成果のほどはともかく、これってよくよく考えると、「どうにもならなくなったら、自ら苦労してがんばっている姿を見せることで、みんなにもがんばってもらおう」という、昔ながらの精神論的な仕事観のなせる業ではなかったのでしょうか?契約を取るために土下座するとか、飲めない酒を飲むとか、サービス残業とか、そういう自己犠牲的な仕事の仕方に通じるものがある気がします。

これはアメリカでは絶対はやらないスタイルです!「自分が」「我慢して」「がんばって」「汗水たらして」温暖化対策????何で私がそんなことしないといけないの??テクノロジーがあるでしょうがテクノロジーが。

とまあ、こういう感じでしょう。

アメリカは何でもテクノロジーで解決できる、と考えすぎているきらいがあります。さらに、「我慢」「面倒なこと」が大嫌い。これがどうAB32に反映されてくるか。

ある程度まではテクノロジーで削減できると思います。現状、エネルギーのムダ遣いがとても多いので。問題はそのムダを削減した後です。

2050年に1990年比80%削減は、テクノロジーだけでは無理だと私は思いますが・・・・大きな声では言えません。


うーんと、中ぐらいの声でぼそっと言ってみる機会をうかがいたいと思います。誰か聞いてくれるかな?
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by kinky25 | 2008-04-05 07:33

一億人のキャンドルナイト?- Earth Hour -

オーストラリア発・世界行き。

2008年3月29日夜8時。夜1時間だけ電気を消して、地球のことやエネルギーのことを考えよう。

b0069365_15127.jpg・・・・まさに「キャンドルナイト」ですね、この企画。

去年シドニーで行われ、200万人もの人と2100の企業が参加したEarth Hour。今年は世界規模で行われるそうです。アメリカでは、けっこうあちこちで宣伝してるのを見かけるので、あっという間に大きなイベントになったのじゃないかと思います。と言っても、豪米中心のようではあります。日本からの参加都市はありません。日本にはキャンドルナイトがあるからかな?

せっかく早くから実施していたのだから、キャンドルナイトがグローバルになれればよかったのにね~。残念な気がしますが、それはさておき。

さて、電気を1時間消すといえば、最近私はネットの使いすぎを何とかせなあかんと思っています。テレビはほとんど見なくなりましたが、ネットはやばい・・・・。自分が使ったり閲覧しているコンテンツを運営するのに、どれだけのサーバーがどれだけのエネルギーを使っているのか考えるとけっこう冷や汗が出ます。

Green web hostingこんなのを見つけました。太陽や風力などのリニューアブルエネルギーで発電しているウェブホスティングサービスを紹介してくれてるページです。検討して導入してみようと思ってます。日本ではまだあんまり浸透してないと思うんですけど、ネットは自分のパソコンだけじゃなくて、線の向こう側でも電気をたくさん使うのでけっこうCO2削減の強化部門だと思う今日この頃。
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by kinky25 | 2008-03-20 14:55 | カンキョウの話。

ブリティッシュ・コロンビアはカナダ版カリフォルニア?

「欧米では」「北米では」という表現を耳にするたびに、どうももぞもぞします。欧と米は全然違うし、アメリカとカナダも違う。一からげにする意味がわかりません。特に環境の分野においては、どんなくくり方もそぐわないほどそれぞれ独自の路線を歩んでいます。

非常に大雑把なまとめ方をすると、環境の取り組みで一番進んでいるのがヨーロッパ。一番遅れているのがアメリカで、カナダは間に入るのではないでしょうか。・・・・まあこれも乱暴な話で、実際はヨーロッパは国によって温度差が違うし、アメリカやカナダは州単位で政策も違うと思います。

b0069365_13371186.jpgさて、一般には取り組みが遅れているアメリカの中では先鋭と言われるのがカリフォルニア州ならば、カナダでは何かというとブリティッシュ・コロンビア(BC)州の取り組みが先例として挙げられます。そのBCが、なんと世界初!Carbon consumption tax(炭素消費税)の導入を試みているとのこと。


(ちなみにBCはシアトルのあるワシントン州のお隣。ワシントン州はアメリカの中ではかなりグリーン度が高いですが似た文化なのでしょうか?カナダには行ったことがなく、疎い私です)


導入されればこのようになるらしいです。

① 税金は、石油、石炭、ガス、プロパンなどほぼ全ての化石燃料にかけられます。
② いきなりの負担増!という状況を防ぐため、課税は段階的に行われ、ガソリンの例でいうと、1リットルあたり2.41セントから始まって、2012年には7.24セントまで上げられる見通し。
③ 低所得者には、負担を軽減するために、大人一人$100、子供$30の還付金が。
④ 集められた税金は、所得税の減税などのかたちでまた納税者に還元される、revenue-neutralという仕組みだそうです。

④のように納税者に還付しないで、新しい形の雇用をつくるのに使えばいいのにな(結果的に賃金ーという形で還元するのだし)と思いますが、それを別にしても画期的な試みだと思います。エネルギーの値段が高くなれば、それに変わる何かを、人は絶対に見つけ出すはずです。「必要は発明の母」で、これまでも人は状況に応じていろいろな工夫をし、その場をしのいできたのですから。

この法案は、まだ議会を通過していないようですので、今後が注目です。
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by kinky25 | 2008-03-07 13:25 | カンキョウの話。

インターネットのカーボン・オフセット

日本ではあまり話題になっていなかったようなんですけど、先週「東京宣言」っていうのが採択されました。ソニーとWWFが音頭をとって、12のグローバル企業が署名した東京宣言(Tokyo Declaration)は、温暖化の影響を2度以内に食い止めるため、自社のカーボン・フットプリントを大幅に削減することを自主的に宣言したものだそうです。

このような、企業の自主的な取り組みは最近大きく加速しています。今回の12社には、ソニーをはじめ、電子業界からはHP、ノキアなどが参加しています。電子機器の会社であれば、製品の省電力は大きな環境取り組み分野ですよね。

b0069365_13545086.jpgいろいろ調べていると、製品の省電力の取り組みは最近本当に進んでいて、感心しきりです。なのですが、消費者としてはどうにも。1台あたりの消費電力は減っても、使っている電子機器の数が増える一方なんですよね。例えば、1台で10の電気を使う機器1台と、1台で2の電気しか使わない機器5台。消費電力は結局同じ・・・・。

さらにPCなどの場合だと、インターネットのコンテンツ一つとっても、世界中に何億というサイトがあり、それらに動画など数限りない機能がついています。それを動かすために、世界中で一体何台のサーバーが稼動していて、どれぐらいの電力を使っているんでしょう。

ところで、サーバールームって入ったことありますか。ほっとくとすごく暑くなるんです。サーバーたちが廃熱を出してるので。なので空調をきつくしないといけません。サーバーたちが電気を使う上に、空調にも電気を使わないといけないのです。データセンターやストレージセンターなどをまとめると、すごい廃熱だと思います。

ネット上には、タダのコンテンツが多いです。このエキサイトブログもタダ。

でも、このタダを動かすために、たくさんの電力が消費されているのですよね。で、今はネットにつなぎっぱなしでもせいぜい40ドル前後。これはせめてカーボン・オフセットしないといけないのではないだろうか。

もしかして、そういう試みはもうあるのかもしれませんが、強制的に徴収してもいい気がします。月額300円ぐらいまでのUpだったら、強制でも文句は出ないように思いますがどうでしょうか。さらに自主的に拠出金を増やせるしくみにするとか。いずれにせよ、インターネットはタダじゃない、ということをももう一度思い出すいい機会かもしれません。
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by kinky25 | 2008-02-21 13:25 | カンキョウの話。

マイクロソフトが温室効果ガス排出トラッキング用ソフトをリリース?

マイクロソフトとクリントンファンデーション(だんなさんのほうのクリントン氏の基金で、温暖化対策も主要な取り組みの一つ)が、GHG(温室効果ガス)トラッキングのソフトウエアを開発中で、年内にもリリースされるらしい、とのことです。

このソフトは、地方自治体(市町村)向けに開発されていて、各自治体が自分のところのGHG排出量をモニターして、他と比べてどうか、どうやったら減らせるか、ということを分析できるツールだそうです。

b0069365_1430170.jpg詳細は明らかではないみたいですが、ウェブベースになっていて、そこにデータを入力して、リアルタイムで他の自治体と情報を共有したり、成功事例をまねしたりできるようになっているとのこと。

ICLEI(Local governments for sustainability)という団体が開発したシステム(ナレッジベース)をもとに、マイクロソフトが汎用化したこのツール、何がすごいって、マイクロソフトが開発して、しかも地方自治体に無料で提供されるらしいのです。タダですって!地方自治体であれば、マイクロソフトのOSはほぼどこでも使えるはず。さらに無料とくれば、参加率が超高くなるのではないかと思われます!

最初はいろいろ問題もあるのだろうし、簡単な船出とはいかないと思いますが、環境系の取り組みはえてして、たくさんの人に実施してもらわないといけないのに、参加者が集まらない、複雑すぎてデータを集められない、などの問題につきまとわれがち。ほぼ独占企業のマイクロソフトがタダで配ってくれる、ということで、問題がかなりの部分解消されると思います。なので、この動きは非常にいいことじゃないでしょうか。

世界中の自治体に参加してもらって、集まったデータをぜひ公開して役立ててほしいです。

最終的には、世界対抗・「おらが町が一番減らしたど!コンペ」を。
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by kinky25 | 2008-02-17 14:21 | カンキョウの話。

クリスマスといえばライトアップなんだけど

「ライトアップ」っていうのはどうやってできた言葉なんでしょうね。英語では使われてないと思うんですけど日本人がつくった言葉なんでしょうか。そんなことが気になるのはもうすぐクリスマスだからですね~。一応なんとなくライトアップの記事を探してみたら、light displaysと書いてありました。実際英語では何が一般的な言い方なのかな。

b0069365_14142211.jpgさて、クリスマスまであと一週間もないので、どこの街でも家々がライトアップされててすごいことになってます。今まであまり注意して観察してなかったんだけど、ご近所で協力しあって(話し合って)、1,2ブロック全体で、派手派手しいライトアップをするところもあるらしいです。昨日そういうとおりをちょこっと通ったんだけど、まあエレクトリカルパレードみたいなことになっていました。みんなそれを楽しみにしててわざわざ見に行くみたいです。写真を撮らなかったのでSacbeeから拝借(http://www.sacbee.com/118/story/563734.html)。これはダウンタウン・56th&Tのあたり。サクラメント近辺にこういうフィーバーご近所が5,6ヶ所ほどあるそうです。


これ最近日本でもはやっているんでしょう?世界中で電気のたれ流しですよ~けしからん!
・・・・などと無粋なことを言うつもりはありません、年に一度のホリデーシーズンですから。でも、「これこそソーラーにするべきじゃない?」と以前からコンセプトを暖めておりました。だって、ライトアップは夜だけ。昼間太陽の光を集められるだけ集めて充電しておいて、夜数時間発電する、というサイクルは、太陽発電にぴったりなのではないでしょうか?しかも、ちょっとぐらい早く切れたりしても正直大勢に影響はないはずだし。ミッション・クリティカル度の低さも太陽発電に適してます。その上、電気代というランニングコストはゼロ。みんなこのライトアップのために、月何万も電気代を払うわけだから、それを考えたらいい買い物でしょう!

まさにWin-Win!メリットばっかり!売れないはずがない!

よし、来年は、太陽発電クリスマスライトを販売するぞ!

ぶるぶるっ。・・・と奮い立ってリサーチを始めたところ、

・・・・・・・・けっこう製品出てました、すでに。

しかもいろんなバラエティがあります。どこでも買えます。

全然遅かったです。

どうしてあんまりはやってないんでしょう。そんなに高くないんですよ、値段。さらに、電気代がかからないことを考えたら、買い換えるデメリットはたいしてないと思うんですけれど。

マーケティング不足?日照不足?何が原因?

これ、市や地方自治体が規制したらどうなのかな。○○年以降、ライトアップはソーラー以外認めない、と。コスト的な犠牲がほとんどなくて実施できると思うんですけどね。小さな投資であっと言う間に効果が出るはず。州か市に提案でもしてみましょうか。

廃棄するライトは回収したら何かに使えるのか考えておこう。
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by kinky25 | 2007-12-20 14:12 | アメリカ/カリフォルニア

中田、COP13、アル・ゴア。

先週末、サッカーの中田が、FIFAの記者会見に出たそうです。ヒデが記者会見・・・・?あんまりぴんと来ません。彼、メディアへの露出はものすごく厳しくコントロールしていて、そういう公式の場には全然出てこない人だと思っていました。何で出てきたのかな?と気になって調べたところ、FIFAと協力して、これから「何か」をやるようです。で、サッカーの指導には全然興味なし。ふむ。

次の一言を読んで、はは~と思いました。「FIFAの持つ人が注目する力、観客を動員する力に注目して、うまく生かしていきたい。協力することで今までよりもっと大きなことができるんじゃないかと思っている」

b0069365_16151469.jpg以前、彼がクーリエ・ジャポンという雑誌で、今後の彼の活動を予感させる責任編集号を出したことを取り上げました。そこにきて、このFIFAとの記者会見。上の発言を見る限り、彼は「サッカーの集客力や人を一つにする力」を使って、世界を相手に、何か大きなことを始めようとしている。そう私は思います。

同じ時期に、COP13が閉幕しました。

怒号が飛び交ったりしてずいぶんもめたようです。結局、「○年までに○%削減という目標をちゃんと数字で決めない」で終わりました。これは、○%という国別の具体的な目標を入れるのに、米、日、加が大反対したから。・・・・がくっ・・・・。ここにいました、日本・・・・・。

少なくとも京都議定書のときは一番厳しい目標を背負ってスタートした日本とカナダが、10年経ってアメリカとタッグを組んで京都に逆行する立場なんです。一体この10年はなんだったのか?こんなところで「日米」という言葉、見たくなかったです。

そのバリでは、アル・ゴア氏が会期中に演説して、アメリカ政府を手厳しく批判したようです。

中田とゴア、日本政府の対応を見ていて思い出したことがあります。

中田は、現役時代、「視野の広い選手」として有名でした。「うしろあたまに目があるんじゃないか」と言われるぐらい周りが見えているので、いいボールがフィードできるし、守備もできた。

彼の視野の広さは本物だったんだな、とその引退後の奇跡を見てつくづく思います。サッカーで世界を回りながら、サッカーだけではなくていろいろなものを見てきたんだと。そして、彼なりにその中から世界が抱えている問題を見つけ、それに対して自分に何ができるか、何をしたいかを自問自答してきたのではないと。彼が始めようとしていることは、それに対する挑戦あるいは答え探しのようなものになるんじゃないかと思います。サステナビリティの追求という、世界が相手の。

そしてアル・ゴア。彼が自分の国アメリカを堂々と批判するのは、彼の中で、自分の守備範囲はもはやアメリカという一つの国ではなくて、「世界」だという自信があるからでしょう。「温暖化」が世界的な問題になる、そして自分はそこでトップになる、というような戦略を多分何年も前から持って、着々とステップを積み重ねてきたんだと思います。そして、もしワシントンを敵に回しても、世界からサポートを得られる、というところまで持ってきた。また、中田がサッカーの持つ集客力を利用して何かやろうとしているのなら、ゴアはハリウッドをそういうふうに使っています。さらにLive Earthのようなイベントもやりました。マーケティングのセンス・嗅覚もあると思います。

中田やゴアの視野の広さに比べて、日本政府の視野の狭さが、どうにも悲しい。アメリカのカバン持ちで一生を終わるつもりなんでしょうか・・・・。どこに目がついているんでしょうか。その目で何を見ているんでしょうか。そんな日本政府に、クーリエ・ジャポンで中田が表紙に選んだ言葉を送ります。

日本人は、自分たちの可能性に気づいていない。
僕は、日本人の意識を変えたいから、この雑誌をやりたいと思った。


・・・・・・・・・日本人だからこそできることが、たくさんある。私もそう思います。


引用:http://moura.jp/scoop-e/courrier/content038.html
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by kinky25 | 2007-12-16 15:56 | カンキョウの話。


筆者: 環境庁勤務・一児の母。 生息地: カリフォルニア・サクラメント。  ブログについて: サイエンスとトレンドを融合した、わかりやすいエコ・温暖化・サステナビリティ。コメント歓迎です(除く営業)


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