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一億人のキャンドルナイト?- Earth Hour -

オーストラリア発・世界行き。

2008年3月29日夜8時。夜1時間だけ電気を消して、地球のことやエネルギーのことを考えよう。

b0069365_15127.jpg・・・・まさに「キャンドルナイト」ですね、この企画。

去年シドニーで行われ、200万人もの人と2100の企業が参加したEarth Hour。今年は世界規模で行われるそうです。アメリカでは、けっこうあちこちで宣伝してるのを見かけるので、あっという間に大きなイベントになったのじゃないかと思います。と言っても、豪米中心のようではあります。日本からの参加都市はありません。日本にはキャンドルナイトがあるからかな?

せっかく早くから実施していたのだから、キャンドルナイトがグローバルになれればよかったのにね~。残念な気がしますが、それはさておき。

さて、電気を1時間消すといえば、最近私はネットの使いすぎを何とかせなあかんと思っています。テレビはほとんど見なくなりましたが、ネットはやばい・・・・。自分が使ったり閲覧しているコンテンツを運営するのに、どれだけのサーバーがどれだけのエネルギーを使っているのか考えるとけっこう冷や汗が出ます。

Green web hostingこんなのを見つけました。太陽や風力などのリニューアブルエネルギーで発電しているウェブホスティングサービスを紹介してくれてるページです。検討して導入してみようと思ってます。日本ではまだあんまり浸透してないと思うんですけど、ネットは自分のパソコンだけじゃなくて、線の向こう側でも電気をたくさん使うのでけっこうCO2削減の強化部門だと思う今日この頃。
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by kinky25 | 2008-03-20 14:55 | カンキョウの話。

インディーズ系アイスクリーム!

今日は久々に仕事中にアイス(バー)を食べました。Ben & Jerry'sのアイスです。ん~これは。おいしい。アメリカのお菓子はなんでも眉間にしわが寄る位甘いんですが、このアイスはさっぱりしてて、変な後味が全然ありません。日本の味覚に近い、自然な味わいです。ん~これは。おいしい~!

さて、Ben&Jerry's。この会社、実は奇想天外なインディーズ系アイスクリーム屋さんなのです。

b0069365_154059.jpgBen&Jerry’sは、1978年にBenさんとJerryさんがVermontで二人で始めました。開店初年度から、ただで映画上映会をやったり、感謝デーとして1年に1回アイスクリーム無料進呈したり、地域密着で着々と売り上げを伸ばし、フランチャイズ店舗数を伸ばしました。素材にこだわったいろんなフレーバーを開発したり、面白いネーミングを次々出してみたり(↑Cherry Garciaは、ロックバンドGratefulDeadのメンバーの名前からとった。業界初・ロックバンドにちなんだアイス名!?)、全国縦断・タダでアイスクリームお試しキャラバンをやってみたり、とにかく大会社なら絶対しないような奇抜な戦略を次々と仕掛け、独自の販路を開拓して、こつこつとユニークなビジネスモデルを築いてきたようです。

セグメントがかぶるためか、ハーゲンダッツにつぶされそうになること2回(裁判沙汰になった)。それでも売り上げを拡大し、全国展開を経て、今ではなんと世界で展開中。

彼らが奇想天外なのはこれだけではなく、80年代からすでに、今はやりのCSR(Corporate Social Resonsibility=企業の社会責任・社会貢献)を標榜していました。というとよくわかりませんね。BenさんとJerryさんの哲学は、「企業のミッションは、金儲けだけじゃない。」なのです。かといって、よくありがちな、「儲けの一部を社会活動に寄付する」という、受動的な篤志家でもありません。「企業活動を、社会と一緒になってやる。」という感じなのです。社会には、サプライヤーや消費者、そして環境も含まれます。例えば、上の写真のパッケージには、「このパッケージは、環境に配慮して、漂白していない紙を使っています。」と書いてあります。さらに、成長ホルモンを投与しないで牛を育てている、地元の小さな牧畜農家からミルクを仕入れて、彼らのビジネスを支えています。

それらを全部要約しますと、Ben&Jerry’s は、企業活動を通じて平和に貢献し、政府の予算組みに提案をし、環境を守り、ローカルの農家を支援し、NGOを支援し・・・・そしてここが肝心、利益を出して株主を喜ばせているのです!たった2人でおいしいアイスクリームを作る、それだけのシンプルな営みから、わずか30年あまりでこれだけ多くの価値を生み出したBen&Jerry’s。

ベンチャー企業で脱水槽の中の洗濯物のようにきゅうきゅうに絞られ、命からがら逃げ出した暗い過去を持つ私としては、たった2人で、いわばひたすら理想を追いかけながら会社をグローバルにまで展開したこの方々の強さ、志の高さに、脱帽です。正直、マーケットに妥協せず、理想を掲げながら利益を出すって、ものすごく難しい事です。でもこの場合は、目先の利益に負けないで理想を追い求めたことが逆にブランドの強みになって熱心な顧客をつくり、成功につながったのですね。アイスクリーム版パタゴニアです。

興味があったら彼らのHPを覗いてみてください。とてもかわいく作ってあって、楽しめるし、バイオグラフィーを読んでいると、かなりインスパイアされます。私も起業しようかな?と(笑)

まあ、起業するまではBen&Jerry’sのアイスクリームを食べて気持ちを高めます(笑)

注。Ben&Jerry’sは2000年にユニリバーに吸収され、インディーズではなくなったようです。
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by kinky25 | 2007-12-13 14:58 | カンキョウの話。

アニヤ・ハインドマーチに続け!

環境問題はグローバル。一人ひとりは全然意識していなくても、世界で同時多発的に全く同じようなアクションが起きていることが、よくあります。例えば電子ゴミ(e-waste)やレジ袋の規制。まるで世界中が一つの大きな流れの中にはまっていたかのようでした。

もちろん、トレンドセッター的にどこかが最初に規制を始めて(EUのことが多い)、他がどっとそれに倣う、という背景はあるのですが、お役所にでも勤めていなければ、世界の環境規制の事情なんかよくはわかりません。それでも、マーケットや消費者はちゃんと同時多発的に鋭く反応してるのが興味深いです。

b0069365_1431339.jpgアメリカは一般的に環境対策は遅れていますが、カリフォルニアはアメリカでは最先端で、イメージとしてはヨーロッパとアメリカの中間ぐらいのエコ度です。ちなみに日本は、外から見るとヨーロッパに並ぶ環境先進国ですよ。(バリでは何をやってるんだか、ですが)

そのカリフォルニアの中でも、さらにエコ先進地域がBay Area(サンフランシスコ周辺)です。なのでBay Areaの環境規制を見ていると、世界のエコ・トレンドがだいたいわかります。そのBay Areaでは、レジ袋の規制が一応ひととおり終わって、今ペットボトルの削減に注目が集まり始めています。

・・・次はペットボトルかな。

レジ袋削減では世界的なエコバッグブームが起こり、アニヤ・ハインドマーチという一種アイコニックなアイテムが登場して注目を集めました。

それから私も気になって、エコバッグのことをいろいろ考えていたのですが、やっぱり「バッグ」というアイテムには、「情報を発信する」力があると思います。常に全体が人目にさらされているし、ロゴやマークが入れやすい。ブランド物=まずバッグ、なのは、バッグの持つ情報発信力のおかげだという気がします。だから、バッグを持つって、「私はこんな人なのよ」と外にメッセージを送っていることでもあるし、実際に、エルメスのバーキンを持っているだけで、どんな人かだいたい見当ついたりします。

携帯も、バッグほど常に人目にさらされてはいないけど、人が使ってるのを見るとつい「何の機種使ってのんかな~」と見てしまうアイテムだから、情報発信力があるといえるでしょう。

同じく、もしペットボトルの規制が始まったら、マイボトルにも少しそういう役割が期待できるんじゃないかなと思っています。バッグほどではないにしても、持って歩いている間は携帯程度には人目につくはずですから。

アメリカは携帯コーヒーマグもマイボトルも普通に普及しているので、いまさらアニヤ・ハインドマーチ現象が起こるとは思えないのですが、日本はまだあまりマイボトルを持ち歩く習慣がないので、二匹目のどじょう、があり得るんじゃないかと思う次第です。

なぜあおるような書き方をしているかというと、バッグやボトルなど「情報発信力」のあるアイテムにエコをかぶせるのにはメリットがあると思うから。

1. 使用者の叫びを代弁。マイバッグやマイボトル、別にケチやせこいのでやってるわけじゃないんです。エコのためなんですよ~!と、聞かれもしないんだけど本人に代わってアピールしてくれる。くだらないことかもしれませんが、使う側の精神的なプレッシャーをかなり和らげてくれます(え~、私の事です)。
2. 広告塔、PRツールとしての機能。誰かが使っているのをみて、「あ、私もやってみよう」となるかもしれない。

そういうわけで、大ヒット祈願・マイボトルの開発に着手しました。・・・・・そんなわけはないのですが、誰かやったらどうでしょう。夏フェスなんかと連動したら面白いんじゃないかなあ。最近は、イベントもエコ化がトレンドですからね。
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by kinky25 | 2007-12-07 14:14 | カンキョウの話。

かっこわるい、めんどくさい。

キッチンは女の聖域、ガレージは男の聖域。というような大層な話でもないんですが、我が家のガレージはむさくるしい男が荒らし放題にしており、まっことむさくるしいので、あまり足を踏み入れてませんでした。でも最近意を決して、少し掃除しました。洗濯物干し場を作るため。

アメリカで、洗濯物を干している家庭は少ないと思います。みーんな乾燥機。

モノグサね~。

そういうわけで、家には「物干し場」がデフォルトでついていないのです。困ります。

外の木にロープを張って干したりすることもあったんですが、その木が枯れてしまって撤去したので、いよいよガレージを片付ける気になったわけです。(洗濯機がガレージにある。)

b0069365_1574823.jpg乾燥機はエネルギーをたくさん使うので、それを削減するのが一番なんですが、同じぐらい深刻なのが、乾燥機によるちぢみ。いや~ちぢむちぢむ。思い起こせば初めのころ、乾燥機のスイッチを入れてしばらくして見に戻ったら、けむりがぼうぼうと出ていて「火事???」とあわてたこともありました。けむりじゃなくて水蒸気だったのです。それぐらい高熱で急速に乾燥してるんです。だからちぢむし、生地も痛むので、特におしゃれ着洗いが必要なものは乾燥機に入れるのは絶対いや。


ところで、アメリカには、エコ・デザインやGreen Marketingでけっこう有名な、ジャッキー・オットマンという人がいます。彼女が大学のオンライン講座でエコ・デザインを教えたのを受講したことがありました。たまたま洗濯機が課題になったので、「デザインもだけど、乾燥機をやめて天日干しをするのが、洗濯の一番のエコじゃない?」と言ってみたら、生徒仲間から「そんなめんどくさいことするわけないでしょ~~~」とけっこうブーイングを受けました。

みんなサステイナビリティやエコに興味のある人たちなんですけど、それでも洗濯物を干すのはめんどくさい、という意見が出たのでびっくりでした。

かっこわるい、とめんどくさい、はエコをしない大きな理由でしょう。「かっこわるい」は、Green is the new blackと言われるようになったりして、少しづつは改善されてきていると思います。でも、めんどくさい、はなかなかですね。特にアメリカでは。

どうやったらめんどくさいを克服できるのかな~と考えてます。そのエコ・デザインのクラスで、万歩計的なものを開発したらどうか、という意見がありました。歩数や消費カロリーをカウントするのは普通の万歩計と同じなんですが、それをCO2削減量に換算したり(木何本分、とか)できるというもの。

携帯のコンテンツにそういうのをつくって、「○歩歩いた」「洗濯物○枚干した」というのを随時送信すると、換算してくれてポイントなんか発行してもらえるような仕組みを作ったらどうでしょうね。最近、植林のスポンサーになる会社多いけど、同じ考え方でスポンサーを探して。大きなスポンサーがつけば、できる気がします。うその申告をどうやって防ぐかが問題ですが。

どうかな、このビジネスモデル?
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by kinky25 | 2007-12-04 15:14 | カンキョウの話。

あなたのエコは何派?

久しぶりにIKEAに行きました。Kids friendlyな店なので子供は大はしゃぎ、母はぐったり。さてIKEAといえば、北欧(スウェーデン)発祥→エコな会社です。アメリカ(カリフォルニア)でも、レジ袋リサイクル法に呼応して、一早くレジ袋を有料化しました。その有料レジ袋をですね。思わず今日買ってしまったのです。何でかな~。材質は安っぽいただのプラだし、特にデザインがあるわけでもありません。そもそも値段が60セントぐらいなので、金額に対して妥当な製品ではあります。

店頭には、このバッグの能書きが書いてありました。今Webで探してみたのですが、同じフォーマットのものが見当たらないので記憶に頼って。
* Environmentally Friendly - 素材がということか?詳細不明。
* Durable/Reusable - 確かに強そう。10回や20回は軽く使えそうです。
* 利益を計上せず、コストで売っています。収益金は植林活動に。- これも詳細不明。

詳細不明ながら、レジ袋を減らしつつ、カーボン・オフセットするという取り組みは、エコ企業の環境マネジメント・グリーンマーケティングとしては優等生な内容だと思われます。

b0069365_15122283.jpgさて、私が思わず買ってしまった大きな理由は、スーパー用のエコバッグが小さくて全部入りきらないということがよく起こるので、大きいものを探していたためです。エコバッグはこれ、Trader Joe'sのものを使用中。小さいのはTrader Joe’sで、大きいのはIKEAか。・・・もしかしてちょっとこっぱずかしいことになってる?そもそもエコバッグの目的はレジ袋をもらわないことなので、別に何の袋でもいいはず。なのに、Trader Joe'sとIKEAとは?我ながらちょっぴり頬を赤らめざるを得ません。

結局、「なるべくかっこ悪くなりたくない」とあがいているのだわ。
スーパーに袋を持っていってレジ袋を断るというのは、なんだかんだ言ってまだアメリカでは全然主流じゃないです。なので、「あの~、私は普段からトレーダージョーズやWhole Foodsで買い物したり、IKEAの企業理念に賛同したりする、「違いのわかる消費者」なんでございますよ~。だからエコバッグ使ってるんですよ~。」と聞かれもしないのに宣伝するノリで、エコバッグをスーパーに持ち込んでるんです、多分。しかもタチが悪いことに、「わかりにくい」ではないですか・・・。10人に9人は、IKEAのレジバッグを見たら、「安いから買ったのね。ケチ臭いのね。」と思うでしょうからね。結局何の宣伝なんだか。

まあ、それはそれで仕方がないかな・・・正直、かっこ悪いことはやはりしたくないのです。(例え外し気味でも(笑))私のエコツボは抑えにくいところにある困り者ですが、マジョリティのエコツボを押さえることが、今後のエコの定着につながるかと思われます。

一方、「多勢に無勢」ということもあります。アメリカでは、みんなマグカップを持ち歩いてます。スタバのを持ってる人も多いけど、あれも「私、スタバ党でございます」と何気に宣伝することで、ちょっとした自己満足を得ているわけですね。で、みながマグカップを持ち歩いていると、自分はスーパーで$5.99で買ったものを持ち歩いていても、あまり気になりません。全然目立たないからです(誰も気にしちゃいない)。

なのでマグカップに関しては、無名のやつを持ち歩いています。ペットボトルなどは、採掘、輸送、ボトルと考えると無駄が多いので(特に海外からわざわざ空輸されてくるやつ)、朝これにコーヒーをつめていって、後は最近はけっこう水道の水を汲んで飲んでます。おいしくはないですよ。でも、死にはしないという感じです。かなり貧乏臭い気もしますが、みんながやっていると気になりません。これ、地味ですがかなりエコ貢献度が高いと思います。

話が脱線しちゃいました。結論。ファッションって「自分のこだわり」を外にアピールするツールなわけですが、「ファッションとしてのエコ」も同じ。ファッションの時代は、まだみんな色々試して自分が「何派」なのかを探す段階なのかな。それも落ち着いて本当に定着したら、そんなのもどうでもよくなって日常風景に溶け込んでいくのでしょうね。・・・まあ、そんな悠長なことを言ってる余裕がこの先どれくらいあるかはまた全然別の問題ですが。
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by kinky25 | 2007-11-13 15:14 | カンキョウの話。

Hempって。

b0069365_1465346.jpgちょっとちょっと~。これ違法じゃないの~??なんてことがあるわけはないのですが、「Hemp」=大麻、だと思いこんでました。

実はカリフォルニアは、アメリカでも数少ない「治療のためのマリファナ」が認められている州でございます。フランスの大麻事情、というおもしろい記事に、フランスでは「68年の5月革命を経験した世代が親になって、子供のマリファナを容認する空気がある、と書いてありました。この68年の5月革命とは、ものすごくリベラルでヒッピーなムーブメントだったわけですが、サンフランシスコも全米で1,2を争うリベラルでヒッピーな都市です。

ヒッピーとかってやっぱりサイケデリックな方向につながっていますよね。「環境」も、「エコ」が急速にトレンド化しはじめる前は、ヒッピー系の流れを汲んでいたりもしましたよね。そこに"Hemp"が出てくるので、「そういうことなのかな~」と勝手に勘違いしてました。

何のことかさっぱりわからないかと思います。実は"Hemp"が、「エコ素材」として最近急上昇中なのです。日本では「ヘンプ麻」と呼ばれているようです。この間エコバッグをいろいろ調べたときにも、ヨーロッパ系のエコバッグには"Organic hemp製"をたくさん見かけました。でも私が勘違いしていたとおり、このヘンプ麻、大麻とは全然別の種類。マリファナ成分は非常に低いそうです。なのでヘンプでできたエコバッグを持っていてもつかまったりはしません。トリップもしません、当たり前ですが。

Hempは100~120日ぐらいで生育し、いろいろな用途に使えます。繊維として、油として、燃料として。こちらの「すごいぞ!ヘンプ麻」という記事によれば、 ヨーロッパでは建材として使われたり、カナダでは化粧品素材として使われたりもしているようです。栽培が比較的容易であるということと、用途が幅広いということで、その「エコ素材」としての未来はかなり明るいようです。

植物をいろいろな工業用途に遣う試みは、もうずいぶん普及してきています。さとうきびやとうもろこしのバイオエタノール。ケナフを使ったPCの筐体。ただ最近何度か書いたとおり、地球は1個しかないので、その耕作可能面積は限られています。実際バイオエタノールは食物の値段をじわじわ圧迫し始めています。植物の工業転用はすばらしいことだと思いますが、それと同時に「どう土地を管理して使うか」ということがとても大事になってくると思います。

生態系が活動し、人が住み、畑をつくり、家畜を飼い、工業生産をし、CO2削減の植林もし。石油などを減らして、"Renewable"な資源に切り替えるということは、今よりもっともっとたくさんのモノを畑や林からつくらないとならなくなるということです。これを全部地球1個に「サステイナブルに」収めるのは、かなり至難の業かと思われます。

庭のお花をやめて、Hempを植えてみようかな。半分冗談ですが、アメリカの家の大きなお庭はかなり土地の無駄遣いだと思うので、せめてできるだけ有効活用してみようかと思ったりしています。あ、大きな庭っていっても、他の国に比べて、という意味です。家の庭はアメリカ平均ってところです!
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by kinky25 | 2007-11-03 14:45 | カンキョウの話。

CO2出しすぎで社員に罰金?

ここまで過激な試みは始めてみました。UKに本社があるWSP Environmentという環境コンサルの会社が、「職場以外」での社員のカーボン排出量をトラックして、年間6トンを越えた社員から1キロあたり5pの罰金を徴収し始めたとのこと!(今のところイギリスのみの試みのようです)

b0069365_6454287.jpgよくよく読んだら、これは強制ではなく、PACT (Personal Allowance Carbon Tracking)というプログラムに参加している社員のみのようです。それでも、「罰金」(fine)という考え方が非常にアグレッシブです。「自分に罰を課す」のだから、本当の意味でのやる気を問われますよね。私はこういう縛りがあると燃えるタイプなので、職場にこのプログラムがあったら参加したいなあ。

ちなみに、先進国では排出量が7-10トンぐらいの間だと思います。アメリカは10トンぐらいなので、6トンを達成するには40%の削減です。これはかなりきびしいですな。やっぱりね・・・・。真剣にやるとなると、車がガンなんだよなぁ、アメリカはよ・・・・。頼むから、街をぎゅーっと圧縮して、歩いていろんなところにいけるようにしてほしい・・・・・。

それで思い出したけど、唯一家から歩いて買い物に行けた(つーか片道30分かかるけど)コリアンマーケットが、突然つぶれてしまいました。ショック。そのため現在では、徒歩1時間以内にたどりつけるスーパーは、ただの1軒もございません!どんなとこや~。九州の片田舎にある私の実家よりひどいです。
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by kinky25 | 2007-10-25 06:02 | カンキョウの話。

ブタさんのリサイクル銀行

ワタクシ、一応女性なのですが、かわいいものに心を動かされることがほとんどありません。むしろ苦手です。キティちゃんとか全然わからないし、ぬいぐるみみたいなものは、部屋にあると「ほこりがたまっちゃってやだなあ」と思ったりしてしまいます。何かホルモンが足りてないんでしょうか。


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・・・そんな私が、このコにやられました・・・。

えらくかわいいです・・・・・。



このブタさんが目印のRecycle Bankは、文字通りリサイクルしたポイントを口座に貯めて、協賛企業の商品券などと引き換えて使える、というもの。参加したい人は、

① Recyclebank専用のゴミ収集箱を家に設置する(アメリカの場合、収集日に家の前にでかいゴミ箱を置いておくと、収集車が中身を回収してくれる、というのが一般的だと思います)。この専用箱にはバーコードがついていて、顧客情報を読み取るようになっています。
② RecycleBankの収集車が収集に来る。ゴミは計量され、重さによってポイントが口座に加算される。
③ ポイントを商品券などに換えて使いましょう!・・・他にもいろいろな換ポイントのオプションがあります。

アイディアとしては新しいものではないと思いますが、このRecyclebankは、このビジネスを大規模で展開できるだけの資金と協賛企業を集め始めているようです。今回コカコーラから$2ミリオンをゲット。他にも、IKEAなど大手が協賛している模様。

面白いのは、この会社を作った人たちはみんな、デロイトコンサルティングなど一般の会社出身だということ。CRS(企業の社会貢献)の流れで立ち上げた会社のようで、環境系やゴミの専門家はいないみたいです。つまり、Entreneurshipの一環のような形で、Greenビジネスに勝機を見出して異業種から参戦する人が増えているということなんでしょうね。

おもしろい現象です。こういう動きは今後も加速するでしょう。

それにしても、ビジネスやマーケティングの専門家が集まると、ゴミの話もこんなにきれいに。(アメリカの平均的な家庭ゴミの円グラフです)

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いろんな専門家がまざるとやっぱりいいですね。

・・・ブタさんのせいでちょっとえこひいきしちゃってるかもしれません。
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by kinky25 | 2007-10-12 14:16 | カンキョウの話。

オーガニック・コスメ。これ、いいかも・・・。

化粧品は、アメリカに来てもずっとDHCを使ってました。試行錯誤した結果、肌と髪のケアは、自分の国のものが一番いいと思ったからです。でも、先日ローションを切らしてしまったので、たまたま買い物に行ったNatural Food Co-opで、これを買いました。↓真ん中の、Perfecting facial tonerというやつ。コエンザイムQ10につられました。

b0069365_13385224.jpg・・・・なんじゃこりゃ。

使い始めた次の日から、お肌がしっとりつるつる!

いえ、もう曲がり角をすぎておりますので、しっとりもつるつるも、完全に「当社比」なんですけど、それでも、昨日と手触りが全然違ったのです。まあ、新しいコスメって使い始めて数日はなんだかすごくいい感じがすることって多いので、もう少し見守ってみたいのですが、それにしてもここまで「わっ!違う!」と感じたのは久々でした。ただのローションなのにね。

これを作っている会社、Avalon Organicsに俄然興味を持ち、Webで調べてみました。サクラメントから車で3時間ほどの街、Petalumaに本社があって、従業員50人。小売ベースでの年商$90million(100億ぐらい)。

社員50人ってそんなに大きな会社じゃないですよね。でも、すごくアグレッシブに会社の理念を追求しているようです。オーガニックの品質にこだわり、人工的な化学物質を極力排除。オフィスも倉庫も100%ソーラー発電で、リサイクルを徹底。全部は書きませんが、言ってみれば、「環境マネジメント」の授業の題材にできそうな優等生ぶりです。ちなみに50人で年商100億ってすごく効率いいんじゃないでしょうか。小売の世界から離れて久しいのですが。

ところで、EUといえば環境対策では世界最強の厳しい法律を課しています。それがグローバルスタンダードとなって、他の国が真似することもしょっちゅう。そのEUで、Cosmetic Directive(化粧品指令とでも訳すのかな)が2003年に改正され、化粧品に含まれる1100種類に及ぶ化学物質が規制の対象になったそうです。Avalonは、このDirectiveを100%守っているらしい。さらに、化粧品にはほとんど入っている保存料のパラベンを排除するために、1億以上のお金を投資したとのこと。

社員たった50人の会社で、リスクをはって理念のためにお金を使い、ポリシーを貫きとおすというのはとても勇気の要ることだと思います。パタゴニアにも通じる潔い姿勢です。そしてまたまたパタゴニアに通じるのが、「モノがいい」(パッケージは超ミニマルですが)ということであり、「社員が社員であることに誇りをもって働いている」、というところです。

化学物質を排除する、と人事のように書きましたが、化学物質って現代の生活の中には、気が遠くなるぐらいあふれかえっています。それを減らすというのはおそろしく手間と時間がかかり、プロセスの効率が下がり、製品の保存期間が短くなり・・・・といろんなリスクをともないます。この社員50人の会社は、それをやって、ソーラーパネルで発電して・・・・。でつくっているのは、ただでさえコストの高いオーガニックの化粧品。

なのにですね。

高くないんです。このコエンザイムQ10のローションで$10ちょっとだったんです。

グリーンプロダクトは値段が高い。消費者はそれにプレミアムを払わなければならない。・・・というのが定説ですが、これ、なんでこんなに安くできるんだろう。しかもしっとりつるつるになるのに。何がどうなっているんだろう???もうちょっと調べてみたくなりました。

ところで、Last but not leastなんですが、しっとりつるつるは何が勝因なんでしょうね。化学物質が入っていないからなんでしょうか。オーガニック・コスメも、もう少し調べてみないとな。効き目があるとなると急に興味を持つなんて、ゲンキンかしら・・・。
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by kinky25 | 2007-10-10 13:29 | カンキョウの話。

パタゴニアの挑戦は続く。 - Footprint Chronicles -

Patagonia(パタゴニア)といえば、環境マネジメントの授業でもよく取り上げられる、世界でも1,2位を争うGreenな会社です。LAとサンタバーバラの間にあるVenturaという町に本社があります。

そのパタゴニアが今取り組んでいるのが、Footprint Chroniclesというプロジェクト。まだベータ版ですが、興味ある方はぜひ(英語です)。

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これは、一つ一つの製品に対して、デザインがどこでおこされて、原料がどこでとれて、どこに運ばれて、どこで縫製されて・・・という流れを記録して、製品全体の環境負荷(総移動距離数、それにかかるCO2排出量、過程で出るゴミの量、エネルギーの消費量)を把握しようという、壮大な試みです。簡易型LCAの一つの形ともいえるでしょう。一つ一つの製品に対して、ですよ。すごいです。

*********例えば、Synchilla Vestという製品。

総移動距離・約8000キロ。
CO2排出量・13キロ。
ゴミ・105グラム。
エネルギー・58MJ。

いい点: 100%リサイクルされた原料を使用。さらに、リサイクルの原料を北米で集め、メキシコで生産し、またアメリカの配送センターに戻すことで、地理的にコンパクトなサプライチェーンを実現。さらに、使用済み製品もリサイクルできる。

悪い点: トラックでの輸送は、CO2の排出量が他に比べて多い。そのため、サプライチェーンを北米圏内でコンパクトにおさめたのはいいのだが、すべての輸送にトラックを使うことになってしまった。結果、サプライチェーンに海外が含まれていて船便を使っている製品よりも、実はCO2排出量が高くなってしまう場合がある。

パタゴニアの考え: サプライチェーンを小さい地域に納めることはいいことなのだが、環境の観点からは必ずしもそうはいえない。

あなたはどう思いますか?: フィードバックをお待ちしています!****************

となっています。

・・・・・・すごい。いろいろすごい点がありますが、まず、遠い昔にアパレルのダメダメ営業マンだった私にしてみれば、アパレルでこんな壮大なことをやろうという勇気がすごい。思わず「これをやるにはどれぐらい利益率が必要なんだろう・・・」とつぶやいてしまいました。

服はファッションです。流行です。流行は気まぐれです。消費者は本当に気まぐれです。昨日売れたシャツを、来週大量投入しても、もう売れないかもしれない。それぐらい厳しい世界です。「旬」を一日でも逃したらおしまいという点では、生鮮食料品に近いかもしれません。旬を読み違えた製品は、無情にも在庫として残ってしまうので、あとは値段を下げてバーゲンで売るか、アウトレットのようなところに段ボールいくらで売るしかありません。シーズン通して「旬」を保ち続けられるのは、ほんとに今が「旬」な、一握りのブランドだけでしょう。---バーゲンやらないブランドなんて、数えれるでしょう?後は多かれ少なかれ、旬を逃した製品を値下げしながら、利益を削りながら商売をやっています。

なので、流行を追うブランドで、Footprint Chroniclesをやるのは無理じゃないかと思います。大体企画書が通らないでしょう。その製品がほんとに売れて、利益を出せるかもわからないのに、さらにお金をかけてその製品のCO2排出量を計算するなんて。

パタゴニアは、アパレルではあるけれど、薄利多売で流行を追及するビジネスモデルではない。彼らが売っているのは、流行ではなく、質であり、こだわりであり、会社としてのポリシーです。それに賛同する顧客たちがプレミアを払うので利益率を保てるのでしょう。そのプレミアの一部で、会社のこだわりである環境への取り組みを拡大していっている。そうでなければ、パタゴニアとて営利企業ですので、立ち行かなくなるはずです。

パタゴニア、勇気があります、本当に。きっと顧客と大きな信頼関係で結ばれているのでしょう。明日売れるという自信がなければ、できない企画です。パタゴニアの服は、1シーズンで捨てられたりせずに、大事に着られるでのでしょうね。作るほうにも売るほうにも買うほうにも、思い入れがたくさんあるのでしょう。

サステイナブルって、何も難しいことじゃないと思います。結局「モノを大事にする」、ということにつきる。こだわりを持って大事に作って、ちゃんと利益を確保できる製品じゃなければ、その生産から消費までを追いかけて、CO2の排出量を・・・なんて無理でしょう。80円でつくって99円で売るような製品には、そこまで手をかけている時間もお金もないでしょう。Wal-Martにある製品全部にそれをやうと思ったら、何百年もかかるんじゃないかな。

このFootprint Chronicles、上でも書いたとおり、みなさんからのフィードバックを鋭意受付中!とのことなので、ぜひご参加ください。
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by kinky25 | 2007-09-30 14:02 | カンキョウの話。


筆者: 環境庁勤務・一児の母。 生息地: カリフォルニア・サクラメント。  ブログについて: サイエンスとトレンドを融合した、わかりやすいエコ・温暖化・サステナビリティ。コメント歓迎です(除く営業)


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